STEP

導入事例

「女性管理職研修」を起点に上司・部下のコミュニケーションを活性化させる

日本コンピュータシステム株式会社

日本コンピュータシステム株式会社様のTOP画像
  • 公開日:2026/03/23
  • 更新日:2026/03/23

事例概要

icon

背景・課題

・女性活躍推進に力を入れているが、女性管理職はまだ少ないのが現状
・女性管理職候補者と上司コミュニケーションは、案件の内容に限られていた
・女性管理職候補者の成長とキャリアに寄り添う施策の実施を検討していた

詳細はこちら

icon

検討プロセス・実行施策

・一連の「女性管理職研修」として、事前の個別インタビュー・研修(3回)・面談フォロー・上司向けガイダンスをセットで実施
・事前の説明会では「なぜこのタイミングで研修を実施するのか?」を丁寧に説明
・女性トレーナーが担当し、受講者に寄り添いつつ、受講者同士の深いコミュニケーションを促した

詳細はこちら

icon

成果・今後の取り組み

・研修受講者全員が、自分が管理職になることに興味を持つようになった
・女性管理職候補者と上司それぞれのコミュニティを立ち上げ、人事が継続的にサポートしている
・上司も、メンバーに対して自発的にアクションを起こせるようになり、定期的な1on1が行われるようになった

詳細はこちら

背景・課題

女性管理職候補者の成長とキャリアに寄り添う「女性管理職研修」を企画

松元様の画像

松元:私たち日本コンピュータシステムは、以前から女性活躍推進に力を入れてきました。2019年には社内にダイバーシティ企画グループを立ち上げ、グループ責任者である秋山が中心となって女性社員へのヒアリングや各種研修などの支援を行ってきました。

さらに、新卒採用で積極的に女性社員を採用してきた結果、現在では女性社員比率は20%ほどになっています。

しかし、女性管理職はまだ少ないのが現状で、特に営業部門やシステム開発部門の女性管理職がなかなか増えません。そこで私たちは、女性管理職候補者の成長とキャリアに寄り添い、彼女たちの管理職昇格を後押しする「女性管理職研修」を企画し、2024~2025年に実施しました。

検討プロセス・実行施策

女性管理職候補者へのアプローチと同時に、上司側も巻き込む

松元:今回、女性管理職研修をリクルートマネジメントソリューションズにお願いした理由は2つあります。1つは私たちの希望どおり、女性管理職候補者の成長とキャリアに寄り添う「伴走支援」をきちんと提案してもらえたからです。もう1つは、女性管理職候補者の「上司側」にも働きかける提案をしてもらえたからです。これは私たちの要望には入っていませんでしたが、確かに本人だけでなく、上司が女性部下の成長やキャリアをもっと上手に後押しできるようになることも大切だと感じました。

秋山:私たちは2024年12月に「女性管理職研修」をスタートしました。2025年5月までの半年間にわたるプログラムで、本人向けには計3回の研修を実施しました。第1回は「現状を認識する回」、第2回は「マネジメントの基本知識を習得する回」、第3回は「今後のキャリアを考える回」にしました。マネジメントへの理解を深め、今後のキャリアを考えてもらい、最終的には管理職に興味を持ってもらうことが大きなねらいの1つでした。

秋山様の画像

そして、第3回終了後に「上司向けガイダンス」を行い、上司たちに、女性部下との関わり方や彼女たちを後押しする方法などを学んでもらいました。このようにして上司を巻き込み、上司と部下のコミュニケーションを増やすことをねらいました。

これらがすべて終わった後、「本人・上司・人事の三者面談」「本人と人事の面談」「本人とトレーナーの面談」など、さまざまな形式の面談を行うという、本人たちに徹底的に寄り添う一連のプログラムを用意しました。

なお、3回の研修はすべて社外の会場を借り、リアル開催にこだわりました。普段の業務とは切り離された場所で、非日常を感じながら集中的に学んでもらいたかったからです。また、私たちは受講者たちの「女性管理職候補者コミュニティ」を育みたいと思っており、その意味でも社外会場の方がよいだろうと考えました。

受講者の本音や悩みが徐々に引き出されていった

松元:今回、私たちは6人の30~40代女性社員を研修対象者に選びました。6人中4人が子育て中です。全員に事前インタビューを行い、同意のもとで開催しました。最初の時点では、全対象者が管理職を希望していませんでしたが、研修には前向きに参加してくれました。

秋山:最初は、積極的なメンバーと物怖じしているメンバーがそれぞれいたのですが、研修トレーナーが皆の“ホンネ”を引き出しながら、ハキハキとテンポよく進めてくれたおかげで、徐々に打ち解けていきました。トレーナーが子育て中の女性で、メンバーの悩みをよく理解してくれたこともポジティブに働きました。回を重ねるごとに受講者同士のコミュニケーションがどんどん増えていき、最終回の第3回には全員が積極的に発言するようになって相互理解が深まり、悩み相談などがおおいに盛り上がりました。その後の上司向けガイダンスや面談などもスムーズに進み、トレーナーの協力のもと、私たちは6人にきちんと寄り添うことができたと感じています。

成果・今後の取り組み

女性自身が管理職になることを自分事に

松元様の画像

松元:研修受講者の1人は既に管理職になっており、他の5人はこれからですが、全員が管理職に興味を持ち、マネージャー候補といえる存在になっています。また、彼女たちの視座が高まり、職場内で主体的に行動を起こしてくれるようになりました。

