自分で選べる。刺激になる。気づきが多い。「選択型研修」には他にない価値がある

プロジェクト概要

背景・課題

旧NTTソフトウェアでは、ビジネススキル研修や階層別研修などを実施していましたが、2016年には目新しさがなくなっていました。2017年の合併を機に、それまで実施していた主要な研修は残しながら、研修メニューを充実させることにしました。

検討プロセス・実行施策

合併後、「選択型研修」制度を新たに導入しました。旧NTTアイティが、主に公開型研修を利用した制度だったことと、公開型研修には「社外交流によって刺激を得られる」という独自研修にはないメリットがあったことが、大きな理由です。選択型研修と独自研修を併用して、両者のいいとこ取りをしたいと考えたのです。

成果・今後の取り組み

選択型研修制度によって、社員の「主体性」と「学習意欲」が高まる効果がありました。また、公開型研修を利用することで人事部の手離れも良くなります。さらに、非日常的で刺激が得られる点を魅力に感じ、楽しみにしている社員が少なからずいます。そのため、今後も選択型研修を利用する予定です。

背景・課題

従来の研修メニューでは閉塞感があった

私たちNTTテクノクロスは、2017年に旧NTTアイティと旧NTTソフトウェアが合併して生まれた会社です。NTT研究所の世界に誇る最先端技術を生かして、魅力的な製品やソリューションを生み出し、「みらい」を創造するソリューションプロバイダーです。

合併前、私はNTTソフトウェアに所属していましたが、長年、ビジネススキル研修・階層別研修などは人事部で独自研修として企画し、テクニカルスキル研修は、開発現場で活躍するプロフェッショナル社員を講師とした「ソフト道場」を設けていました。私が人事部に着任した2016年、独自研修は受講者の満足度は高かったものの、次第に成熟していくと、目新しさや新たに受講できるコースがなくなってきていました。それを見て、私は主要な独自研修を変わらずに続けながら、一方で新しい形の研修を導入しようと考えました。私たちが次の段階に進むには、何か新しい形の研修を始める必要がある、と感じたからです。2017年の合併は、研修メニューをより充実させる大きなチャンスだと考えました。

検討プロセス・実行施策

選択型研修と独自研修を併用して両者のいいとこ取りをしたいと考えた

結論から言えば、2017年の合併後、私たちは新たな研修メニューとして、「選択型研修」制度を導入しました。独自研修をいままでどおりに実施しながら、選択型研修をそこに加えたのです。選択型研修とは、希望者が自分の受けたいテーマやレベルの研修を選択できる制度です。ビジネススキルやヒューマンスキルを対象として、数社の研修会社が実施する数百の公開型研修のなかから選べるようにしました。

選択型研修を選んだ理由は大きく3つあります。1つ目は、先ほど述べたとおり、次の段階に進むために、新しい形の研修を導入する必要があったこと。2つ目は、旧NTTアイティが、主に公開型研修を利用した研修制度だったこと。そして3つ目は、旧NTTソフトウェアでは年に何名か、公開型研修を受講する社員がいたのですが、彼・彼女らから「公開型研修を受けると、さまざまな会社の方と交流でき、大きな刺激を得られる」という感想をよくもらっていたからです。独自研修には社内交流ができるメリットがあり、公開型研修には社外交流ができるメリットがあります。両者を併用することでいいとこ取りはできないかと考えました。

なお、テクニカルスキル研修として2009年より「ソフト道場」なる場を設けています。「ソフト道場」とは、開発現場で活躍するプロフェッショナル社員を講師とした実践型の技術者育成の場です。2009年からの10年でのべ4320名が受講しており、極めて実践的なテクニカルスキルを学び合ってきました。また現在、在宅勤務社員や管理職向けにeラーニングの強化も進めています。

