特集
求められる「役割」を認識し職場で実践する
マネジメントの原理原則を押さえたリーダー・マネジャーの育成
- 公開日:2006/01/01
- 更新日:2024/04/11

企業を取り巻く環境変化のスピードは、年々加速の一途をたどっています。
この激流の時代、リーダー、マネジャーが的確に求められる「役割」を認識し、どのように職場で実践していけばよいのか。
本特集では弊社サービスである「MBC(マネジメントの原理原則を学ぶ管理者基礎研修)」で扱う内容を例に挙げながら考えていきたいと思います。
- 目次
- 環境変化の中で、リーダー・マネジャーに求められる役割は高度化している
- リーダー・マネジャーとしての役割を知り、それを職場において実践するには?
- マネジメントの基本を押さえたマネジャー・リーダーが求められている
- MBCプログラムの特長
- MBCトレーニングプログラム
環境変化の中で、リーダー・マネジャーに求められる役割は高度化している
IT化、グローバル化などに伴う企業環境の急激な変化から、組織リーダーやマネジャーに求められる役割は高度化しているといえます。既に、労働政策研究・研修機構(JIL)の1998年の調査では、 管理職の業務における「必要な知識や能力」「仕事の範囲」「仕事量」において、その質的・量的な割合が以前よりも増加したことが報告されています。加えて、同じくJILのここ5年間に起こった職場の環境変化(複数回答/2003年)調査では、「進捗管理が厳しくなった(54.7%)」「仕事のできる人に仕事が集中するようになった(51.3%)」「社内における意思決定スピードが上がった(44.4%)」など、職場全体においても質・量共に業務が高度化している様子が伺えます。
翻って、日本経営協会発行の『人材白書2003』における経営者・人事サイドへのアンケート、「現在直面している課題 N=262(下図参照)」によると、「1管理職が力不足」がトップに挙げられています。厳しい環境ではありますが、リーダー・マネジャーは前述した環境変化において、より自らに相応しい役割を知り、職場においてそれを果たすことが求められているといえるでしょう。

リーダー・マネジャーとしての役割を知り、それを職場において実践するには?
リーダーやマネジャーに求められる役割を知り、それを職場において効果的に実践できるようになるには、どのようにすればよいのでしょうか?下図は、弊社が作成しました、「ビジネスパーソンの能力構造モデル」です。
リーダー・マネジャーには、まずその役割を遂行するための「資質」を持った人材が選抜・任用されています。
その上で、マネジャー・リーダーに求められる「マネジャーに相応しいものの見方・捉え方(思考・行動様式)」「マネジメントの原理原則(知識・スキル)」を獲得し、それらを職場において行動レベルで発揮できるようになることが期待されています。
リーダー・マネジャーが自らの役割を知り、それを効果的に実践していくためには、「資質」は前提として、「思考・行動様式」「知識・スキル」レベルから着実に積み上げて獲得していくことが必要であり、奇策はないといえるでしょう。
■ビジネスパーソンの能力構造モデルと対応する領域

マネジメントの基本を押さえたマネジャー・リーダーが求められている
前述したとおり、マネジメントを取り巻く環境変化において、マネジャー・リーダーとしての役割を職場において発揮していくためには、リーダー・マネジャーとしての「思考・行動様式、知識・スキル」の獲得、すなわち「マネジメントの原理原則」を押さえたマネジメントが求められるといえるでしょう。
原理原則といっても、教養としての学習やマネジメントの教科書に書いてあることを暗記するなどというレベルではなく、それらを職場で実践できるレベルで習得することが求められます。弊社では、それらの事項を実現するためのトレーニングコースMBC(Management Basic Course)を、
(1)公開コース(異業種交流)型研修
(2)各企業内インハウス型研修
の2つのバリエーションでご提供しております。
以下からは、MBCコースを例に、マネジメントに求められる知識・スキルをどのように習得するべきかについてご説明します。MBCはマネジメントの原理原則の把握とマネジャー・リーダーに相応しい思考・行動様式の理解を経て、職場における実践を促していくトレーニングプログラムであり、次のような特長があります。

MBCプログラムの特長
マネジメントの原理原則に関する全体像の把握
マネジメントで扱う領域は幅広く、さまざまな定義が存在します。MBCでは、管理過程論やリーダーシップ論をベースにしながら、「マネジメントの原理原則のメニュー」を図表1のように再整理しました。これらを網羅的にわかりやすくコンパクトに掲載した、「マネジメントハンドブック」を受講者の皆様に事前配布し、トレーニング効果を高めることを狙っています。

職場での行動化を促すための演習
マネジメントハンドブックで扱った内容を、経験に基づいて理解をし、日常のマネジメント場面で活用していただくために、トレーニング場面では、理解促進演習とケース演習を行います。図表2は、理解促進演習(CCT;Concept Clarification Test)の設問例と進行イメージを表しています。具体的には、イ~二の各設問について、個人で解を出し、その選択根拠をグループ討議でぶつけ合います。議論が一段落した段階で、人材開発トレーナー(以下トレーナー)が受講者の経験を引き出しながら、討議のポイントや争点を明確にしていきます。
それらを踏まえて、トレーナーによる原理原則の解説を経て、受講者は自分のマネジメントスタイルを再構築し、日常のマネジメントで実践できるようになるのです。
MBCトレーニングプログラム
スケジュール
MBCの標準的なプログラム例(2泊3日コ-ス)は図表3のようになります。
■1. 公開コース(異業種交流型)の場合は、通い3日間となります。
■2. 企業内実施コース(インハウス実施)の場合は、2泊3日が標準となりますが、ご要望に応じて開始時間と終了時間の変更などが可能です。また、内容を圧縮した1泊2日のコースもございます(企業内実施コースのみ)
弊社トレーナーの特長・トレーニング実績
図表4に、弊社トレーナーの特長とお客様から高い評価をいただいておりますトレーニングレベルを維持・向上させるための弊社独自の取り組みをまとめております。
MBCを起点にしてはじまる、マネジメント・リーダーシップ強化プログラム
弊社では、MBCで扱う「原理原則」を習得し、職場において実践をはじめた後に、マネジメント/リーダーシップを更に強化していくために、図表5のようなトレーニングプログラムをご用意しております。

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