例えば、職場の後輩たちにキャリアの考え方を伝えている人、職場の後輩たちと1on1をしている人、他の研修に積極的に参加している人などがいます。これらのすべてが、今回の研修の明らかな成果です。

秋山:さらに嬉しいのが、研修終了後に「女性管理職候補者コミュニティ」(社内名称:ミモザコミュニティ)と「上司側コミュニティ」(社内名称:オリーブコミュニティ)が立ち上がり、2025年12月現在も続いていることです。ミモザコミュニティは月1回、オリーブコミュニティは3カ月に1回、オンラインで集まって、お互いの現状共有や悩み相談などをしています。どちらも2026年3月まで継続する予定です。このように社内コミュニケーションが活性化したことも、大きな成果の1つと捉えています。

上司が受講者と「定期的な1on1」をするようになった

松元:もう1つの大きな変化は、受講者と上司が「定期的な1on1」をするようになったことです。当然ながら、どの上司・部下も、日々の業務についてはよく話し合っています。しかし、上司と部下が、部下のキャリアや、上司から部下への期待について対話をするケースは多くありませんでした。今回、受講者と上司の間で1on1が始まったことは社内にインパクトを与えており、上司のなかには他の部下とも1on1をするようになった者もいます。つまり、今回の研修を経て社内に1on1が広まっているのです。これも研修成果の1つです。

秋山様の画像

秋山:また、上司向けガイダンスをきっかけに、上司同士がお互いのマネジメント手法を共有し合ったり、お互いの悩みを相談し合ったりし始めたことも大きな変化でした。私たちは管理職候補者だけでなく、今の管理職たちにも火をつけることができたのです。

松元:現在、「男性社員も含めた管理職研修」を検討しています。なぜなら、マネジメントの基礎を学んだり、今後のキャリアを考えたり、上司との1on1を実施したりすることは、マネージャー手前の男性社員にも必要なことだからです。それほどまでに、私たちは今回の女性管理職研修に大きな手ごたえを感じています。

icon

ソリューションプランナーの声

三浦の顔写真

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
マーケティング営業部4グループ
ソリューションプランナー
三浦 康彦

私が担当している親会社の取締役でもある川部社長からお声がけいただいたことがきっかけで、ご支援がスタートしました。川部弘明代表取締役社長の「研修だけではなく、受講者に伴走しながらその成長をサポートしてほしい」というご要望にお応えすべく、研修に複数の面談を組み込むことと上司を巻き込むことを主眼に置きながら、担当トレーナーと共に施策を設計しました。

一連の施策を実施しながら感じたことは、“女性管理職候補者に限った課題ではない”ということでした。そのように感じてからはあえて“女性特有のコンテンツ”は研修では扱わずに、個別面談にて個々の状況に応じたフォローを行ったことが、研修が終わった今でも社内で活動が継続的に行われていることに繋がったのかと思います。

あらためてこのような機会をいただきました川部社長、松元取締役、ならびに事務局の皆さまに感謝申し上げます。今後は女性に限らず、実力・意向のある方が皆、管理職を目指したいと思えるような職場・組織・風土を実現できるようにご支援させていただきたいと考えております。

icon

トレーナーの声

米元の顔写真

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
HRDトレーナー
米元 真希子

半年間の研修を通じて、6人の受講者が互いに支え合い、本音で語り合える関係性を築いていく姿が印象的でした。

初回は緊張感もありましたが、回を重ねるごとに「メンバーとの面談でどう話せばいいか悩んでいる」「忙しすぎてメンバーのことを考える時間がない」といった率直な悩みを共有し合い、互いに問いかけ合う場面が増えていきました。最終回では全員が主体的に発言し、キャリアやマネジメントについて深く対話する姿に、6人の確かな成長を感じました。

研修終了後も「ミモザコミュニティ」として繋がり続けていることは、この関係性の強さを物語っています。

同時に、上司の皆さんの変化も大きな成果でした。上司向けガイダンスでは、ご自身のマネジメントを振り返り、メンバーとの関わり方を真剣に考える姿勢が見られました。その後、定期的な1on1が始まり、さらに上司同士でもマネジメントを語り合う「オリーブコミュニティ」が生まれたことに、組織全体の変化の兆しを感じています。

本人と上司、双方に寄り添い続けた取り組みが、確実に組織に変革の波を起こしていると強く感じています。

取材日:2025/12/24

icon

企業紹介

日本コンピュータシステム株式会社様のロゴ

日本コンピュータシステム株式会社

日本コンピュータシステムは、金融、社会インフラ、公共、エンタープライズ、クラウド、プラットフォームの各ビジネス事業部を基盤に、高度な技術と経験を持った人材の派遣と自社製品や業界No.1ソリューションソフトのカスタマイズによる顧客の事業課題解決やDX推進など、持続的な事業成長を支援している。2023年にSOMPOホールディングスグループの一員となり、SOMPOケア、NDソフトウェアと連携し、介護システムのデファクトスタンダードの確立を推進。今後はヘルスケア・医療・育児関連の領域でも、ICTによる社会課題の解決に貢献していく。

SHARE

関連する
無料セミナー

Online seminar

サービスを
ご検討中のお客様へ

電話でのお問い合わせ
0120-878-300

受付/8:30~18:00/月~金(祝祭日を除く)
※お急ぎでなければWEBからお問い合わせください
※フリーダイヤルをご利用できない場合は
03-6331-6000へおかけください

SPI・NMAT・JMATの
お問い合わせ
0120-314-855

受付/10:00~17:00/月~金(祝祭日を除く)

facebook
x