360度評価システム | MOA

概要
360度評価とは、被観察者の日常の職務行動を、上司だけでなく周囲の同僚や部下も含めた複数名の観察者が評価回答することです。360度評価システムMOAを活用することで、被観察者が企業人としての標準的な職務遂行能力を備えているかどうか、またそれが日常で発揮されているかどうかを把握することができます。
特長
1.客観性・納得性・科学性の高い評価
360度評価システム「MOA」の特長として、複数名の観察結果を平均することで、観察者個人のパーソナリティや価値観による評価のばらつきを抑え、客観性・科学性を高めることができます。また、観察対象となるのは具体的な日常の職務行動ですので、被観察者の能力に対する価値判断が評価に含まれてしまうのを最小限にとどめることができ、被観察者にとっても納得性の高い評価が可能になります。

2. カスタマイズなしでも十分な活用が可能
被観察者の階層によって求められる能力は異なるため、MOAは中堅社員層(S)・管理職層(M)・経営職層(E)の3種類をご用意しています。各階層に期待される能力を押さえた内容であることから、オリジナル項目を設けるなどのカスタマイズをせずとも十分にご活用いただけることが、MOAの大きな特長です。
3. 一般的なレベルとの比較が可能
中堅社員層(S)・管理職層(M)・経営職層(E)それぞれに対し、結果を「標準得点」で表示しているため、世間一般の同階層とのレベル比較が可能です。
4. 豊富な導入実績261社・被観察者53,000名 (2020年度) ※MOAオリジナル版実施を含む
1993年よりサービスを開始、多くの企業・被観察者にご利用いただいています。豊富な実績に基づいたノウハウで、大量実施でも機密性が高く安定的に運用可能です。

活用場面
360度評価(多面評価)システム「MOA」の活用シーンとして以下が挙げられます。
能力開発・指導育成
社員が自己理解を深め、能力開発ポイントを明確化する/上司の部下指導・育成をサポートする

実施目的として最も多いのは、社員の能力開発です。 MOAを活用することで上司や同僚、部下といった複数名からの評価と、自己認識とのギャップを認識してもらうことができます。周囲から見た、自分自身の強み・課題、行動特徴を知ることで、能力開発に向けて動き出すことができます。また、MOAは、被観察者に対する上司の指導・育成を助ける材料となります。被観察者が弱点を克服できるようなプロジェクトにアサインしたり、被観察者の長所を活かせる業務を任せたりする、といったマネジメントに役立てることが可能です。
昇進・昇格選考
人事考課の補完データ/公平性・納得性・客観性を高める評価手段
適正配置・人材活用戦略
現管理者や中堅社員の職務遂行能力の発揮状況を客観的に把握することは、適正配置を検討するための材料になります。また、昇進・昇格を判断する際に、人事考課の補完材料、公平性・納得性・客観性を高める手段の1つとして活用されることもあります。
360度評価システム「MOA」の活用メリット
充実したフィードバックツール上司用/本人用HANDBOOK
世間一般との比較標準得点で表示しているため、世間一般の同階層と比べて結果を解釈することができます。
人的資源の把握MOAの結果を部門別・階層別などに集計・分析することによって、人的資源の配置状況を把握することができます。
360度評価システム「MOA」の活用事例
ここでは、MOAの中でも、管理職層向けのMOA-Mを活用いただいた事例を2つご紹介いたします。
管理職の能力開発にMOAが役立った事例
1つ目にご紹介するA社様の活用事例は、MOAが管理職の能力開発に役立てられた事例です。
組織の風土改革にMOAが役立った事例
食品メーカーB社様の事例は、組織の風土改革に関する活用事例です。
実施の流れ

MOAの実施準備 |
MOAを実施する前に、まず実施企業様とリクルートマネジメントソリューションズ担当者とで話し合いの場を設け、360度評価実施に向けての準備を行うことからスタートします。 ここでは360度評価を実施する目的を明確化するほか、被観察者・観察者の決定、WEBページと紙のマークシートどちらで実施するのかなどの実施概要を決定いたします。 なお、実施準備の面談の場を設けずにサービスセンターとのやり取りのみで実施することも可能です。 実施概要が決定しましたら、実施企業様に回答者情報を作成していただきます。 企業様に回答者情報を作成いただくのと並行して、回答用のWEBページ、もしくはマークシートのご用意を進めます。 |
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WEBか解答用紙での回答実施 |
観察者が、被観察者の職務行動について回答を行います。 WEBページでの回答の際には、複数の被観察者の名前を横並びで表示し、同時に回答を行うことができます。回答を一時保存することも可能なので、複数回に分けて回答することも可能です。 実施企業には、実施中の観察者への回答リマインドや、回答完了後のマークシートの回収などをご対応いただきます。 |
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結果報告書のお届け |
WEBページでの回答、もしくはマークシートの回収が完了し次第、結果を集計。集計結果を元に報告書を作成し、実施企業様へお届けいたします。 なお、オプションで報告書のWEB配信も対応しております。 報告書では、各能力の得点のほか、被観察者本人による自己評価と観察者による他者評価とのギャップなどを見ることができます。 報告書は、人事用と本人用の2種類がございます。本人用の報告書については被観察者へお渡しいただくだけでなく、上司や人事からフィードバックを行っていただくことをおすすめいたします。 |
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MOAの事後施策※オプション |
オプションで、リクルートマネジメントソリューションズの経験豊富な人材開発トレーナーによるフィードバックセッションを実施することも可能です。 フィードバックセッションでは、評価結果や実施企業様の全体傾向の解説のほか、自己分析といった個人ワークや相互アドバイスを行うグループワークなどを行います(実施時間などにより、内容は異なります)。 評価結果を詳細に分析した上で解説やワークを組み立てているため、被観察者がMOAの評価結果をよりしっかりと受け止め、今後のスキルアップに向けて前向きに取り組むことに役立ちます。オンラインでのフィードバックセッションのご提供も可能ですので、対面形式での実施が難しい場合もご相談ください。 |
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サービス詳細
サービス名 | MOA |
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実施対象 | 経営職層(E型)/管理職層(M型)/中堅社員層(S型) |
対応テーマ | 人材アセスメント/管理職層のマネジメント力強化/グローバル人材育成 |
測定領域 | 日常の職務行動をベースにしたスキルの発揮状況 |
実施形態 | マークシート方式/WEB方式 |
実施時間 | 12〜15分 |
実施料金 | 被観察者1名につき 10,000円(税抜) ※WEB方式の場合、別途ヘルプデスク料金がかかります ※各種オプション料金は別途お問い合わせください |
外国語対応 | 英語 ※日本語版と料金、報告書等が異なる場合があります |