インタビュー
イノベーション研究 第37回 「カロナビ」
管理栄養士やダイエットのプロによるダイエットサービスを提供
- 公開日:2016/01/27
- 更新日:2024/03/31
本研究では、組織の中でのイノベーション創出のヒントを得るために、イノベーターの方々にインタビューを実施しています。
第37回は、株式会社クオリア代表取締役の勝城嗣順氏のご登場です。
勝城氏は、ウェブ系のエンジニアやゲームデザイナーの経験を経て、ヘルスケアの領域に革新を持ち込んでいます。スマートフォンで写真を撮り送るだけでカロリー計算や栄養指導が受けられるヘルスケア領域のコミュニケーションサービス「カロナビ」を開発し、リリースしているのです。
国民皆保険が浸透している日本では、ヘルスケア領域の新事業はそう簡単ではありません。それをものともせず、凄いスピードで事業を前に進めているのです。その行動は大胆にして繊細。計画的であり実践的です。さっそく、勝城氏のイノベーション創出ストーリーをご覧ください。
- 目次
- スマートフォンで写真を撮って送るだけ 栄養士がカロリーを計算。アドバイスやダイエット指導も
- ダイエットだけでなく、生活習慣病の予防や改善にも活用 無料会員数は約3万人
- スポーツジム感覚で利用できる価格帯で提供 専門家にダイエットを習う文化を定着させたい
- 実績豊富なスタッフ 健康管理やダイエットへの強い情熱
- ヘルスケアに必要なのは楽しめること ゲームの世界の概念を持ち込むことに成功
- 自分自身が第一の顧客 バランスのよい食事と運動を習慣化させる
- 総括
スマートフォンで写真を撮って送るだけ 栄養士がカロリーを計算。アドバイスやダイエット指導も
毎日の食事が健康の基本であることは誰でも頭では理解しているが、バランスのよい適度な量の食事を食べ続けることは至難の業だ。ついつい食べ過ぎたり、栄養が偏ったりしてしまう。ダイエットや生活習慣を改善するために、何とか手軽に食事の管理ができないだろうか、と思う人は多い。
そんな人向けに画期的なスマホアプリが開発されている。毎回の食事を写真に撮って送ると、栄養士が食事写真を見ておおよその摂取カロリーを推測し、栄養アドバイスが受けられるダイエットアプリ「カロナビ」である。2014年11月にカロリー判別のみの無料サービスとして始まり、2015年末からは管理栄養士・栄養士・ダイエットトレーナーなどからの個別指導をチャット形式で受けられる有料サービスを中心にリニューアルを行った。
このアプリを開発したのがクオリアの代表取締役、勝城嗣順氏である。1981年生まれ、京都府出身。大阪のWeb制作会社でデザイナー・エンジニア・ディレクターなどさまざまな経験を積み、さらなるキャリアアップのため、大手電機メーカーでの携帯端末UI/UXデザイナーなどの経験を重ね、フリーランスとして活動を開始する。2007年秋、ITビジネスの成長源は東京にあると考え、上京し独立することを決断。
都内では良好な人脈を築くことができた。法人設立のきっかけは、知人社長の紹介で、現在は独立系ベンチャーキャピタル、インキュベイトファンドのキャピタリストである、本間真彦氏と知り合ったことだった。エンジェル投資家である本間氏は、ビジネスモデルの有望性だけではなく、それを事業として成長させる経営者の人柄を大変重視する。本間氏のファンドからの投資と支援により、2008年1月、Webメディアやソーシャルゲームを制作・運営する企業を都内で立ち上げた。B2Cメディアサービスの立ち上げやソーシャルゲーム事業への参入など、さまざまな経験を積み、実践形式で経営を学び続けた。
本間氏とはその後も8年以上にわたりさまざまな支援を受けながら交流を続け、「カロナビ」を運営する株式会社クオリアの設立にも本間氏は深く関わっている。
