部下から見た上司の特徴について アジア4カ国比較からみる「理想の上司」とは?

弊社で行った、「RMS Researchアジア4カ国の上司像と働き方に関する調査2012」を使い、日本・中国・シンガポール・インドにおける、部下から見た上司の特徴について、日本と他3カ国を比較したポイントをご紹介致します。


有能な上司かどうかは国によって異なる

突然ですが質問です。
ある部下が、仕事内容でわからないことがあり上司に尋ねました。すると、「私には分かりません。マーケティング部門のAさんに聞いてみれば分かるかもしれませんよ」と答えました。
この部下は、この上司を有能な上司だと思うでしょうか? それとも、頼りない上司だと思うでしょうか?

現在、多くの企業がグローバル戦略を掲げ、国を超えたマネジメントの必要性はますます高まっています。一方、海外現地拠点でのマネジメントに苦心する様子も散見されており、弊社の調査(グローバル人材マネジメント実態調査2011)では、現地の優秀人材のリテンションに取り組む企業のうち、約7割が「うまくいっていない」と回答しています。

なぜ日本企業は、海外現地拠点でのマネジメントに苦労するのでしょうか。理由の一つに、海外拠点に赴任した日本人マネジャーが、なかなか現地社員と理解し合えず活躍できない、という問題があるようです。弊社の調査では、海外で活躍できなかったリーダー人材の特徴として最も多く選択されたのが、「異なる考え方の人と理解し合えない」(61.9%)というものでした。


●マネジャーに期待する行動への考え方は国によって異なる

職場でのマネジャーの役割や行動に対する考え方については、国によって異なることが分かっています。ナンシー J. アドラーは、著書『チームマネジメント革命』の中で、アンドレ・ローレントが西欧、米国、アジアのマネジャーを対象に行った調査を紹介しています。その調査の中で、「部下が仕事について尋ねる質問に対し、上司がすぐに正しい答えを持っていることは重要であるか」と質問をしたところ、日本では78%が重要であると回答したのに対し、アメリカでは18%、スウェーデンではわずか10%に留まりました。

これはどういうことを意味しているのでしょうか。
冒頭の質問に戻って考えてみましょう。このケースは上記著書で紹介している事例を編集したものですが、もしこの部下が日本人であれば、「上司は業務を分かっていないから駄目だ」と不満に思うかもしれません。しかし、この上司がアメリカ人だった場合、「部下に適切な助言ができ、自分の務めは果たせた」と満足しているかもしれません。国によって上司が振る舞うべき行動の認識が異なっていることで、上司と部下との関係性に、すれ違いが生じる可能性があるわけです。

そこで弊社では、特に職場における上司と部下の関係性に着目し、部下から見た上司の特徴について、日本・中国・シンガポール・インドに対する定量調査を行い、日本と他3カ国の特徴を比較しました。
次ページより、その一部をご紹介します。

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