マネジャー候補となる現場の中核層に焦点を 将来を切り拓く中堅社員の育て方・人材育成方法

今回の特集では、近年お客様からのお問い合せが増えている中堅社員、特にマネジャー候補となる現場の中核層に焦点を当てています。弊社の調査・研究やサービス提供を通じた知見などから導き出した、これからの中堅社員育成の方法論とフレームワークをご紹介します。


中堅社員の育成が注目される背景

最近、中堅社員の育成に関するご相談を受ける機会が増えています。弊社が2013年に行った企業人事の方を対象とした調査でも、「中堅社員の育成」は、階層に関するものではミドルマネジメント層に次いで回答の多い人材マネジメント課題となっています(図表1. )。

現在、中堅社員と呼ばれる層は、おおむね1998〜2006年に入社した世代で、30代が中心です。いわゆる「就職氷河期世代」で、他の階層と比べてその絶対数が少ない傾向にあります(図表2.)。“買い手市場”での厳しい競争を勝ち抜いてきたことから、一般的に優秀で学習意欲も高いといわれているこの世代は、今ちょうど管理職候補となる時期にさしかかっています。近い将来、彼らは管理職として自分よりも年上の部下をマネジメントすることになります。

一方、多くの企業で、この層が「小粒化している」ことが問題視されています。前出の調査では、「会社で表出している問題」として、回答企業の実に75%が「中堅社員が小粒化している」と感じており、その回答比率は前回調査した2010年よりも上昇しています。

人材マネジメント課題として中堅社員の育成が挙げられるようになっている背景には、こうした優秀で希少な世代を、次代を担う管理職として早期に育成しなければ、ミドルマネジメントが弱体化してしまうという危機感があるものと思われます。 

では、今日の中堅社員はどのような特徴をもっているのでしょうか?

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