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公開日:2014/02/21
更新日:2023/06/30
外発的動機付けとは
心理学の考え方で、動機付けには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」の2つがあるとされています。外発的動機付けは行動の要因が評価・賞罰・強制などの人為的な刺激による動機付けのことです。
一般的には、外発的動機付けの効果は一時的であり、人格的成長には必ずしもつながらないという見解がありますが、外発的動機付けによって行動をしているうちに、次第に興味・関心が生まれ内発的動機付けへと変化していくこともあると言われています。
内発的動機付けとは
内発的動機づけは行動要因が内面に湧き起こった興味・関心や意欲による動機付けのことです。詳しくはこちらで解説しています。
用語集:内発的動機付けとは外発動機づけのメリットとデメリット
外発的動機付けには賞罰など、誰にも共通でシンプルに動機に繋がりやすいというメリットがあります。デメリットとしては、例えば金銭的な報酬などは受け取ることに慣れやすく、継続的に上昇させていくことも難しいため動機が長続きしづらいということです。一定の条件を満たしていても期待を超えた質の向上に繋がりづらいという側面もあります。
企業において継続的に周囲の期待に応え質の高い仕事をしてもらうためには、初めは外発的動機付けだったとしても、本人のやりがいや貢献意欲など内発的動機付けに繋げていくことが理想的です。そのためにはマネジャーが本人の仕事ぶりや成果について一緒に振り返る機会を作ることが有効です。
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