用語集
新人営業の育て方と指導ポイント 5つの意識・基礎スキル・研修手法まで徹底解説
- 公開日:2026/01/19
- 更新日:2026/01/19
新人営業の早期戦力化は、組織全体の業績向上に直結する重要な課題です。営業現場では、商品知識だけでなく、顧客の課題を正確に把握する力や商談スキル、円滑なコミュニケーション力など、多角的な能力が求められます。
新人営業の能力を効果的に伸ばすためには、明確な指導方針、実践的な教育手法、そして柔軟な指導方法が欠かせません。本記事では、新人営業育成の体系的なアプローチをご紹介します。
営業組織の成長を支援する
営業力強化ソリューション
リクルートマネジメントソリューションズでは、
新人営業から営業マネージャーまで、
営業に必要な考え方・スキル・マネジメント力を
体系的に高める各種営業研修をご提供しています。
営業の基礎となる役割理解や商談スキル、
対人対応力、戦略立案力、マネジメント力まで、
単なるノウハウの習得にとどまらず、
「なぜその行動・考え方が必要なのか」を重視し、
現場で実践・定着することを支援します。
新人営業育成の基本姿勢と指導方針
新人営業を成長させるには、知識やスキルだけでなく、方向性を明確に示す方針と環境が必要です。成果だけでなく行動や改善の過程も評価することが、長期的な成長を促します。
▼育成の核となる要素
- 顧客課題を起点とした提案力
顧客の課題や状況を正確に把握し、その解決に直結する提案を行うことで信頼を築き、商談成立の可能性を高める
- 失敗からの学習サイクル
商談不成立や対応ミスの原因を分析し、改善策をチームで共有することで再発防止と全員の営業対応力向上を図る
- 段階的なスキル習得
基礎的なヒアリングや資料作成から始め、段階的に応用力や交渉力を伸ばし、小さな成功体験を積み重ねて自信を養う
このような継続的な成長のためには、組織全体で学習していく風土があり、その機会があることが重要です。組織全体で学んで成長していく風土があることが、信頼関係の構築と新人の学習意欲向上にもつながります。
新人営業が直面しやすい課題と背景

営業現場では、新人が商談や顧客対応でつまずく場面が少なくありません。多くは経験不足や事前準備の甘さから生じ、成果に直結しない提案につながります。
新人営業が商談でニーズを把握することの難しさ
商談中に顧客へ話を促しすぎると、情報は得られても核心的なニーズを引き出せないことがあります。一方で、自分が話すことを優先しすぎると、顧客中心の提案ができず、商談の目的から外れてしまいます。
▼つまずきやすい場面
- 話の主導権を持てず、必要な情報を整理して聞き出せない
- 話題が顧客主導で広がりすぎ、提案の軸がぼやける
このような状況を回避するためには、質問の目的や順序を整理し、必要情報を確実に得られる会話設計を行うことが効果的です。自由なトークではなく、計画的な進行管理が求められます。
新人営業のセールストークが自社中心になる傾向
経験の浅い営業担当者は、自社や商品の魅力を伝えることに熱心になるあまり、相手の課題や関心から外れてしまうことがあります。結果として、やり取りが一方向に偏り、商談そのものが進みにくくなるケースも少なくありません。
▼新人が陥りがちなケース
- 顧客が求める情報より、自社の優位性を長く説明してしまう
- 顧客視点のストーリーを描けず、共感を得られにくい
この問題を改善するためには、顧客の課題を出発点としたストーリーを構築し、そのなかで商品やサービスの価値を伝える必要があります。
新人営業に持たせたい5つの意識
営業で成果を出すためには、知識や技術と同じくらい、日常業務のなかで意識すべき姿勢が重要です。これらを意識することで、新人営業の行動の方向性が定まり、成長のスピードと成果の質が大きく変わります。
①自社商品・サービスの深い理解への姿勢
提供する商品やサービスの理解は、顧客への説得力を生む基盤となります。
▼実践アプローチ
- 営業資料やパンフレットを活用し、特長や活用事例を把握する
- 製造工程やサービス提供現場を見学し、品質や背景を理解する
- 実際に使用・体験して、顧客目線で説明できるようにする
