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さあ、扉をひらこう。Jammin’2025 session report

Jammin’2025新価値創造セッションが47社228名でスタート!

  • 公開日:2025/10/14
  • 更新日:2025/10/14
Jammin’2025新価値創造セッションが47社228名でスタート!

共創型リーダーシップ開発プログラム「Jammin’」、7年目のJammin’2025がスタートした。 9月5日(金)にオンラインで開催された新価値創造セッション①では「47社228名」の次世代リーダーが一堂に会した。参加者たちは、これから約4カ月にわたって取り組む「新規事業案の立案」に向けて、チームビルディングや「不」についての議論をスタートした。本記事ではリーダー向けの新価値創造セッション①の様子をレポートする。

Jammin’2025 開催概要
越境体験を通して、リーダーシップを開発する
まずはお互いを知り、「いかしきる」チームの土台をつくりあげていった
一人ひとりがフィールドワークを通して体感した「不」を共有し、チームとしてみんなで取り組みたい「不」についての議論が始まった

Jammin’2025 開催概要

■ Jammin’とは?

VUCA時代に持続的に価値創出できる日本企業を増やすことを目指す、異業種参画型リーダー開発プラットフォーム。参画企業から派遣された若手リーダーが異業種同士のチームを組み、約5カ月かけてさまざまな社会課題を解決する新規事業案の検討・立案に取り組む。

■ 2025年度 開催期間

2025年9月5日(金)~2026年1月23日(金)

■ 2025年度 参加者数

228名(47社)

■ 2025年度 参画企業(五十音順※公表企業のみ)

株式会社IHI/株式会社アイシン/味の素株式会社/伊藤忠商事株式会社/エーザイ株式会社/SMBC日興証券株式会社/株式会社エヌ・ティ・ティエムイー/株式会社NTTデータグループ/株式会社NTTドコモ/NTTドコモビジネス株式会社/花王株式会社/キヤノン株式会社/キリンホールディングス株式会社/株式会社埼玉りそな銀行/株式会社JERA/清水建設株式会社/全日本空輸株式会社/第一生命ホールディングス株式会社/大成建設株式会社/大同生命保険株式会社/大日本印刷株式会社/大和ハウス工業株式会社/株式会社デンソー/東急不動産株式会社/日産自動車株式会社/株式会社日本政策金融公庫/日本ハムキャリアコンサルティング株式会社/日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社/日本たばこ産業株式会社/株式会社阪急阪神ビジネスアソシエイト/株式会社日立パワーソリューションズ/富士通株式会社/富士通ネットワークソリューションズ株式会社/株式会社プレイド/本田技研工業株式会社/三菱ケミカル株式会社/三菱重工業株式会社/三菱商事株式会社/三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社/明治安田生命保険相互会社/株式会社ゆうちょ銀行/株式会社リコー/株式会社りそな銀行/株式会社レゾナック・ホールディングス 他

■ 取り組みの全体像

リーダー向けの「新価値創造セッション」(全15コース)と、オーナー(主にリーダーを派遣する企業の人事担当者)向けの「オーナーセッション」で構成。「Award」で全コースのなかから選ばれた優秀事業案を発表。

▽ Jammin’2025全体像

Jammin’2025 全体像

■多彩なコースと専門家

新価値創造セッションは、前回同様の全15コースを開講(働き方コースは2クラス)。それぞれが異なる社会課題をテーマにしている。各コースに参加するリーダーたちは、異業種同士でチームを組み、そのコースのテーマとなっている社会課題を解決する新規事業案を考える。各コースには、そのテーマの専門家が伴走し、事業案への助言やフィードバックを行っていく。

▽ 15のコースと専門家

 15のコースと専門家

越境体験を通して、リーダーシップを開発する

Jammin’2025も例年同様、第1回リーダーセッションは全コース合同セッションとしてオンラインで行われた。進行役は、トレーナーの吉田達、毛利威之と企画担当の内田怜七だ(いずれもリクルートマネジメントソリューションズ)。

新価値創造セッションの目的は、228名の参加者一人ひとりが、自己と組織を継続的に変革できる「共創リーダー」として成長していく支援だ。

▽Jammin’のコンセプトである「3つの越境」と「3つの行動」

「3つの越境」と「3つの行動」

社会課題、新規事業、他社との協働という「3つの越境」体験を通して、VUCA時代のリーダーに求められる「3つの行動」を磨いていく。

オープニングでは、Jammin’参加者って、どんな人たち?ということで、以下3つの問いが投げかけられ、なごやかな雰囲気でスタートした。

  1. 今日、どこから参加していますか?
  2. コースやチームのメンバーとセッション①までに連絡を取り合いましたか?
  3. あなたが憧れるリーダーは誰ですか?