勝城氏が話す。「本間氏がキャピタリストを務めるインキュベイトファンドでは、レシートを写真に撮って送ると、「人」が入力と分類をしてくれる家計簿アプリ『Dr.Wallet』の運営会社に出資しており、既存のITシステムだけではカバーしきれない部分を「人の力」でサポートする強みを活かしたサービスを、ダイエット・ヘルスケアの領域でやれば、大きなイノベーションが起こるのではないか、というビジネスアイデアがありました。私はこれまでゲームやエンターテインメントを中心にビジネスを行ってきましたが、美容と健康、そしてヘルスケア分野でのビジネスにとても深い関心があったため、ぜひとも事業を立ち上げ、大きく成長させてダイエット業界に新たなイノベーションを起こしたいと思いました」
その後、改めてビジネスモデルの検討を行い、2014年7月、株式会社クオリアを設立。インキュベイトファンドより第三者割当増資による支援を受ける。「カロナビ」がリリースされたのは、その約4カ月後の2014年11月である。
ダイエットだけでなく、生活習慣病の予防や改善にも活用 無料会員数は約3万人
こうしたカロリー管理を目的としたダイエットアプリはすでに市場に多く存在している。食事のカロリーデータベースが提供され、食べた品目ごとに検索し、自分で選択して計算していくものだ。アプリの価格は無料か、高くても数百円なので、敷居は低い。しかし、どうしてもカロリーの検索や登録が面倒になり、続かないという欠点がある。またすべての食事をカバーしているわけではない。自炊や外食などの場合はカロリーデータを入力できないこともよくある。こうしたダイエットアプリのほとんどは、いわば自己管理ができる人のためのツールといえよう。
「カロナビ」は違った。面倒な入力を必要とせず、写真を送るだけでカロリーが分かるのだ。この革新的なコンセプトのダイエットアプリは多くのユーザーにも評価され、ほとんど広告出稿を行うこともなく、1年間で3万人近くの会員を集めた。人力によるオンラインでのカロリー判別、栄養指導を行う運営体制やビジネスモデルの構築に注力を行ったことが奏功したのだ。
2年目からは、有料でのパーソナルダイエット指導サービスを中心に展開していくビジネスモデルで事業成長をねらう。会員層は、ダイエットに関心がある20代から30代の男女だけではなく、健康診断で生活習慣病のリスクが高いことを知り、メタボリックシンドロームの改善を目指したい40~50代のユーザーにも数多く支持されているのが特徴だ。
スポーツジム感覚で利用できる価格帯で提供 専門家にダイエットを習う文化を定着させたい
専門家によるマンツーマンのダイエット指導が受けられるサービスもすでにあるが、数カ月間で総額何十万円という価格帯が多く、誰でも気軽に利用できるようなサービスではない。カロナビは誰もが気軽に使える価格帯として、月額数千円程度での提供が出来るモデルを前提にサービスの設計を行った。
「専門家である栄養士が直接指導し、しかも価格は手ごろという点が「カロナビ」のビジネスモデルの強みです。「カロナビ」は、家庭教師や学習塾、習い事、スポーツジムと同じ価格帯です。他社のサービスを2カ月利用するより、「カロナビ」を1年間利用する方が安価になる場合もあります。1年間も継続すれば必ず一生続く習慣になります」
「ダイエットというカテゴリーには、塾や家庭教師のように、継続的に投資可能な価格帯で自己成長・自己改善を支援するサービスが圧倒的に不足しています。自分自身の成長や改善のための投資ができるユーザー層が、ダイエット専門家の指導のもとで健康や体重を適切に管理する正しい知識と方法を学ぶ文化を定着させることができれば、日本人はもっと健康的になり、健康寿命が延伸し、医療費も下がると信じています」
実績豊富なスタッフ 健康管理やダイエットへの強い情熱
「カロナビ」で働く栄養士は、写真からおおよそのカロリー、栄養バランスを推測し、ユーザーの食事傾向や体重情報、カルテなどを元に栄養指導をオンラインで行う。現在約20名の栄養士が対応しているが、全員がオフィスに通勤しデスクで勤務している訳ではない。募集から契約、実際の業務まで、すべてクラウドサービスやネットを通じて行っている。