現場や製品を知ることで、説明内容に具体性と信頼性が加わります。商品のスペックを理解すれば良いと考えるのではなく、顧客へ伝えるための深い理解をしようとする姿勢が重要です。
②応援される営業パーソンとしての立ち居振る舞い
顧客や上司、同僚から「応援したい」と思われる存在になることは、成績向上だけでなく長期的な人間関係にもつながります。
▼意識したい行動
- 高い目標を設定し、進捗を共有して努力や挑戦を可視化する
- 周囲からのフィードバックを素直に受け取り、「ありがとうございます」と感謝を伝えて改善に生かす
結果だけでなく過程が見えることで、周囲から助言や紹介が得やすくなり、営業活動の幅が広がります。
③責任を持った発言姿勢
根拠のない発言や曖昧な説明は、信頼低下の原因になります。
新人営業には、常に根拠と事実に基づいた説明を行う姿勢が求められます。
▼発言時のチェックポイント
- 数値や事例を添えて説明し、主張の裏付けを明確にする
- 曖昧な表現は具体的な内容に置き換える習慣をつける
- 約束したことは必ず守り、守れない場合は事前に連絡する
【悪い例】
「この機能、多分御社でも使えると思います」
【良い例】
「この機能は、御社と同規模のA社で導入実績があります。御社の環境で使えるかどうか、詳細を確認してご回答します」
発言に一貫性と正確性を持たせることで、商談の説得力が高まり、社内外での信頼性が安定します。
④数値を基盤とした思考習慣
成果を数値で捉えることは、現状の正確な把握と改善計画の立案に不可欠です。「感覚」や「印象」ではなく、「数字」で考える習慣を身につけることが重要です。
▼数字に基づく取り組み方
- 行動目標を数値化し(「訪問件数20件/週」「提案書作成5件/週」など)、日次・週次で進捗を確認する
- KPI(重要業績評価指標)を設定し、達成に向けた行動計画を営業担当と上司が共有する
- 商談の成約率、平均単価、リードタイムなど、自分の営業活動を数値で振り返る
数字を軸に考えることで、感覚的な判断を避け、継続的な改善サイクルを回すことができます。
⑤短期目標に集中する業務姿勢
長期的な成果も、日々の短期目標の積み重ねで実現します。
新人営業は特に、達成可能な短期タスクに集中することが重要です。
▼短期目標を達成する工夫
- 長期目標を細分化し、毎日の業務に落とし込む
- 同期や他者との比較ではなく、自分の成長基準で評価する
短期目標を着実に達成する経験を積み重ねることで、新人営業は自信をつけ、長期的な成果へとつなげていくことができます。
新人営業に習得させたい基礎スキル

営業活動で安定した成果を上げるためには、基礎スキルの習得が不可欠です。基礎スキルは日々の業務に直結し、商談の成功率や顧客満足度を大きく左右します。
営業の役割理解
営業の役割理解は、業務の目的や存在意義を正しく把握し、行動に反映させることを指します。「売る」ことだけが営業の仕事ではなく、顧客の成功を支援することが本質です。
▼営業の役割を理解するための教育ポイント
- 顧客課題の把握と適切な提案が営業の本質であることを、具体例を用いて伝える
- 信頼関係構築の重要性を、成功事例・失敗事例を通じて説明する
- 短期的な売上だけでなく、長期的な顧客生涯価値(LTV: Life Time Value)の視点を教える
役割の理解を深めることで、短期的な成果だけでなく長期的な取引関係の構築が可能になります。
営業プロセスの把握
営業成果を安定して上げるには、営業プロセスを段階ごとに意識して取り組むことが必要です。以下の表は、営業プロセスを3段階に分け、各段階で必要なスキルとねらいを整理したものです。
プロセス | 必要なスキル | ねらい |
|---|---|---|
顧客理解 | ヒアリング力・対人対応力 | ニーズの把握と信頼関係の構築 |
提案・商談 | 提案力・クロージング力・論理的説明力 | 合意形成と受注獲得 |
継続・発展 | 営業デザイン力・戦略思考・交渉力 | 長期的なパートナーシップと収益拡大 |
【顧客理解フェーズ】
相手の言葉にならない課題まで引き出し、信頼を築く力が欠かせません。表面的な情報収集だけでなく、顧客のビジネス環境や将来の展望まで理解する姿勢が重要です。
