はじめに
リクルートマネジメントスクールのオンライン研修は、2020年7月に開始しました。開始から1年が経って、オンライン研修の特徴、ポイントなどが見えてきました。
リクルートマネジメントスクールのオンライン研修は、2020年7月に開始しました。開始から1年が経って、オンライン研修の特徴、ポイントなどが見えてきました。
2020年7月、リクルートマネジメントスクールはオンライン研修をスタートしました。管理職研修や新人研修などの階層別研修や、自律型人材育成を支援する選択型研修といった社員研修に導入実績のある多彩なコースラインアップをご用意しています。
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開始から1年経ちますが、予想以上にポジティブな感想を多数いただいています。最も多いのは、「自宅から受講できるので効率的」「自宅からリラックスして受けられるのがありがたい」「集合研修よりも緊張感が少なくて良かった」「あまり空気を読まなくてよいので助かる」といった声です。どこからでも受講できる利便性・効率性の高さや、リラックスして受講できる点は、オンライン研修ならではの特徴です。
オンライン研修は最近急速に増えてきましたが、はじめて受講する方やオンライン環境に慣れていない方がまだまだたくさんいらっしゃいます。しかし、多くの方は研修が始まると、あっという間に受講の仕方を理解されています。オンライン研修がはじめての方でも、最初の自己紹介のブレイクアウトセッション(※1)で早くもコツを掴み、その後はスムーズに受講される方が少なくありません。「コンピュータが苦手」という方も、過度な心配は不要です。オンライン研修は、想像以上に簡単に受けることができます。
※1ブレイクアウトセッション:Zoomなどのオンライン会議ツールの機能の1つで、この機能を使うと、参加者を一定時間、いくつかのグループに分けることができます。少人数に分かれてグループミーティングをするときに使います。
受講後によくいただくのが、「オンラインでも問題なく異業種交流ができた」「楽しく情報交換できた」「グループディスカッションでしっかりと議論できた」「2日間のオンライン研修を一緒に受けた人たちと、すっかり仲良くなった」といった類いの感想です。オンライン研修でも、対面研修と変わらないレベルで異業種交流や情報交換ができる、議論を交わせるという評価を多くいただいています。
異業種交流や情報交換は、以前からリクルートマネジメントスクールの強みの1つであり、最も多い受講目的の1つです。ですから、先述したような評価は、私たちにとって非常に嬉しいものです。
また、意外かもしれませんが、オンライン研修には「仲良くなりやすい」という特徴があります。よくいわれることですが、オンライン会議は立場・年齢などの違いが目立ちにくく、関係性がフラットになりやすいという特性があります。そのため、2日間一緒に話し合うと、コミュニケーションがどんどんフランクになっていき、お互いに仲間として認識するようになっていくのです。研修の最後には、「コロナ禍の状況が落ち着いたら、今度一緒にごはんに行こう」といった言葉が交わされることもよくあります。
お客様企業の視点で言えば、特に多拠点展開をしているお客様が、オンライン研修を積極的に活用しています。なぜなら、社員の皆さんが1カ所に集合される必要がないからです。「研修会場から遠い拠点の社員が受けられない」という理由で、これまでリクルートマネジメントスクールの利用を控えていたお客様企業が、オンライン研修を続々と利用しはじめています。
日本全国に拠点を抱えるお客様にとって、オンライン研修は最適の選択肢です。こうした点にも、オンライン研修の可能性が秘められています。
一方で、オンライン研修で唯一、ネガティブコメントが多いポイントがあります。それは、通信環境・PC環境・受講環境の問題です。
例えば、「一緒に受講していた方の通信環境が悪く、何度も途切れたために十分に話せなかった」「カメラなしで受講していた方がいて、顔が見られずに残念だった」「受講者の1人がオフィスから受講していて、周囲がうるさくて気になった」といった感想を、ときどきいただくことがあります。
参加者のうち、誰か1人の通信環境が良くなかったり、PC環境が整っていなかったり、受講環境に問題があったりすると、本人はもちろんのこと、同じグループになった人など周囲の体験の質も落ちてしまう。これもまた、オンライン研修の特徴の1つです。
オンライン研修を受講する際には、良い通信環境、カメラ・マイクなどのPC環境、周囲の雑音が少ない受講場所の3点を、ぜひご準備ください。