栄養士は、フルタイムで業務を行うマネージャー管理栄養士が数名在籍しているが、大半が以前は食品メーカーや病院、福祉施設などで栄養士、管理栄養士としての業務経験があり、資格と実績はあるものの、結婚や出産などの家庭の事情でフルタイム勤務が難しいという主婦などが多い。なかにはカリブ海の小島に移住されている人もおり、時差をうまく使って日本時間で夜間の対応を担当している。実績豊富なメンバーが、今まで活かすことのできなかった貴重な経験と資格を、在宅での空き時間を活用して業務を行っている。地方在住の人が多く、雇用創出にも一役買っているという。スタッフの保有資格は栄養士、管理栄養士だけでなく、食生活アドバイザー、ウォーキングトレーナー、サプリメントアドバイザー、野菜ソムリエなど、とても多彩だ。
「カロナビ」のダイエットプログラムは、栄養士からのカロリー判別と、栄養バランスのアドバイスで生活習慣の改善を促していく。担当する栄養士は兼任制となっているが、ほぼ24時間365日、必ず誰かが作業を担当しているため、食事登録後からアドバイスまでのレスポンスは迅速だ。また、カルテや指導履歴は共有されているので、担当者によって指導ポイントが食い違うということはない。
「他社の類似サービスではトレーナー専任制が多いのですが、食事は年中無休で送られてきますので、担当する方の負担は非常に高いものです。365日休みなく対応できるトレーナーの確保も大変でしょう。『カロナビ』では、運営体制やシステム面を工夫することによって、兼任制であっても、専任制以上のサービス品質になるように努力しています」
「具体的な指導内容の例としては、食事内容をチェックし、ここは改善しましょう、という点を見つけ出します。珈琲にミルクや砂糖を多く入れていたら、まずそれだけでも止めてみませんか、と。本人にとって無理のない小さな改善を積み重ねていくと、いずれ砂糖を入れないで珈琲を飲むのが習慣化します。そして次の改善点を探していく、という流れです。もちろん人によって改善すべき点は異なりますので、すでに痩せ過ぎの方は食事を増やし、運動を勧めることもあります」
ヘルスケアに必要なのは楽しめること ゲームの世界の概念を持ち込むことに成功
勝城氏は事業家としての自らの強みを「エンジニア兼ゲームデザイナーであること、美容、健康、ダイエットに関する知識が豊富なこと、何よりも『健康』は人生で一番の情熱を注ぎ込める分野」という点におく。サービスの基盤となるシステムやアプリの仕組み、設計のノウハウ、インターフェースデザイン、ユーザーが楽しくダイエットを続けられるようなゲーム的要素に加え、健康管理・ダイエットの基礎となる食事や運動に対する豊富な知識をバランスよく兼ね備えているからこそ、実現できたサービスだという。
エンジニア兼ゲームデザイナーとしての勝城氏はこう語っています。「効率のよいダイエットプログラムがあっても、そのメソッドがアプリを通してユーザーに伝わり、実行でき、継続できなければ意味がありません。そのためにアプリのデザインや機能をどのように設計するか、ダイエット、アプリ開発、サービス設計、すべてに精通していなければ良いものはできません。とてもやりがいのある仕事です」
「『カロナビ』のようなサービスは、栄養学の専門家として真面目に考えるのであれば、写真だけカロリー計算すると誤差が出る可能性が高く、間違う可能性もある。とリスクを先に考えてしまいがちです。確かに写真から分かる範囲で推測を行うため、多少の誤差は発生します。実際、カロリーが分かっている外食の食事写真と表示カロリーと少し違う、と問い合わせる人もいますが、それは大きな問題ではないと考えています。多少の誤差が発生するというリスクよりも、自分は食べ過ぎていないか、栄養バランスはいいか悪いかが、写真だけで簡単に分かり、簡単に無理なく続けられて、結果的に生活習慣が改善して健康になれたというメリットの方がはるかに大きいはずです」
自分自身が第一の顧客 バランスのよい食事と運動を習慣化させる
勝城氏はもちろん自分自身でも「カロナビ」を活用している。実際、「カロナビ」で提案された食生活改善と有酸素運動を中心としたプログラムを実践することで、60kgから52kgへの減量に半年で成功している。カロナビダイエットプログラムの指導要領は同社のマネージャー管理栄養士が監修しており、その効果は確かなものだ。
