従業員意識調査の実践的な活用方法
〜従業員の声を経営改革に生かすヒント〜
皆さんは、“従業員意識調査”と称した「組織における方針の浸透度合い」「職場活性度」「職務への満足度」などの組織特性を問われるアンケート調査(サーベイ)に回答したことがあるでしょうか。
人材マネジメント領域においては、定量的にその状況を把握することが難しいため、定性的な組織上の強みや課題を定量的に把握することを可能にする“サーベイ”は重宝です。
特に、その会社で働く従業員に回答してもらう「従業員意識調査」は組織・人材マネジメント上の課題を探る重要な情報を提供するものとなります。
近年では、数年前に導入した成果主義人事制度の浸透度や運用状況の従業員視点からの意見収集、CS(顧客満足)活動のいっそうの加速化を目指したES(従業員満足)の把握とその向上施策の展開など、従業員の声を経営の情報として取り入れ、活用していこうという取り組みが盛んになってきています。
本特集では、経営企画や人事企画部門主管で多くの企業で行われている“従業員意識調査”の意義と実施の留意点、調査結果を経営改革に生かしていくヒントを提示していきたいと思います。