STEP

スクロール

成長経験デザインとは

リーダーになる経験をデザインする
コンサルティング

次世代の事業を担うリーダーや経営人材に求められる能力の多くは、仕事経験を通じて育成・開発されます。
しかし、失敗が許されない競争環境への変化、専門分化によってスペシャリストの人材育成が重視されるようになるにつれ、次世代リーダーや経営人材として成長する経験を積む機会は少なくなっています。
そのため、組織において事業を担う次世代リーダーを生み出し続けるには、良質な経験をこれまで以上に意図的に創出するキャリアプランが不可欠になります。

「成長経験デザイン」コンサルティングとは、リクルートマネジメントソリューションズが開発した、事業を担う次世代リーダーを計画的に育成していくための体制作りを支援する、新しい人材育成支援コンサルティングです。

リーダーの成長の鍵となる
「8つの経験」

経験をデザインするための第一歩は、成長に必要な「経験」とはなにかを、明らかにすることです。企業によって必要な経験は異なりますが、汎用的な枠組みを土台にすることで、その発見はスムーズになります。

弊社では、さまざまな先行研究や、これまで多くの企業で事業を担うリーダー育成の支援を行ってきた事例を元に、「リーダーの成長を促す8つの経験」を抽出しました。 「成長経験デザイン」コンサルティングでは、この「8つの経験」を土台にしながら、自社のリーダーの成長にとって必要な経験を抽出し、成長にむけての道のりをデザインしていきます。

*「リーダーの成長を促す8つの経験」と、コンサルティングの具体的なステップは「コンサルティング概要」
*8つの経験を紹介する「連続小説 新のリーダーへの道」

コンサルティング概要

大きく3つのステップで、
成長経験をデザイン

Step 01

事業経営を担うリーダーに求められる「成長経験」を明らかにする

経営を担うリーダーに求められる能力(スキル・スタンス)は、仕事における経験を通じて開発されます。その能力を定義すると共に、能力開発に必要な経験とは何かを明確にすることが重要です。

弊社が先行研究や調査から導き出した「リーダーの成長を促す8つの経験」や、「経験を構成する3つの要素」などの枠組みを元に、インタビューやアンケートデータなどから貴社にとっての独自の「成長経験」をあぶりだしていきます。

【リーダーの成長を促す8つの経験】

  • 事業・社会における責任・影響を実感する経験
  • 自分なりの問題意識に基づき目標を定め、行動する経験
  • 多様な価値観の人と仕事をする経験
  • 権限が及ばない人を動かす経験
  • 従来の知識・経験が通用しない状況の中で成果を出す経験
  • ヒト・モノ・カネをマネジメントする経験
  • 経営者やプロフェッショナルの考え方や覚悟に触れる経験
  • 責任者としての覚悟や主体性を問われる経験

Step 02

成長ストーリーを描く

経験を抽出した後は、それらの経験を効果的に積みあげていくための、最適な流れを描いていきます。
会社の事業や置かれている環境によってリーダーに求められる能力は変化します。それに応じて、積み上げるべき経験の順序や、必要な職務経験の多様さなども異なります。

そこで、さまざまな経験を、どのタイミングで積み上げていけばよいのか、各社に合わせたモデルを作成。リーダーの成長ストーリーを描いていきます。

【ストーリーの設計イメージ】
ストーリーの設計イメージ

Step 03

成長のサイクルを支える場を作る

経験を基点にした育成に継続的に取り組んでいくためには、何らかの仕組みを導入する必要があります。
その仕組みの1つとして、たとえば人材開発会議があります。
人材開発会議では、どの候補人材がどのようなステータス(能力/発揮しているパフォーマンス)か確認し、成長課題を克服していくために必要な経験(職務のアサインメントやOJT)を議論します。
人材開発会議で議論する前提となる候補人材の情報については、現場上司からの情報に加えて、タレントマネジメントシステムによる情報を活用することも有効です。
そのほかに、リーダー一人ひとりが、自らの仕事機会を通じて、どのような成長課題を設定し、仕事を通じて学習を行っていくべきか、意味づけや内省を支援する施策なども行っていきます。
このように、リーダーの成長を議論する場と情報を整備することを通じて、人材育成のサイクルを回していきます。

