検証!社会人の本音 第2回 職場の送別会ってどうしてる?

会社員独自のさまざまな常識や慣習、はたまた都市伝説的な言い伝えについて、独自調査を行い「実際はどうなの?」を検証するこのコーナー。
第2回のテーマは、出会いと別れの季節ならではの「職場の送別会」についてです。送別会で一番大変なのは幹事であることは言うまでもありませんが、その幹事の役割は忙しい期末に突然回ってくるものです。いつ幹事になっても困らないよう、職場の送別会の実態と、それに携わる人たちの立場の本音を見ていきましょう。
※送り出される本人:以下「主役」、送別会を企画・開催する人:以下「幹事」、主役を送り出す人:以下「参加者」


送別会ってどれくらい参加する?どうやって参加を決める?

まずは参加者に対して、職場の送別会の参加状況を伺いました。

「誘われたものはすべて参加する」と「参加する会としない会を選定する」が、結果を二分しました。何かしら職場の送別会に参加している方が多いようです。
では「参加する会としない会を選定する」と回答した人は、どのように参加するかしないかを決めているのでしょうか。

「主役と同じ組織かによる」「主役の役職による」「主役が同期入社かによる」などの形式的な情報よりも、「主役との仕事の関係性による」「主役との人間的な関係性による」など、関係性を重視する回答が過半数を占める結果となりました。

幹事としては、主役と関係性の深い人を把握してから参加者を選ぶとよさそうです。

店選びで最も重要なのは?

続いて、それぞれの立場ごとに、送別会の店選びで重視していることについて伺いました。

どの立場においても最も選択率が高いのは「予算」となりました。重視しているというよりも、必須条件として捉えられがちなため、当然の結果かもしれません。
注目すべきは、三者のなかで幹事の選択率が最も低くギャップがあったのは「料理」でした。幹事は「予算」という条件や、滞りなく進行できる「雰囲気」を重視しがちですが、主役と参加者は「料理」を重視した店選びをしてほしいようです。

最も嬉しかった/いらなかったプレゼントは?いくらまで出せる?

続いて、送別品について実態を探りました。
まずは主役に対して、もらって最も嬉しかったプレゼントについてお伺いしています。

意外にも「ない」という回答が3割強を占めました。この回答には「プレゼントはもらったが覚えていない」「嬉しくなかった」というものの他に、「そもそもプレゼントをもらっていない」というものも多く含まれており、プレゼントを贈る風習のない職場も多くあるようです。
定番ともいえる「花束」「寄せ書き・写真集」などが上位にランクインし、あとは主役次第でさまざまに変わっていくようです。

そのプレゼントが嬉しかった理由は、「時間をかけて用意してくれたから」「何が好きかリサーチして選んでくれたので」というような、プレゼントが何であっても選んでくれた気持ちに対する感謝や、「毎日使うから」「今持っているものよりも軽い」など実用性を重視するもの、「センスが良かったから」「おしゃれだったから」などデザイン性を重視するものが見受けられました。

では反対に、もらって最もいらなかったプレゼントは何だったのでしょうか。

なんと上位3位までは、最も嬉しかったプレゼントと同じ顔ぶれでした。「花束」「寄せ書き・写真集」は、他のプレゼントに比べてもらう機会が多いため、上位に上がりやすいともいえますが、好みが分かれることは確かなようです。

いらない理由としては、「(花粉症なので)花瓶を持っていないのに花」「飲めないのにワイン」など、そもそも使えないものをもらったというもの、「柄が趣味じゃなかった」「趣味と全く合わない」など、デザインの好みが合わなかったというものが多く、嬉しかった理由と似た評価観点でした。
唯一違いがあったのは、花束に対するコメントで、「持って帰るのが面倒」「電車で恥ずかしい」など持ち帰りの不便さ・恥ずかしさが挙げられていました。

つまり、主役が実用的でおしゃれだと思えるように、その人の持ち物や行動範囲、生活パターンなどをきちんと把握した上でプレゼントを考える。その結果、「形式的ではなく自分のためのプレゼントを考えて準備してくれた」という喜びが生まれる、ということに繋がるようです。

続いて、プレゼントの金額について、幹事と参加者に伺いました。

ここでは、参加者はプレゼント代として徴収されるのに抵抗がない金額は、1,999円までで8割強を占めるのに対し、幹事は徴収されるのに抵抗がない金額として、1,999円までが4割強にとどまる結果となり、大きなギャップが見られました。
せっかくの送別会ですので、参加者にもお金に対する不満は抱いて欲しくないものです。幹事は自分たちが思うよりも、参加者の財布の紐が固いことを頭に入れておいたほうがよさそうですね。

感動したコメントは、誰からの?どんなコメント?

続いて、主役に感動したコメントについて伺いました。

上司からのコメントが4分の1を占める結果となりました。
コメントの内容を見ていくと、誰からのコメントであろうと、これまでの仕事に対する感謝、いなくなることに対する残念さ・寂しさ、これからの応援・励まし・期待というものがほとんどでした。
よく怒られていた上司からの「君は成長した。次のところでも絶対必要とされる」というものや、部下からの「最初は嫌いでした。しかし、今は大好きです」という涙ながらのコメント、面倒を見ていた後輩からの「あなたの教育で成長できました。目標にしています」など、さまざまなドラマを想像させるコメントが見受けられました。

くすっとした/いらっとした場面は?

最後に、三者に思わずくすっとした、いらっとした場面について伺いました。

くすっとした場面として挙げられたのが、「過去の失敗エピソードを弄られて笑った」「新人の頃に若さゆえにおかした失敗や、勢いだけで何とかなると思い、がむしゃらにやっていたときの話を紹介された」など、主役の懐かしい失敗話が圧倒的多数でした。
コンテンツとしては定番かもしれませんが、人が変わればエピソードは変わるもの。主役をよく知る参加者が口頭で話したり、写真付きのスライドや動画を準備して投影したりと、方法はさまざまなようですが、主役の失敗談を集めて発表するのは盛り上がるようです。

そしていらっとした場面は回答が分かれましたが、そのなかでも最も多かったのが「思い入れのない人からの送別の言葉」「上司のコメントにやや気持ちがこもっていなかった」など、主役の気持ちよりも形式を優先しているというものでした。また主役から特に多かったのが、「最後の挨拶のときに、横を向いていた人がいた」「自分のことを離れて、関係ないことをだらだら喋る関係の薄い参加者がいた」など、自分を送別する気のない参加者の態度でした。
役職や組織などで形式的に参加者やコメントする人を選ぶのではなく、主役が喜ぶような関わりがあった人を選ぶのがよさそうです。
また、なかには「主役の名前を間違えた人がいた」「辞めるのは裏切り者だと上司に言われた」など、言うまでもなく不快な経験をした人もいたようです。


様々な観点で職場の送別会について見てきましたが、やはり主役のことを考えた会になっているか否かに尽きるようです。
参加者に配慮することはもちろんですが、まずは主役に「この会社・職場で働いてよかった」と思ってもらえる最後を演出したいものですね。
幹事の皆様や、これから幹事をする方々の一助となれば幸いです。

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