「私がダイエットを意識するようになったのは20代後半の頃です。もっと若い頃は太れない体質だったのですが、年齢と共に体重が増えるようになり、ついには健康診断で脂肪肝と診断されるほどになりました。これはいけないと、さまざまなダイエット方法を試したのですが、いずれもうまくいきませんでした。一時的に痩せたとしても、習慣化しなければいずれ体重は戻り、また違うダイエット方法を探すことを繰り返しているだけでした。結局、成功して継続しているダイエット方法は、バランスの取れた食事と適度な運動を無理なく習慣化させる方法以外は存在しませんでした。しかし、世の中のニーズは『楽して痩せたい』です。極端な食事制限や過酷な運動が必ず必要だと考える人も多く、効果の疑わしい健康食品やサプリメント、ダイエット器具などの安易なダイエット法が世間に氾濫しています」
「私たちは、健康管理やダイエットで困る人をゼロにするという使命感があります。必要なら誰でも気軽にダイエットや健康管理の正しい指導が受けられる。専門家の指導により、効率よく、継続的に努力をすれば、誰でもダイエットに成功し、一生の健康を手にすることができる文化を作りたいと考えています」
現在は経営面での優先順位もあり、有料サービスの利用が前提になっているが、将来的には無料会員を含め、ユーザー数を数百万人規模にまで増やし、ダイエットアプリといえば「カロナビ」という地位を確保したいとのこと。そのときはフリーミアムのビジネスモデルであるソーシャルゲーム系アプリのプロデュースの経験が最大限に活かされるだろう。
今後の展望については、一般ユーザー向けのサービスで指導実績を積み、法人向けサービスを拡充することを予定している。例えば、エステサロンやスポーツジムとの連携で、家庭での食事指導をサポートする食事指導のアウトソーシングサービスや、健康リスクデータの収集ツール、マーケティングツール、従業員向け福利厚生ツール、特定保健指導の補助ツールなど。法人向けのカロナビサービス提供については、すでに問い合わせがしばしば来ているとのこと。
スマートフォンの普及により数々の新しいイノベーションが起こり、便利で高機能なサービスが手元からいつでも利用できるようになったが、まだまだイノベーションの余地はある。「カロナビ」は、ダイエットや健康管理に悩みを抱える【人】と、栄養士という【人】を繋げるヘルスケア・コミュニケーションサービスである。「人の言葉の強さ、温かさ」を活かしたこのサービスが成長し、大きく広まることで、日本人の健康意識が変わり、年々高騰する日本の医療費が本当に削減されることを期待したい。
総括
勝城氏のイノベーション創出ストーリー、いかがでしたか? ヘルスケアの領域で簡単・便利にダイエットに取り組める「カロナビ」を開発し、習慣化を促すことで医療費の削減を目指す勝城氏の行動をさっそく振り返っていきましょう。
エンジニア×ゲームデザイナー×ヘルスケア
異なる概念の新結合でイノベーションを創出
勝城氏はデザイナー、エンジニア、ディレクターなどの経験を積み、さらに携帯端末UI/UXデザイナーなどの仕事を成し遂げてから、ヘルスケアの領域で事業を立ち上げています。ヘルスケア、特にダイエット分野の持続性に注目し、ゲームデザイナーとしての経験を掛け合わせていきます。それは、何よりも楽しむこと。楽しくて継続性が高まり、ごく自然に習慣になっていくことが必要だと考えたのです。
イノベーションは、オーストリア・ハンガリー帝国の経済学者であるシュンペーターによって定義された1912年以来、基本定義として新結合をおいています。それは発明や発見などではなく、何かと何かを掛け合わせて繋げることをイノベーション生成の原点としているのです。
勝城氏の場合は、エンジニア×ゲームデザイナー×ヘルスケアの掛け合わせでイノベーションを創出しているといえます。エンジニアとしての豊富な経験と確かな技術力を前提に、ゲームデザイナーとしてフリーミアムの概念を持ち込み、ヘルスケアの不を探索して「カロナビ」を実現していったのです。それはまさに新結合の連鎖といっても過言ではないでしょう。
自分が欲しいものを作る
楽しんで続けられることの大事さ
