STEP

導入事例

インサイズを活用して「ピープルマネジメントの質向上」と「ディレクターの負荷軽減」を実現する

日本電気株式会社(NEC)

日本電気株式会社(NEC)様のTOP画像
  • 公開日:2026/02/02
  • 更新日:2026/02/03

事例概要

icon

背景・課題

私たちバイオメトリクス・ビジョンAI統括部は、全社エンゲージメントサーベイの「成長につながるフィードバック」のスコアを高めるために、ディレクター(マネジャー)の負荷を軽減し、ディレクター・メンバー間のコミュニケーションの質を高める必要がありました。「ピープルマネジメントの質向上」と「ディレクターの負荷軽減」をサポートできるツールを探し、最終的に採用したのがインサイズでした。

詳細はこちら

icon

検討プロセス・実行施策

2024年、私たちはインサイズを導入しました。インサイズ最大のメリットは「メンバー一人ひとりの状況が高解像度で見えること」です。ディレクターたちは、メンバーのメンタリティや状況に応じて、実施の優先度や対話の内容を判断して1on1を実施し、メンバーのメンタリティ回復やパフォーマンス向上に努めています。さらに、組織全体の健康状態をチームマップで視覚的に確認できることもメリットです。

詳細はこちら

icon

成果・今後の取り組み

期待どおり、「ピープルマネジメントの質向上」と「ディレクターの負荷軽減」に役立っています。エンゲージメントサーベイの結果も明らかに改善しており、インサイズの導入も寄与していると考えています。今後は、「窮々」や「悶々」の人の状態改善を後押しするだけでなく、「充実」を増やすことにも取り組んでいきます。そして全員が、主体的に活躍し、働きがいを持って輝く「価値創造人材」を目指す組織にしたいと考えています。

詳細はこちら

背景・課題

パーパス実現に向け、個々人がやりがいと成長を実感できるチームをつくっていく必要がある

小池様の画像

小池:私たちNECは、「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。」というパーパスの実現を掲げています。そして、そのパーパスを実現するために「戦略と文化」の両面を重視しています。NECは事業の戦略と同じくらい、文化を大切にしているのです。

事業の主役は人です。先に紹介したパーパスを実現するためには、個々人がやりがいと成長を実感できる組織環境をつくっていく必要があります。NECはジョブ型人材マネジメントの導入や、適時適所適材の柔軟な人材登用、いろいろな働き方を支える勤務制度の導入、そして主体的なキャリア形成やスキル向上への自己投資を支援するなど、自分らしく働き、成長するための各種支援・制度を用意しています。これらの取り組みを活用して、やりがいと成長を実感できる組織の文化をつくっていき、そのもと で戦略に沿って行われる一人ひとりの活動がパーパスの実現につながると私たちは考えています。

ディレクターの負荷を軽減し、ディレクター・メンバー間のコミュニケーションの質を高める必要があった

小池:私と鳴海が所属する「バイオメトリクス・ビジョンAI統括部」は、生体認証技術とID関連技術を用いた製品サービス開発を行っています。NECは、50年以上の研究開発の歴史を持つ生体認証のパイオニア企業です。そのなかで私たちは、NECの提供するさまざまな社会ソリューションに活用される、生体認証に関する製品サービスの企画・開発を担っています。

私たちの部署は、さまざまな役割のメンバーが集まり拡大してきたという経緯もあり、組織の一体感がなかなか醸成されず、 エンゲージメントサーベイのスコアも低い状況が続いていました。そのような環境のなかで私たちは、1on1やチームビルディング、若手のキャリア自律推進など、エンゲージメントや組織の一体感を高める活動に取り組んできました。その成果もあり、徐々に、エンゲージメントサーベイの「一体感」や「上司への信頼感」といった基礎的な関係性についてのスコアは高くなっていきましたが、一方で「成長につながるフィードバック」という項目のスコアは他と比べて低く、「部下が上司から成長につながるフィードバックを十分に得られていない」という状況が見えてきました。

要因として考えられたのは、上司であるディレクターの負荷増大でした。NECは2022年度から、組織レイヤーのフラット化を採用しました。フラットで機動的な組織づくりは、パーパスの実現や中期経営計画の戦略上欠かせない変革ですが、それにより、ピープルマネジャーとしてのディレクターのカバー範囲がひろがり、負荷が大きくなっていました。会社としてはピープルマネジメントスキル向上の支援も行っていましたが、変革にともなう負荷の増大によって、ディレクターたちはフィードバックの質をなかなか高められない状況にありました。

