“変化の時代”を生きるビジネスパーソンに必要な学びとは? 公開型研修サービスをつくる3名による座談会【後編】。社員研修・社員教育のリクルートマネジメントスクール

“変化の時代”を生きるビジネスパーソンに必要な学びとは? 公開型研修サービスをつくる3名による座談会【後編】

リクルートマネジメントスクールの公開型研修サービスのコース開発者と講師が、「めまぐるしい変化の時代にふさわしい学びとは」や「公開型研修サービスの優位性」、「まさに今、注目が高まっているコース」などのテーマで語り合いました。これから公開型研修サービスを導入しようと考えている人事の方、どんなコースを受講したらいいか迷っている方は、ぜひお読みください。新しい時代の学びのヒントがきっとみつかります。

■座談会メンバー
●トレーナー・講師 山田 義一(やまだ よしかず)
銀行・メーカー・外資系コンサルティング会社を経て、人事コンサルタント・講師として活躍。

●コース開発者 五十嵐 理恵(いがらし りえ) 
●コース開発者 渡部 数満(わたなべ かずま)
リクルートマネジメントスクールにて企画、商品開発、サービス開発、事業開発を行う。
A.守破離と序破急、その両方を持つ人にチャンスが集まる(山田)

五十嵐:昔の自分にアドバイスするとしたら、自分の中に空白や余白をつくって、あえて日常業務とは関係ない分野を学ばせたいですね。当時は目の前の仕事にただ追われていましたが、興味があることや苦手なことに意識して取り組まないと、可能性が広がっていかないと思いますし、若いうちは時間も武器になりますね。

渡部:僕は、業務と直接関係なさそうに見えることであっても、好奇心が湧いてくるのなら勇気をもって飛び込んでほしいです。

山田:その通りだと思いますが、意外と、好奇心や興味関心っていう言葉が曲者なのです。興味関心は、まずベースとなる経験や知識、スキルがあって、その上で広がっていくものです。最初から興味関心だけに従おうとすると、結果として狭い世界の中で縮こまってしまうことになりかねない。
まずは、興味関心の土台になる知識や経験は必要なのです。ビジネスにおける守破離の部分ですね。

その上で、序破急を持つといい。言い換えると、手垢のついていない学びですね。AIでもアートでも何でもいいですが、何か新しい分野で人よりわずかでも抜きんでていたら、その人のところにチャンスが集まってくるものなのです。
A.自分に対する気づきを深められる領域が、これからますます大事になる(五十嵐)

五十嵐:繰り返しになりますが、自分に対する気づきや意識を深められる領域はますます大事になるかなと思っています。自分が普段、どのように物事を見ているのか、あらためて気づくことはすごく意味があることだと思っています。自分の視点や状況、コンディションを理解したうえで、どこに向かいたいと考えているのか、それはなぜなのか、意識や考えを深められるような内容がいいのでないかと。「個」にフォーカスしたテーマを掘り下げていきたいですね。

渡部:セルフリーダーシップなどもそうですよね。一人ひとりがリーダーとして、主体性をもって仕事に取り組み、また人生を構築していく。その入り口になるのがセルフリーダーシップというコースです。そして、これからより重要になるキーワードは「越境」ですね。社内のヒエラレルキーの中だけではなく、たとえばPTAなどの社外活動に参加して、そこでセルフリーダーシップを開発していくとか。社外と関わりを持って、複線的なキャリアを築くきっかけにもなってほしいです。

セルフリーダーシップ 〜越境体験で自分の強みと主体性を見つけ、仕事で活かす〜

山田:私が肌で感じているのは、世の中の動きが複雑化していて課題もどんどん変わっていくから、自分のコンパスになるような哲学をもたないと、身動きが取れなくなってしまうということ。自分の原理原則がないと、対応できないですよ。課題に合わせようとしても追いつかないのです。時代の変化が速いからこそ、対自己の領域が求められているというのは、私も感じているところです。

五十嵐:組織と個人の定義も変わるし、オンとオフの境界線もなくなっていく中で、世の中と向き合い、どんな道を選びたいのか自分で考え、行動していくことが、変化の時代に対する究極の回答じゃないでしょうか。「自分はどうしたいのか」がより大事になります。だからこそ、個人の可能性が広がっていく、きっかけや起点になるようなコースをつくりたいと思っています。

渡部:3時間や1日、2日の研修で人生は変わらないけれど、変わるきっかけの第一歩くらいになるかもしれない、そんな期待を持って受けてもらえるコースをどんどん用意したいですね。
A.知りたいことを限定しすぎずに、フラットな気持ちで受講してほしい(山田)

渡部:リクルートマネジメントスクールで学ぶチャンスがあるのであれば、好奇心に素直になって、自由にコースを選んでほしいと思います。必ず何かしら、気づきなどのお土産を持って、帰っていただけるはずです。何度も言いますが、無駄な学びはありません。捉え方次第でいろんな場面で応用できます。たとえば、営業の研修を受けたとしたら、広い意味でのコミュニケーション研修とらえることができますよね。そうすると、夫婦間のコミュニケーションや人脈作りに役立つかもしれない。これはどんな学びにも通じることなので、ぜひ試していただきたいです。

山田:知りたいことを限定しすぎずに、フラットな気持ちで受講していただきたい。もちろん、3時間という限られた時間のなかで、受講者の方の課題をピンポイントで解決するというのもありますが、せっかく来たのだから、もうちょっと学びを広げてみようとか、今度はこっちのテーマも面白いかもしれないとか、そんな風に使ってもらったほうが、必死に受けるよりはるかに多くの気づきを得られると思います。

五十嵐:個人としての主体的な学びを大切にしてほしいと思っています。自分のために学ぶというのは、決して閉じた学びではありません。むしろ、そこから誰かとつながり、一緒に新しいものを生み出すきっかけにもなるはず。講師と受講者、受講者同士の関係も変わっていくかもしれません。そのなかで自分たちがどんな学びをつくることができるのか…そう考えると、とてもワクワクしてきますね。