推奨コースマップと3時間研修コースでリクルートマネジメントスクールの利用が増加

現在、選択型研修制度を導入して3年目ですが、リクルートマネジメントスクールの利用が多くなっています。そこに至るには2つの大きなターニングポイントがありました。

1つは、「推奨コースマップ」の提案を受けたことです。私たちは、社員評価ツールとして、社員に求める能力を等級別に定義した「期待能力表」を用意しているのですが、その期待能力表に沿って、等級・能力ごとの推奨コースを分かりやすく一覧にしてもらいました。これがリクルートマネジメントスクールの利用を一気に増やすきっかけとなりました。例えば年度初めの目標設定面談で、「今年度は〇〇の能力を上げたいので、この研修を受けます」と、部下から上司へコース選択の相談がしやすくなりました。数百のコースのなかから選ぶのは、誰にとっても簡単なことではありません。推奨コースマップというガイドラインがあることで、自分に適したコースを見つけやすくなるという効果が生まれたのだと思います。

もう1つは、「3時間研修コース」が充実していることです。いま私たちは、通常の選択型研修とは別立てで、3時間研修コースの予算を確保し、一定数が受けられる準備を整えています。これは主に、育児・介護などで短時間勤務を行う社員に向けた取り組みです。短時間勤務社員はどうしても1日以上の研修を受けにくく、終日・2日間の選択型研修を利用することはまれです。しかし、3時間であれば時間の制約が少ないため積極的に受講することができます。実際、2018年度から3時間研修コースを導入したのですが、利用者の3分の1が短時間勤務社員でした。働き方改革の一環として、私たちは今後、3時間研修コースの利用をさらに促したいと考えています。ちなみに先日、私自身も3時間コースを試しに受講してみたのですが、内容の密度が濃く、また受講者全員が集中して研修に臨むため、想定以上の満足感がありました。これなら自信を持って勧められると感じました。

さらに付け加えると、いったん受講者が増えると、評価の高い研修コースには、上司や周囲の勧めで翌年より多くの受講者が集まるという好循環が生まれます。リクルートマネジメントスクールの研修コースのなかには、好循環に入ったコースがいくつもあります。例えば、「ビジネスデータ分析・統計の基本」など、特定のコースに毎年参加する組織も出てきています。

成果・今後の取り組み

選択型研修は社員の主体性・学習意欲の向上に役立つ

選択型研修制度を導入した結果、いくつかのメリットが明らかになりました。まず挙げたいのは、社員の「主体性」と「学習意欲」を高める効果です。選択型研修を受ける際には、自ら情報を収集したり、自分が何を求めているのかを内省したりして、自分で研修を選ぶことが欠かせません。希望者は誰もがそうやって自ら学習意欲を高め、主体的にコースを選択します。この主体性向上・学習意欲向上がメリットだと感じます。このような社員の想いに応えるため、私たちはできるだけ多くの希望者を研修に送り込む努力を続けています。具体的には、期初の予算は限られているのですが、期中に予算の余裕が生まれたら、優先的に選択型研修に回すようにしています。希望者がせっかく主体性を発揮して学習意欲を高めているのですから、極力、彼・彼女らの背中を押したい。人事部全員に共通する想いです。
また、人事部としては、公開型研修を利用することで数カ月前から研修準備をすることがなくなり、手離れが良いのもありがたい点です。
そうであるにも関わらず、社員からは、「社外の方々との交流が刺激になる」「気づきが多い」といったポジティブな感想が多く届いています。特に、日々の交流範囲が固定化されやすいITエンジニアにとっては、社外に出て未知の方々と関わること自体が非日常的で、毎年の選択型研修を楽しみにしている社員が少なからずいます。

こうしたメリットを踏まえて、私たちは今後も、基本的には変わらずに選択型研修を利用していく予定です。

企業紹介

NTTテクノクロス株式会社
旧NTTアイティ株式会社と旧NTTソフトウェア株式会社が合併すると共に、NTTアドバンステクノロジ株式会社からメディア系技術の事業を譲受して誕生。各社が持っていた音声や映像といったメディア系技術と、それらを活用したAI技術を1社に結集したことで、新たな価値を早期に創出できるようになった。NTT研究所の世界に誇る最先端技術を、顧客のビジネスに活用できるよう、ソリューション化することが使命。NTT研究所に最も近い会社として、先進技術の研究試作開発を受けつつ、そこで培ったノウハウを生かして、顧客に役立つソリューションを創出していく。

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