【提案・商談フェーズ】
課題に沿った解決策を筋道立てて示し、クロージングまで一貫した姿勢で臨むことが成果につながります。論理的な説明と顧客の懸念への的確な対応が求められます。
【継続・発展フェーズ】
単発の取引にとどまらず、企業全体にとっての価値を示し続ける戦略的な働きかけが求められます。アップセルやクロスセルの機会を見極め、長期的な関係性を構築します。
営業プロセスを体系的に整理することで、個人や組織の改善点を明確にでき、育成施策の効果も高まります。
論理的思考と問題解決力
論理的思考と問題解決力は、状況を整理して因果関係を明確にし、適切な解決策を導く能力です。営業現場では、顧客の漠然とした悩みを具体的な課題に落とし込み、解決策を提示する力が求められます。
▼育成のアプローチ
- 課題を分解・整理し、本質的な原因を特定する訓練を行う(ロジックツリー、なぜなぜ分析など)
- 論理構造に沿った提案書作成や説明の練習を組み込む(PREP法、ピラミッドストラクチャーなど)
- 顧客の発言から潜在ニーズを引き出す質問技法を身につける(SPIN話法など)
【具体例】
顧客:「営業の効率が悪くて困っている」
↓論理的思考で分解
- どの業務に時間がかかっているのか?(報告書作成? 移動時間?)
- なぜ時間がかかるのか?(システムの問題? スキルの問題?)
- 改善するとどんな効果があるのか?(時間削減? 売上向上?)
↓適切な解決策の提示
「報告書作成に時間がかかっているようですので、自動レポート機能を持つ弊社のSFAツールが効果的です」
論理的思考力を磨くことで、提案の質が向上し、顧客の納得度が高まります。
事前準備の習慣化
事前準備の習慣化は、商談や業務の成果を安定させるための事前対応を日常化する取り組みです。準備の質が商談の質を決めるといっても過言ではありません。
▼事前準備の具体的内容
- ヒアリング内容の分析や提案資料の準備を徹底させる
- 顧客企業の基本情報(事業内容、業績、ニュースなど)を調査する
- 過去の商談履歴や提案内容を確認し、文脈を理解する
- ヒアリング内容の分析や提案資料の準備を徹底させる
- 想定される質問や懸念点に対する回答を用意する
- チェックリストを活用し、準備漏れを防ぐ
【準備チェックリストの例】
□ 顧客の基本情報を調査したか
□ 商談の目的と目標を明確にしたか
□ 必要な資料・サンプルを準備したか
□ 想定質問への回答を用意したか
□ 移動時間・場所を確認したか
準備を習慣化することで、商談に対する自信が高まり、安定した成果を実現できます。
提案力とクロージング力
提案力とクロージング力は、顧客の課題に沿った解決策を提示し、成約へ導く能力です。商談の最終段階で成果を出すための最重要スキルと言えます。
▼育成のアプローチ
- 自社商品の価値を顧客課題と関連付けて説明する練習を繰り返す
- ベテラン営業の商談を観察し、提案の構成や進行方法、クロージングのタイミングを分析する
- 顧客の懸念や反論を事前に想定し、それに対する回答を準備する訓練を行う
- ロールプレイングで、提案からクロージングまでの一連の流れを体得する
【クロージングの基本パターン】
①顧客の理解度を確認する
「ここまでの説明で、ご不明な点はございますか?」
②メリットを再確認する
「この提案により、御社の〇〇という課題が解決でき、△△という効果が期待できます」
③次のステップを提示する
「興味をお持ちいただけましたら、まずは無料トライアルから始めませんか?」
顧客の懸念を先回りして解消し、自然な流れでクロージングに導くスキルを磨くことで、成約率が高まります。
質問力と傾聴力
質問力と傾聴力は、顧客の課題を明確にし、最適な提案へつなげる基本能力です。「聞く力」が「売る力」の土台となります。
▼BANT情報の把握
BANT情報とは、商談の確度を高めるために押さえるべき4つの要素です。
- Budget(予算): どの程度の予算が確保されているか
- Authority(決裁権): 誰が最終的な意思決定を行うか
- Needs(必要性): どのような課題やニーズがあるか
- Timeframe(導入時期): いつまでに導入したいか
