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ビジネスマナーにおける身だしなみの基本とは? 信頼を得るための第一歩

  • 公開日:2025/12/08
  • 更新日:2025/12/09

新社会人にとって、身だしなみは信頼を得るための第一歩です。服装や髪型、持ち物といった身だしなみは、言葉を交わす前から相手に伝わり、ビジネスシーンでの印象を左右します。
学生時代の感覚のまま社会に出ると、場にそぐわない服装や過度な装飾が誤解を招き、信頼を損なう恐れがあります。

入社直後は、何を基準にすべきか迷う場面や、身だしなみの重要性を実感する場面も少なくないでしょう。だからこそ、早い段階で身だしなみの基本を押さえ、習慣化しておくことが大切です。身だしなみを整えることは、自身の成長を支え、職場全体の信頼性を高めることにもつながります。

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身だしなみが重視される理由

身だしなみが重視される理由

身だしなみは、社会人としての第一印象を決定づける大切な要素です。清潔感のある外見は、言葉を交わす前に相手へ信頼や安心感を与えます。さらに、職場や取引先では、自分自身だけでなく企業全体の印象にも直結するため、常に意識して整えることが求められます。

▼身だしなみが重視される主な理由

  • 信頼関係の基盤となる:清潔感のある外見は、誠実な印象を与え、相手との信頼構築を後押しする
  • 組織の代表として見られる:社員一人ひとりの外見や所作が、企業全体の評価やイメージにつながる
  • 自分自身の意識を高める:整った身だしなみは自己管理の表れとなり、仕事に向き合う姿勢を前向きにする

身だしなみは単に外見を整えるだけでなく、相手への敬意や組織の一員としての自覚を示す、非言語のコミュニケーションといえます。

身だしなみのポイント8選

身だしなみは、相手に与える印象を左右するだけでなく、自分自身の信頼性を示す大切な要素です。外見を整えることは礼儀の1つであり、仕事に真剣に取り組む姿勢を伝える手段でもあります。

▼身だしなみの主な留意点

  • 清潔感を保つ:服装や髪型を整え、靴や小物まで清潔に保つことで安心感を与える
  • TPOを意識する:職場や業界の慣習に合わせた服装を選び、場にふさわしい装いを心がける
  • 細部に配慮する:ネイルやメイク、髭の手入れなど、細かな部分に気を配り、だらしない印象を避ける

特に新社会人は、基本を押さえた身だしなみを意識することが求められます。

1.髪型、顔

髪型や顔の印象は、最初に相手が目にする部分であり、清潔感を大きく左右します。

▼具体的なポイント

  • 髪は長すぎず、目や顔を隠さないスタイルに整える
  • 髭は清潔に剃る、またはきちんと手入れをする
  • 顔まわりの清潔感(肌、口臭、ひげ剃り跡など)に気を配る

髪型や髭といった細部にまで気を配ることは、自己管理能力の高さを示すと同時に、相手への配慮の表れでもあります。毎朝の習慣としてこれらのポイントを意識することで、常に清潔感のある、信頼される印象を保つことができるでしょう。

2.シャツ

シャツは一見目立たないようでいて、印象を大きく左右するアイテムです。

▼具体的なポイント

  • しわや黄ばみがないように日々手入れする
  • 襟元や袖口が汚れていないか確認する

一見すると些細なことのように思えるかもしれませんが、シャツの状態は着る人の仕事への姿勢を映し出す鏡です。しわや汚れのない手入れの行き届いたシャツは、言葉以上にその人の丁寧さや誠実さを物語ります。

3.スーツ

スーツは社会人としての基本的な装いであり、TPOへの配慮が問われます。

▼具体的なポイント

  • フォーマルな場では黒・紺・グレーなど落ち着いた色合いを選ぶ
  • 体型に合ったサイズを着用し、だらしない印象を避ける
  • 季節に合った素材を選び、常に手入れをして清潔感を保つ

スーツ選びの基本は、流行を追うことではなく、TPOに合わせることです。色、サイズ、素材という基本を押さえた着こなしは、プロフェッショナルな印象を与え、相手への敬意を示すことができます。

4.鞄

鞄はビジネスツールを持ち運ぶだけでなく、信頼感や仕事への姿勢を示すアイテムです。

▼具体的なポイント

  • 黒や濃紺など落ち着いた色を選ぶと合わせやすい
  • A4サイズの書類が入る実用的なものを使う
  • 傷や汚れを放置せず、きちんと手入れをする

ビジネスシーンで使う鞄は、単なる収納道具ではありません。選び方や手入れの状態から、その人の仕事に対する丁寧さや準備を怠らない姿勢がうかがえます。機能的で清潔な鞄は、無言のうちにあなたの信頼性を高めてくれるでしょう。

