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用語集

エビングハウスの忘却曲線とは? 研修への生かし方を解説

  • 公開日:2014/01/29
  • 更新日:2024/06/07

エビングハウスの忘却曲線とは、ドイツの心理学者であるエビングハウスが行った実験に基づき作成された時間経過と記憶の関係を表すグラフです。

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エビングハウスの忘却曲線が表す意味

何度も学習することで記憶に定着しやすくなるという再学習による忘却防止を「節約率」という指標を用いて表しています。

節約率とは?

「節約率」とは、「一度記憶した内容を再度完全に記憶するまでにどの程度の時間を節約できたか」を表す値です。節約率は以下で求めることができます。

(節約率)={(最初に要した時間) – (覚え直すのに要した時間)}÷ (最初に要した時間)

例えば、以下のように算出されます。
例:Aさんは英単語を覚えるのに20分かかった。しかし、1時間後に復習すると15分で覚えることができた。
  ⇒(20-15)÷ 20 = 0.25 (節約率:25%)

エビングハウスの実験結果は?

エビングハウスは「無意味な単語の綴りを暗記したあとの保持率」という実験を行い、以下の結果が得られました。

20分後の節約率:58%。
1時間後の節約率:44%
1日後の節約率:26%
1週間後の節約率:23%
1ヶ月後の節約率:21%

実験結果より、記憶してから1日の間に節約率は急激に低下しますが、その後は緩やかに下降するといわれています。
この忘却曲線や節約率から、一度覚えてから時間をおいて何度も繰り返し復習することで覚え直す時間が短くなり、記憶の定着につながると示されています。

忘却曲線から見る研修企画で気を付けたいこと

忘却曲線からも見るように、知識の定着には繰り返しが必要なことが分かります。
これは企業の研修でも同様です。1回受けて終わりにしてしまうと、なかなか内容が身につきにくく、研修の成果が見えにくくなってしまいます。

何度も同じ研修を受講することは現実的ではありませんが、企業研修においてもアウトプットの機会を設ける、実践してみた振り返りの時間を作る、など学んだ内容を定着させる取り組みは可能です。
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