人材育成・研修・マネジメント用語集GLOSSARY

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメント(Anger management)とは、怒りを後悔しないこと、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること、と説明されています。
2015年からのストレスチェック義務化(一部)に伴い、ストレス対策に取り組む企業が増えています。
特に、管理職に対しては、「多様な価値観を持った部下のマネジメント」「パワハラ問題への対応」「働き方改革と生産性向上が求められる中での部下育成」など、様々な場面において感情を適切にコントロールすることが、今まで以上に求められています。
しかし、不満や怒りの感情をただ我慢して溜め込むだけでは、心身の不調といった問題を引き起こしかねません。
アンガーマネジメントは、日常生活や職場に潜むイライラや怒りの感情に対する適切な理解と対処を学ぶ手法として、1970年代の米国で、心理トレーニングの一つとして開発されました。
昨今、日本においても、企業だけでなく、学校や行政機関などからも注目され、幅広く取り入れられるようになってきています。

リクルートマネジメントスクール研修公開コースでは、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会と提携し、企業や組織や働く人々にとっての心身の健康維持と、より豊かな人間関係や充実した時間を過ごしていただけるための一助として、アンガーマネジメントの普及を目指してまいります。

【関連する研修コース】
アンガーマネジメント 〜感情をマネジメントするスキルを身につけ、良好な人間関係を築く〜【3時間】
次にアンガーマネジメントの方法についてご説明いたします。

アンガーマネジメントの方法

アンガーマネジメントの方法■カウントバック(6秒ルール)

怒りのピークは最長でも6秒間といわれています。怒りの感情が湧き上がり、爆発してしまいそうなときは、ぐっと押し黙って心の中で6秒数えてみましょう。
怒りを6秒間我慢することができればある程度冷静さを取り戻すことができるため、衝動的な言動を起こしにくくなります。数を数えながら、意識を他のところへ向けてみることをお薦めします。

■アンガーログ

怒りやイライラの感情を記録(アンガーログ)することは、アンガーマネジメントにおいて有効です。怒りを感じた日時と場所、怒りを感じたこと(事実)、そのときに思ったこと(感情)、怒りの程度(1〜10までの10段階評価)を記録します。
できるだけ、怒りやイライラを感じたその場で書き留めてください。また、事実と感情を混同しがちですが、分けて書くよう意識しましょう。

■ポジティブモーメント

何か嫌なことを言われたりされたりといった具体的な要因があるわけではないものの、疲労や些細なことの積み重ねで何となくイライラしてしまうこともあるはずです。
このようにモヤモヤした気持ちが続いている場合は、過去の成功体験を思い出す「ポジティブモーメント」を実践して、感情をリセットしましょう。
成功体験をイメージするときは、これまでの体験の中で「楽しかった」「うれしかった」場面の風景や一緒にいた人たちの顔、そのときの気持ちなどを具体的に思い返すことがポイントです。
過去の成功体験を現在の悩みに重ねることで、「今回もうまくいく」という前向きなイメージを持つことができます。モチベーションを高めることで、より意欲的に仕事へと取り組むことができるでしょう。
ポジティブモーメント

価値観は人によって異なる、と理解することが大事

日本は同一民族で構成され、平等に教育を受けられる国であるため、明言せずとも誰もが理解をしている共通認識が多い、いわゆるハイコンテクスト文化が顕著な国です。文脈や場の雰囲気から「察する」ことや「空気を読む」ことが求められがちです。
しかし、世代が異なる社員や外国人とコミュニケーションを取る場合は、この共通認識が異なっていることが原因で人間関係のトラブルが生じるケースがあります。
「新人なら●●すべき」「●●するのが当たり前」などの自分にとっての常識や価値観と異なる行動を相手が取った際に、「なぜ●●しなかったんだ!」などと怒りを感じることもあるかもしれません。このような場合、怒りの感情を表す前に、相手は自分とは異なる価値観の元で行動していることを認識し、相手の価値観を理解するよう心がけましょう。

おわりに

怒りを感じることは、人間として自然な反応です。ただし、ビジネスパーソンには、その怒りの感情をストレートには出さずに、うまくコントロールできるスキルを身につけていることが求められます。怒りの感情を適切にコントロールし、職場の人間関係を良好に保ちましょう。
アンガーマネジメントについては、以下の講座で取り上げています。
◆アンガーマネジメント 〜感情をマネジメントするスキルを身につけ、良好な対人関係を築く〜【3時間】

アンガーマネジメントが何故必要とされているのかについてこちらのコラムでもご案内しています。ぜひこちらもご覧ください。
【特別座談会】SELF SHIFT ideas 〜学びは「自己」の時代へ〜なぜ今アンガーマネジメントが日本のビジネスパーソンに人気なのか?

おすすめダウンロードレポート

関連するサービス

関連コラム