ちなみに、参加場所は1位 自宅、2位 自社オフィスで、この2カ所でほぼすべてであったが、なかには旅先という人もいた。すでに連絡を取り合っている人も30名以上いるようだった。
また、憧れるリーダーは、イーロン・マスク氏やスティーブ・ジョブズ氏、孫正義氏、本田宗一郎氏などが挙げられたが、一番多かったのは自分の上司であった。

その後、あらためてJammin'実施の背景、各コースと専門家の紹介、「新価値創造セッション」の目的とゴール、全体の流れの説明があった。
また、Jammin’の大きな特徴である以下の2つが確認された。

  1. 活動のメインは「フィールドワーク・チーム活動」
  2. 参加者は1人で学ぶのではなく仲間と共に「学び合う」

最後に、VUCA時代に求められるリーダーの3つの行動について解説があった。

まずはお互いを知り、「いかしきる」チームの土台をつくりあげていった

Jammin'では、これから約4カ月間、チームによる協働を行っていくことになるが、その協働の質が新規事業案検討の成否を分けるといっても過言ではない。協働の質を高めるにあたっては、Jammin'でリーダーに求められる行動の1つに挙げている「いかしきる」チームづくりが重要になる。さらに「いかしきる」チームをつくるためには、まずお互いのことをよく知ることが重要だ。リーダーたちは、各コースのチームごとに分かれ、自分自身の特徴を記した事前課題を共有しながら、お互いの理解を深めていった。
各ブレイクアウトルームでは多くの質問が飛び交い、自然と笑いも起こっていて、間違いなく相互理解が進んでいるようだった。

午後からは「新規事業案の要件と事業検討ステップ」のレクチャーを行った。新規事業案の要件、Jammin’ Awardなどの具体的な説明や、今後の指針となる「事業検討ハンドブック」の概要の解説である。

▽事業検討ハンドブック(一部抜粋)

事業検討ハンドブック
事業検討ハンドブック

一人ひとりがフィールドワークを通して体感した「不」を共有し、チームとしてみんなで取り組みたい「不」についての議論が始まった

事業検討ステップのレクチャーの後、「不の共有」に入った。リーダーは、セッション①の前に、自分のコーステーマに関連して自分が興味・関心を持って調査していきたい「不」を仮決めしたうえで、仮決めした不をめぐって、実際の当事者や関係者の声をヒアリングしてきた。忙しい業務のなか、たくさんの人にインタビューした人が多く、共有と議論の時間が足りないというチームも続出した。
チーム内で共有される不は実際の関係者に取材して体感した不だけに、どれも共感を呼ぶものばかりで、チームとしてどの不を選ぶかを決めるのは簡単ではない。ここで、遠慮なく本音をぶつけ合い、対話ができるかどうかは今後のチーム活動にも大きく影響する。午前中のセッションでチームが十分温まったこともあり、活発な議論が行われたようだった。

一日の最後は、「フィールドワーク・チーム活動に向けて」のセッションだった。次回までの課題の紹介と、フィールドワークやチーム活動をどうやって進めればよいかの説明があった。その後はチームごとにどうやって進めるかを話し合った。

クロージングでは今の気持ちを全員がチャットしたが、「最初緊張したけど、話してみて緊張がほぐれた」「これからが楽しみになりました」「ワクワクしています」「すごく刺激的でした」「これから楽しんで成長していきたい」など前向きな声が多く、順調なスタートを切れたようだった。

Jammin’はまだ始まったばかりだ。これから各チームとも、約4カ月間 という期間にわたって、「不」を解消する事業案を考え抜き、その過程でお互いのリーダーシップを磨き合っていく。今の勢いのまま、最後まで走り切ってくれることを期待したい。

▽セッション①を進行する、トレーナーの吉田達(左)、毛利威之(右)

吉田トレーナーと毛利トレーナーの写真
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