勝城氏自身が「カロナビ」の実践者です。勝城氏に対して実際に「カロナビ」で提案された食生活改善と有酸素運動を中心としたプログラムを実践することで、60kgから52kgへの減量に半年で成功しています。そこでは、自分自身が一番の顧客ということができます。ユーザーとしての自分自身の経験を大切にしながら、事業開発を推進していったのです。
この経験が2つのことを導き出しています。1つが、バランスのよい食事と適度な運動の重要性です。成功するダイエットは、このこと以外にあり得ないという結論を見いだします。もう1つが、自分も含めたダイエットをしたい人のニーズの根本に、楽しく痩せたい、ということがあることの確信です。楽しくないと続けられない。楽しければ続いて、次第に習慣になっていくのです。
「顧客にどんなものが欲しいか訊いても無駄だ。例えば馬車の顧客にどんなものが欲しいか訊いたら、もっと速い馬車が欲しい、と言うのが関の山だ」。ヘンリー・フォードやスティーブ・ジョブズが言ったとされるこの話の対極に、自分自身が欲しいものをつくるということがあります。メーカーなどの新商品開発ではよく言われることがあります。「自分が一番欲しいものを作れ」。顧客としての自分自身に耳を傾けることが何よりも大切だと、勝城氏は体現しているのです。そして、事業に生々しい手触り感を得ているのです。
日本の医療費は年間40兆円
健康寿命延伸を促し、医療費の軽減を目指す
2015年10月に、厚生労働省が日本の国民医療費の確定数値を発表しています。40兆610億円です。1990年には約20兆円だったので、この四半世紀で倍になっている訳です。その傾向は高齢化の進展や医療の高度化の影響もあり、一年に1兆円程度増え続けることが予想されています。
勝城氏はダイエットの世界で継続的に自己成長・自己改善を支援するサービスが圧倒的に不足していることに注目し、「カロナビ」を開発しました。その鍵は、健康や体重を適切に管理する正しい知識と方法を学ぶ文化の定着です。それは、対症療法ではなく根本対策のように聞こえます。そうすることで、日本人の健康を促し、健康寿命が延伸し、結果的に医療費を軽減させようというのです。その志は高く、ビジョンは明快です。
勝城氏が仕事場にしているのは、天王洲アイルにあるスタートアップ企業を支援するコワーキングスぺース「samurai startup island」です。多くのスタートアップ企業が入居する開放的な雰囲気のオフィスのなかにはこんな標語が掲げられていました。「できるできないではなく、やるかやらないかで、世界を変える!!~起業家のトキワ荘」。まさに、圧倒的な推進力で事業を前進させている勝城氏自身を表現している言葉のように感じられた取材でした。
【総括(文):井上功 /インタビュー(文):荻野進介】
PROFILE
勝城 嗣順(かつしろ ひでゆき)
Web/UI/UXデザイナー、Flashエンジニア、サーバーエンジニア、PHPエンジニア、マーケティング、ディレクターなどベンチャー企業にて幅広いスキルを経験後、2007年より独立。Webサービスやソーシャルゲームのプロデュース・運営を行う。美と健康とダイエットに関する深い知識、男女双方の健康や美的価値観に深い理解があり、特に「楽しさと美と健康」には絶対の熱意あり。ダイエット業界を変え、健康管理に困る人をゼロにするためインキュベイトファンドの支援のもとに株式会社クオリアを創業。
執筆者
サービス統括部
HRDサービス共創部
Jammin’チーム
マスター
井上 功
1986年(株)リクルート入社、企業の採用支援、組織活性化業務に従事。
2001年、HCソリューショングループの立ち上げを実施。以来11年間、(株)リクルートで人と組織の領域のコンサルティングに携わる。
2012年より(株)リクルートマネジメントソリューションズに出向・転籍。2022年より現職。イノベーション支援領域では、イノベーション人材開発、組織開発、新規事業提案制度策定等に取り組む。近年は、異業種協働型の次世代リーダー開発基盤≪Jammin’≫を開発・運営し、フラッグシップ企業の人材開発とネットワーク化を行なう。
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