これらの情報を把握することで、商談の方向性が定まり、無駄な提案を避けることができます。
▼SPIN話法の活用
SPIN話法とは、4つの質問タイプを順序立てて活用する手法です。
- Situation(状況)質問: 「現在、〇〇業務はどのように行っていますか?」
- Problem(問題)質問: 「その方法で、何か困っていることはありますか?」
- Implication(示唆)質問: 「その問題を放置すると、どんな影響がありますか?」
- Need-Payoff(解決)質問: 「もし解決できたら、どんなメリットがありますか?」
段階的に質問することで、顧客自身が課題の重要性を認識し、解決への意欲が高まります。
▼傾聴のポイント
- 顧客の発言を遮らず、最後まで聞く
- 相槌やメモで「聞いている」ことを示す
- 自分の価値観を挟まず、顧客の視点で理解する
- 発言の背景にある感情や真意を読み取る
質問力と傾聴力を磨くことで、顧客との信頼関係が深まり、商談の質と成約率の向上が期待できます。
ツール活用スキル
ツール活用スキルは、業務効率化や成果向上を目的に営業支援システムを使いこなす能力です。
- SFA、MA、CRMなどの基本操作と活用方法を教育する
- オンライン商談ツール(Zoom、Google Meetなど)の操作練習を行う
データ活用事例を共有することで、ツール利用の有効性を理解させます。
スケジュール・タスク管理力
スケジュール・タスク管理力は、期限を守りながら複数業務を円滑に進める能力です。営業は商談、提案書作成、社内会議など多様な業務が並行するため、優先順位をつけた管理が不可欠です。
▼育成のアプローチ
- まずは期限付きの単一タスクから始め、確実に完了する習慣をつける
- 徐々にタスク数を増やし、優先順位をつけて管理する訓練を行う
- スケジュール管理ツール(Googleカレンダー、Outlook、Trelloなど)の活用方法を教える
- 週次・月次での振り返りを行い、時間の使い方を改善する
▼効果的な管理のポイント
- タスクを「緊急度」と「重要度」で分類し、優先順位をつける
- 商談や会議の前後に移動時間・準備時間のバッファを確保する
- 「今日やること」「今週やること」を朝一番に明確にする
- 完了したタスクをチェックし、達成感を得る
顧客対応や社内調整に支障を出さない管理習慣が、安定した成果につながります。
営業組織の成長を支援する
営業力強化ソリューション
リクルートマネジメントソリューションズでは、
新人営業から営業マネージャーまで、
営業に必要な考え方・スキル・マネジメント力を
体系的に高める各種営業研修をご提供しています。
営業の基礎となる役割理解や商談スキル、
対人対応力、戦略立案力、マネジメント力まで、
単なるノウハウの習得にとどまらず、
「なぜその行動・考え方が必要なのか」を重視し、
現場で実践・定着することを支援します。
新人営業の育て方と教育の進め方(研修・指導手法)
営業スキルや知識は、一度の研修や説明で定着するものではありません。
実務経験と学習を組み合わせ、段階的に習得を促す仕組みを整えることが必要です。
OJTによる実務習得
OJT(On the Job Training)とは、職場で実務を行いながら必要な知識や技術を学ぶ教育方法です。営業スキルは実践を通じて最も効果的に習得できます。
▼OJTの基本ステップ
- Show(示す): 先輩社員が業務手順を示し、重要なポイントを解説する
- Do(やらせる): 実際の業務を新人に任せ、経験から学ばせる
- Check(振り返る): 活動後に振り返りを行い、改善点を共有する
▼効果的なOJTのポイント
- 新人のレベルに合わせて、段階的に難度を上げる
- 「なぜそうするのか」という背景や理由を丁寧に説明する
- 失敗を責めず、学びの機会として前向きに捉える
- 定期的なフィードバックで成長を可視化する
効果的なOJTを実施するには、指導者自身のスキル向上も重要です。弊社の育成担当者研修では、新人の成長を促す指導技術を体系的に学んでいただけます。
現場での経験とフィードバックを繰り返すことで、業務スキルが着実に向上します。
