30年ほど前から社員の「社会人としての質の向上」を目指してリクルートマネジメントスクールを利用
鈴木:私たちアイアンドエルソフトウェアは、1989年創業のソフトウェア企業です。主な事業ドメインはソフトウェア受託開発であり、社員の大半はITプロフェッショナルです。実は私たちは、創業して数年後、つまり30年ほど前に、「7つの習慣研修」をきっかけにして、リクルートマネジメントスクールの公開型研修を利用し始めました。それ以来、ヒューマンスキル研修・ビジネススキル研修に関しては、一貫してスクールの活用を続けています。なぜなら、ITプロフェッショナルは単に技術力を高めるだけでなく、「社会人としての質の向上を目指すことが大切だ」というのが、経営陣の変わらない考え方だからです。
現在では、新入社員向けの「ビジネスマナー実践研修」「7つの習慣研修」から、若手社員向けの「ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ研修」、中堅社員向けの「中堅社員研修」「プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ研修」「対人スキル向上研修」、さらにマネジャー向けの「管理者基礎研修」「リーダーシップ開発研修」「戦略シナリオのノウハウ・ドゥハウ研修」などに至るまで、全階層でリクルートマネジメントスクールをおおいに活用しています。
<図表1> 2級(2〜4年)の階層別研修一覧(抜粋)
(出所:アイアンドエルソフトウェア株式会社 社内資料)
<図表2> 5級(8年〜)の階層別研修一覧(抜粋)
(出所:アイアンドエルソフトウェア株式会社 社内資料)
実は、アイアンドエルでは、これらの研修を受講することを、社員の「昇級条件」の1つにしています。各階層に必要な研修を受講しない限り、昇級しないのです。ですから毎年、多くの社員がリクルートマネジメントスクールに通っています。会社としては、昇級条件にすることで、社員が上の職位を目指すうえで最低限知ってほしいスキル・知識を身につける機会をスムーズに提供できています。