私たちは、ディレクターのマネジメント負荷を軽減し、ディレクター・メンバー間のコミュニケーションの質を高める必要がありました。この問題を解決するため、ピープルマネジメントの支援ツールの活用を当グループの伊藤(本日は欠席)と模索しました。「ピープルマネジメントの質 向上」と「ディレクターの負荷軽減」を同時にサポートできるツールが良いと考え、比較検討した結果、私たちの要望に一番マッチしていたのがインサイズでした。

検討プロセス・実行施策

インサイズ最大のメリットは「メンバー一人ひとりの状況が高解像度で見えること」

小池様の画像

小池:2024年、私たちバイオメトリクス・ビジョンAI統括部でインサイズを導入しました。導入理由は、まさに上司・部下のコミュニケーションの質向上と、ディレクターの負荷軽減を同時に実現できるツールだと感じたからです。

特に私たちは一人ひとりにフォーカスできることを求めていました。NECの全社エンゲージメントサーベイや日常的なパルスサーベイは、すべて匿名制です。匿名制は回答者に安心感をもたらしますが、データ活用にはどうしても限界があります。組織全体やある年齢層、職位層を対象とした改善施策を行うにはよいのですが、今回の目的であるピープルマネジメントに関わるような、一人ひとりに対してのこまやかな施策を考えるには、情報が不足してしまいます。対して、記名制サーベイのインサイズは、データから得られる情報が豊富で、回答者一人ひとりのことが実によく分かるのです。

実際、私たちと組織長たちがインサイズの「チームマップ」を初めて見たときは、「メンバー一人ひとりの状況がこんなに細かく分かるのか!」と驚き、1時間以上あれこれと語り合ったほどでした。インサイズで得られるデータには、それほど大きなインパクトがあったのです。特にディレクターにとって、インサイズ最大のメリットは、「メンバー一人ひとりの状況が高解像度で見えること」です。ディレクターはインサイズを活用することで、各メンバーの現状を細かく理解し、迅速に一人ひとりの状況に合わせたフォローの仕方を考えることができます。その過程で、フィードバックの質も高まっていきました。

一方で、組織開発を担う私たちや組織長にとっては、組織全体の健康状態をチームマップで確認できることもインサイズのメリットの1つです。活躍し目立っているメンバーだけでなく、フラットに全メンバーの現状を把握できることもプラスになっています。

ワークメンタリティや状況に応じた1on1など、パーソナルなケアを実施

鳴海様の画像

鳴海:インサイズ活用の取り組みを具体的に紹介します。私たちは今、年に3回、インサイズのアンケートを実施しています。結果が出たら、ディレクターたちは、まず自チームの「チームマップ」と各メンバーの「ワークメンタリティ診断」を確認します。そして、メンバーのメンタリティや状況に応じて実施の優先度や対話の内容を判断のうえ、1on1を実施しています。

ワークメンタリティが下がっているメンバーに対しては、ディレクターが1on1などを通じて、状況をヒアリングします。ヒアリング内容をもとにした本人や周囲への働きかけでその要因を解消できると、多くのメンバーは再びメンタリティが上昇します。例えば、業務負荷が理由でワークメンタリティが一時的に下がっているメンバーは、ボトルネックの解消や負荷の調整でメンタリティが復活するケースが珍しくありません。一方で、メンタリティは良い状態だけれど業務遂行に課題を抱えているメンバーについては、1on1でディレクターが仕事の進め方の相談に乗ると、パフォーマンスが高まることがよくあります。

ワークメンタリティが「窮々」「悶々」の状態が続くのは、本人にも組織にも良くありません。それに「窮々」「悶々」の期間が長いほど、回復に時間がかかってしまう傾向があります。ワークメンタリティ低下への対処は早ければ早いほどよいと考えています。

また、私たちはディレクターに、月1回を目安に1on1をお願いしているのですが、多くのディレクターが、1on1のたびにインサイズで過去の結果からの推移もチェックしてくれています。また特に、リモートワークでなかなか顔を合わせる時間が持てないメンバーとの1on1では、インサイズデータが役立つと聞きます。なかには、1on1でお互いの「性格タイプ診断」の結果を開示し、相手のタイプに合ったコミュニケーションを心がけているディレクターもいます。