商談同行による実践学習
商談同行とは、経験豊富な営業担当と同席し、実際の商談の流れや顧客対応を学ぶ方法です。
- 同行前に商談内容や準備事項を確認する
- 商談中は進行や提案方法を観察し、効果的な表現を記録する
- 帰社後に議事録を作成し、学んだ内容を整理する
現場の臨場感を体験しながら具体的な営業手法を習得できます。
ロールプレイングによるスキル強化
ロールプレイングとは、顧客役と営業役に分かれて商談の模擬練習を行う教育方法です。失敗してもリスクがない環境で、何度も練習できることが最大のメリットです。
- 顧客役と営業役に分かれて商談をシミュレーションする
- 言葉遣いや提案の流れを繰り返し練習する
- 練習後に具体的なフィードバックを受け、改善点を明確にする
実践的なロールプレイングを通じて営業スキルを強化したい場合は、弊社の商談スキルを高める営業研修もご活用いただけます。経験豊富なトレーナーが、実践的なシナリオとフィードバックを提供します。
模擬環境で実践力を高め、自信を持って現場に臨めるようになります。
Off-JTによる体系的学習
Off-JT(Off the Job Training)とは、職場を離れて研修やセミナーで知識やスキルを学ぶ方法です。日常業務から離れることで、体系的・集中的に学習できます。
▼Off-JTの特長とメリット
- 営業の基礎から応用まで、体系的に学べる
- 社外の講師から最新の営業手法やトレンドを学べる
- 他社の営業担当者と交流し、新しい視点や刺激を得られる
- 日常業務に追われず、じっくり学習に集中できる
▼Off-JTで学ぶべき内容
- 営業の基礎スキル(ヒアリング、提案、クロージング)
- ロジカル思考や問題解決力などの汎用スキル
- 交渉力、プレゼンテーション力などの応用スキル
- 最新の営業手法(インサイドセールス、デジタルマーケティングなど)
弊社では、新人営業向けの公開型研修を多数ご用意しています。他社の営業担当者と共に学ぶことで、視野が広がり、モチベーションも高まります。
日常業務では得られない知見を蓄積し、視野を広げることが可能です。
eラーニングによる自己学習環境
eラーニングは、インターネットを利用して時間や場所に制限されず学習できる教育手法です。
新人営業育成の場面では、集合研修だけでは対応が難しい学習ニーズを補い、効率的なスキル習得を促進します。
▼eラーニングの効果的な活用方法
- 入社前・入社直後の基礎知識習得に活用する
- 集合研修の事前学習として、知識レベルを揃える
- OJT期間中の補助教材として、復習や深掘りに使う
- 定期的な学習課題を設定し、継続的なスキルアップを促す
- 学習進捗を管理し、未受講者へのフォローを行う
eラーニングの活用により、新人営業全員が同じ水準の基礎知識を持った状態で業務に臨めるため、早期戦力化が実現しやすくなります。
成長を加速させる職場環境の整備
新人営業が成長スピードを上げるためには、日々の業務を支える環境設計が必要です。教育体制、円滑なコミュニケーション、柔軟な指導、継続的なフィードバックが揃うことで、離職防止と成果向上の両立が可能になります。
新人営業を孤立させない指導体制
初期段階で孤立感を持つと、新人営業は学習意欲や職場定着率が下がります。安心して成長に取り組める環境をつくるには、継続的な関与と支援の仕組みが欠かせません。
▼孤立を防ぐ指導体制のポイント
- 指導担当者の明確化:「誰に聞けばいいか分からない」状況を避けるため、メンター制度やバディ制度を導入する
- 定期的なフォローアップ:週1回の1on1ミーティングなどで進捗や課題を把握し、改善行動を促す
- 指導担当者の業務調整:指導担当者の業務過多を防ぎ、新人育成に十分な時間を確保する
- キャリア支援計画:離職リスクを軽減するため、3カ月後、6カ月後、1年後のキャリア目標を含む支援計画を用意する
指導担当者の継続的な関与と支援計画が整うことで、新人営業は安心感を持ち、主体的な行動を取りやすくなります。
双方向のコミュニケーション機会の確保
一方的な指示だけでは、新人営業は理解不足や不安を抱えやすくなります。「教える→聞く→確認する」という双方向のやり取りを増やすことで、信頼関係が強まり業務理解も進みます。