5.靴下、ストッキング

足元は意外と目につきやすく、細部への配慮が大切です。

▼具体的なポイント

  • 男性はスーツに合わせた暗めの色の靴下を選ぶ
  • 女性は無地のストッキングを着用する場合は、伝線があればすぐに替える
  • 派手な柄やカジュアルすぎるデザインは避ける

服装全体の完成度は、足元で決まるといっても過言ではありません。見えない部分への配慮は、見えない部分の仕事にも手を抜かないという信頼につながります。清潔でTPOに合った足元は、周囲に信頼感を与えることができます。

6.靴

靴は「仕事への姿勢が表れる」といわれるほど、第一印象に大きく影響します。

▼具体的なポイント

  • スーツに合わせる際は、黒や茶系のシンプルな革靴を選ぶ
  • 常に磨いて清潔に保ち、かかとやソールのすり減りも確認する
  • 派手な色やスニーカーはTPOに合わせて選ぶ

「おしゃれは足元から」とよくいわれますが、ビジネスシーンでは「信頼は足元から」といえるでしょう。丁寧に磨き上げられ、手入れされた靴は、見えない場所まで準備を怠らないプロフェッショナルな姿勢を示します。

7.メガネ、時計

メガネや時計は身だしなみを引き締めるアクセントであり、選び方や手入れで印象が変わります。

▼具体的なポイント

  • メガネは顔に合ったフレームを選び、清潔に保つ
  • 時計はシンプルで上品なデザインを選ぶ

これらのアイテムで大切なのは、華美であることではなく、清潔感と上品さです。自分を飾るためではなく、相手に不快感や威圧感を与えないという配慮こそが、ビジネスにおけるアクセサリー選びの基本といえるでしょう。

8.ネイル、アクセサリー

指先や装飾品は細部まで見られることがあり、清潔さや節度を示します。

▼具体的なポイント

  • 爪は短く整え、清潔に保つ
  • ネイルはシンプルな色やデザインに抑える
  • アクセサリーはTPOに合わせたデザインにする

清潔に整えられた指先と、主張しすぎない最小限のアクセサリーが、仕事そのものに集中するプロフェッショナルな姿勢を示します。

ビジネスマナーの基本を身に付けられる研修2選

ビジネスマナーの基本を身に付けられる研修2選
  • ビジネスマナーの基本を身に付けられる研修を紹介します。
    ○ 新入社員研修(公開型)
    ○ 信頼を高めるビジネスマナー研修(講師派遣型・公開型)

新入社員研修(公開型)

新社会人が職場にスムーズに適応し、早期に成長できるよう支援する研修です。ビジネスの基本行動やマナーを体系的に学ぶことで、自信を持って業務に取り組める基盤を築きます。単なる知識習得にとどまらず、主体的に行動できる力を養い、長期的なキャリア形成へとつなげます。

▼この研修のポイント

  • あいさつや報連相、時間管理など社会人に求められる基本行動を徹底的に習得する
  • グループワークやロールプレイを通じて、主体的に動く力と協働する姿勢を身につける
  • 自己理解を深めるプログラムにより、自らの強みを把握し、今後のキャリアの方向性を描けるようにする

▶︎詳細はこちら

信頼を高めるビジネスマナー研修(講師派遣型・公開型)

社会人として欠かせないのが、相手に敬意を示すための言葉遣いや所作です。本研修では、敬語の正しい使い分けや電話・メール対応、立ち居振る舞いといった基本を体系的に学びます。単なるマナーの暗記ではなく、実際のビジネスシーンでの、信頼感を与えられる行動を習慣化することを目的としています。

▼この研修のポイント

  • 敬語や依頼表現を正しく使い分け、誤用を防ぎながら信頼を得る
  • 電話・メール・対面など場面に応じた対応を実践形式で習得する
  • 所作や態度を通じて「誠実さ」と「安心感」を伝える力を高める

▶︎講師派遣型研修の詳細はこちら
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まとめ|身だしなみを整えることが信頼への近道

身だしなみは、社会人として信頼を得るための基本であり、第一印象を大きく左右します。清潔感のある外見やTPOに合った装いは、相手に安心感を与えると同時に、自分の仕事に向き合う姿勢を示すものです。一人ひとりが身だしなみに意識を向けることは、個人の評価だけでなく、組織全体の信頼性やイメージ向上にもつながります。

日々の小さな配慮の積み重ねが、信頼関係を強め、良好な関係性や成果をもたらすでしょう。

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