なお、NEC全社にて年3回のエンゲージメントサーベイを実施しているため、実施時期が被らないようにするなど、メンバーができるだけ負担に感じないような配慮も大切にしています。

※「窮々」「悶々」「充実」: インサイズで可視化される5段階のワークメンタリティの呼称。「窮々」とは、余裕を持てず、自分を見失っている状態を表す。 「悶々」 とは、不安や不満を自分のうちに抱えている状態を表す。「充実」とは、成功体験を積み、仕事と自分に自信がある状態を表す。

成果・今後の取り組み

期待どおり、「ピープルマネジメントの質向上」と「ディレクターの負荷軽減」に役立っている

小池:まず私たちの感想ですが、私はやはり、メンバー一人ひとりの状況を定期的に確認できることがインサイズの大きなメリットだと感じています。それに加え、メンタリティの推移も把握できることがインサイズを継続的に利用している最大の理由です。

鳴海様の画像

鳴海:私は、インサイズの使いやすさ、分かりやすさに魅力を感じています。また、インターフェイスのデザインがポップで、場合によっては重くなりがちな内容であっても、柔らかく伝わる点が優れていると思います。

小池:次に成果ですが、想定どおり、インサイズは「ピープルマネジメントの質向上」と「ディレクターの負荷軽減」に役立っています。また、エンゲージメントサーベイのスコアも着実に良くなっていて、そこにはインサイズの効果も十分にあると考えています。

鳴海:とはいえ、全社エンゲージメントサーベイの「成長につながるフィードバック」のスコアは、高まってはいるものの、まだ理想の数値には届いていません。引き続きインサイズを活用し、1on1などでの上司・部下のコミュニケーションの質を高めたいと考えています。

小池:今後は、「窮々」や「悶々」の人の状態改善を後押しするだけでなく、「充実※」を増やすことにも取り組んでいきます。そして、私たち全員が、主体的に活躍し、やりがいと成長を実感できる組織にしていきたいと考えています。

icon

現場上司の声

◎ディレクターの声 大杉孝司 様

私は日々のコミュニケーションで情報を収集して、メンバーの個性や状況などを把握し、ピープルマネジメントを行ってきました。しかし、こうした情報収集は人や状況によっては難しい場合があります。また、自身が集めた情報からの類推が正しいかは判断する術がありませんでした。しかしインサイズが導入されたことで、答え合わせができるだけでなく、想定が異なっていたメンバーに対してはマネジメント方針を変更し効果的なアプローチができるようになりました。私はトライアルで利用していたときから、インサイズはパーソナルなケアや1on1にとても有用だと感じていましたし、実際にそうなっています。


◎ディレクターの声 小田崇博 様

5段階のワークメンタリティ情報が非常に有効だと感じています。特に、普段の対話内容とインサイズ結果に差があるメンバーを認識できることがありがたいです。それらの結果に応じて、インサイズのデータをもとに1on1で深く話し合い、課題に対処しています。また、私は「性格タイプ診断」の相手のタイプに合わせて、コミュニケーションを行うようにしています。より相手に伝わる、効果的なコミュニケーションができるので、その面でもインサイズが役立っています。

取材日:2025/09/25

icon

企業紹介

日本電気株式会社(NEC)様のロゴ

日本電気株式会社(NEC)

NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。お客様を未来へ導く、価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」。変革を成功に導く安全・安心な「AI」。安全・安心なデジタル社会への架け橋となる「サイバーセキュリティ」。Purposeの実現を目指し、今日も世界の11万人の社員が、これらの最先端テクノロジーを社会に実装し、社会価値創造をしています。

※記事の内容および所属等は取材時点のものとなります。

関連するサービス
◆ サーベイを活用したマネジメント支援ツール「インサイズ」

SHARE

関連する
無料セミナー

Online seminar

サービスを
ご検討中のお客様へ

電話でのお問い合わせ
0120-878-300

受付/8:30~18:00/月~金(祝祭日を除く)
※お急ぎでなければWEBからお問い合わせください
※フリーダイヤルをご利用できない場合は
03-6331-6000へおかけください

SPI・NMAT・JMATの
お問い合わせ
0120-314-855

受付/10:00~17:00/月~金(祝祭日を除く)

facebook
x