成長サイクル図

企業事例

さまざまなエクセレントカンパニーで
事業を担うリーダーを育てる体制作りを支援

Case 01

事業を担うリーダーが育つキャリアプランの策定
企業概要:組織規模 約5000名/製造業

背景
  • 次世代リーダーの人材の質と量ともに不足しており、成り行き的な育成から計画的な育成に転換していくことが急務となっていた
  • 特にコアとなる人材におけるリーダーとしてのスタンス開発に取り組むことが求められていた
  • 人材開発に必要となる経験がブラックボックスになっており、可視化する必要があった
施策
  • 次世代リーダーの候補人材に必要なスタンスを定義
  • スタンスを開発するために必要な経験を可視化
  • 成長ステージごとに必要な経験を設定し、その経験ができる職務を紐付けし、キャリアパスを作成
成果
  • 経験を軸としたキャリアパスの作成によって各部門の職務が可視化され、部門横断で育成に関する議論を行う視界が揃う
  • 人材開発委員会による中長期的な育成を検討する体制が構築
  • タレントマネジメントシステムと経験を連動させることで、計画的な異動・配置を推進するための仕組みを構築

Case 02

経験ディクショナリーによるジョブアサインメント支援
企業概要:組織規模 約3000名/サービス業

背景
  • リーダー人材の育成に力を入れており、人材開発委員会も各現場で展開していたが、育成的観点からの具体的なジョブアサインメントにつながらないケースが散見していた
  • 中長期的な育成計画と短期のジョブアサインメントの接続に問題意識を持っていた
  • 現場マネジャーがジョブアサインメントを検討する際の支援ツールの作成に着手することとなった
施策
  • 現リーダー人材のインタビューから一人ひとりの経験ストーリーを抽出
  • 各成長ステージごとの具体的な経験例を整理し、ディクショナリー化
  • ジョブアサイン後の上司に求められる関わりも経験ストーリーから抽出し、ガイドラインとして設定
成果
  • ジョブアサインのバリエーションを提示したことでどのような仕事をアサインすべきなのかということについて現場理解が促進
  • ジョブローテーションのみに頼らない仕事経験による成長を支援する足がかりとなった
  • 人材開発委員会での議論の材料としても活用可能に

Case 03

技術職からの幹部人材育成のための経験の明確化と人材育成会議への接続を支援
企業概要:組織規模 約1000名/エンジニアリング業

背景
  • 現在、製造関連の部署の幹部社員はすべて総合職コースの社員であるが、今後は技術職コースからも幹部社員をつくっていきたい
  • 実際に、幹部社員になり得る候補者が技術職コースから数名出てきており、その人数を増やしていきたい
  • 今後、当該の部署の幹部や管理職が集まっての人材育成をテーマとした会議を実施していく予定であり、その場を効果的に運営できるようにしたい
施策
  • 現在の幹部候補社員がなぜ候補になり得たのかを明らかにするために、これまでにどのような経験をしてきたかを、業務内容や影響を与えた出来事・人物の関わりに着目して分析
  • 経験に関しては、業務上だけでなく、業務以外の経験(研修、社外活動等)についても確認
  • 明らかになった経験をもとに、幹部社員候補を増やしていくための施策を策定
成果
  • 幹部候補社員を育成するには、どのタイミングで、どのような経験を通して、どのような能力を身につけることが有効かを明らかにできた
  • また、ただ経験させるだけではなく、その経験を効果的なものにするために、上司としてどのような関わりをする必要があるかを明らかにできた
  • 上記の情報を当該部署の現幹部・管理職と共有することで、人材育成をテーマとした会議の運営が効果的に行われることにつながった

連続小説 「真のリーダーへの道」

あるリーダーが仕事経験を通じて
事業を担えるまでに成長していく物語

連続小説 「真のリーダーへの道」を、リクルートマネジメントソリューションズWEBサイトにて公開中。
ある架空のリーダーが、事業を担うまでに成長していくストーリーを追いかけながら、実際に、どのような経験の中でリーダーとしての能力を習得していくのか、その歩みを紐解いていきます。

調査・研究

リーダーの成長に関する
さまざまな調査・研究を蓄積

リクルートマネジメントソリューションズは、組織でさまざまな役割を担うリーダーの成長に関する調査・研究活動を長きにわたり行ってきました。 近年では、環境が複雑になる中、組織でミドルマネジメントを担うリーダーたちが、新たな役割に適応し、経験を積み上げて成長していくプロセスに関する研究などを積極的に行っています。

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