▼双方向コミュニケーションの実践ポイント
- 日常的な雑談や連絡ツールを活用し、接点を継続的に持つ
- 1on1ミーティングで課題や成長状況を具体的に共有する
- 成果や努力を認め、適切に称賛してモチベーションを高める
やり取りが双方向になると、業務の透明性が高まり、指導の効果も安定して発揮されます。
指導者のスキルと柔軟性の向上
指導者の力量と対応力は、新人営業の成長速度を大きく左右します。知識・経験の幅と、相手に応じた柔軟な指導方法が求められます。
▼指導者に求められる能力
- 幅広い知識とスキル:営業基礎に加え、分析・提案・交渉などに関する多様な知識を教えられる能力を持つ
- 柔軟な指導スタイル:新人の性格や習熟度に合わせて、指導内容や進め方を変える
- フィードバック力:具体的で建設的なフィードバックを、タイムリーに提供する
- 傾聴力:新人の悩みや不安を引き出し、適切にサポートする
多角的なスキルを備えた指導者は、新人営業の潜在能力を引き出しやすくなります。
フィードバックとフォローの仕組み化
曖昧な評価や遅い対応は、新人営業の改善意欲を削ぐ要因になります。具体的で迅速なフィードバックと継続的なフォロー体制が、成長を加速させます。
▼効果的なフィードバックの原則
【具体性】
- 「良かった」「頑張って」ではなく、「〇〇の対応が良かった」と具体的に伝える
- 改善点も「もっと頑張れ」ではなく、「次は△△を意識してみよう」と行動レベルで示す
【タイムリー性】
- 良い行動を見たら、その場ですぐに褒める
- 改善が必要な点も、時間を置かずに伝える(ただし、人前で叱責しない)
【バランス】
- ポジティブ:ネガティブ=3:1程度のバランスを意識する
- 改善点を伝える際も、まず良かった点から始める(サンドイッチ法)
▼継続的なフォロー体制
- 定期的な1on1ミーティングで進捗を確認する
- 悩みや課題に素早く対応できるサポート体制を整える(相談窓口、メンター制度など)
- 研修後にアンケートやヒアリングを実施し、不足部分を補強する
- 成長記録シートを作成し、本人と上司で振り返りを行う
評価と支援をセットで行うことで、新人営業は安心して挑戦を続けられます。
まとめ
新人営業を早期に戦力化するには、知識やスキルの習得だけでは不十分です。現場で直面するニーズ把握の難しさや自社中心の提案といった課題を、意識改革と基礎スキルの向上で乗り越える必要があります。
OJTや商談同行、ロールプレイングなど多様な学びを組み合わせ、成果につながる行動を定着させましょう。さらに、孤立を防ぐ体制や双方向のコミュニケーション、迅速なフィードバックを備えた環境があれば、成長は加速し、長く活躍できる人材へと育ちます。
弊社では、新人営業育成を支援する多彩な研修プログラムをご用意しています。御社の課題やニーズに合わせて、最適な育成プランをご提案します。詳しくは営業研修サービス一覧をご覧ください。
おすすめの
無料セミナー
Online seminar
サービスを
ご検討中のお客様へ
- お役立ち情報
- メールマガジンのご登録をいただくことで、人事ご担当者さまにとって役立つ資料を無料でダウンロードいただけます。
- お問い合わせ・資料請求
- 貴社の課題を気軽にご相談ください。最適なソリューションをご提案いたします。
- 無料オンラインセミナー
- 人事領域のプロが最新テーマ・情報をお伝えします。質疑応答では、皆さまの課題推進に向けた疑問にもお答えします。
- 無料動画セミナー
- さまざまなテーマの無料動画セミナーがお好きなタイミングで全てご視聴いただけます。
- 電話でのお問い合わせ
-
0120-878-300
受付/8:30~18:00/月~金(祝祭日を除く)
※お急ぎでなければWEBからお問い合わせください
※フリーダイヤルをご利用できない場合は
03-6331-6000へおかけください
- SPI・NMAT・JMATの
お問い合わせ -
0120-314-855
受付/10:00~17:00/月~金(祝祭日を除く)












動画セミナーだからいつでもどこでも視聴可能
メルマガ会員登録で