先入観というメガネをはずして 理解することから始める新入社員育成

近年、多くの企業で新入社員育成についての問題がクローズアップされています。新入社員を取り巻く仕事・職場環境の変化や、新入社員が「ゆとり世代」と称される世代であることが背景にあるようです。

例えば、企業の人事担当の方や現場で新入社員を育成するマネジャーの方から、次のようなことをよく伺います。

「新入社員が元気をなくしてしまう」「新入社員の離職がとまらない」「数年たつと小粒になってしまう」「最近の新入社員は、打たれ弱い」

そして、これらの問題に対して、「最近の新入社員は……」「ゆとり世代はやっぱり……」と、問題の原因を新入社員の側に求めてしまうことも多いようです。

しかし、本当に新入社員だけに問題があるのでしょうか?もしも新入社員に問題があったとしても、新入社員の側に問題の原因を見出しだだけでは、解決にはつながりません。

ではどうすればよいのでしょうか?

今回は、会社や仕事の見方・感じ方に関する新入社員への調査・インタビュー結果を確認しながら、新入社員への関わり方のヒントをご紹介したいと思います。


定量データから見る新入社員 〜求めるのは「成長」「貢献」〜

まずは、2009年新卒入社予定の学生に対する調査を元に、新入社員の仕事・組織に対する志向・価値観を見てみましょう。
以下は、「働く上で大切にしたい価値観」「働く上で重視したい社風」についての調査結果です。この2つのデータから皆さんは、新入社員に対してどのようなイメージを持ちますか? 皆さんの抱く新入社員イメージと重なる点・異なる点がそれぞれあるのではないでしょうか。

働く上で最も大切にしている価値観は「成長」、次いで「貢献」です。仕事を通じた効力感を重視する近年の特徴的な傾向といえます。また、専門性獲得への意欲も、景況を反映した今日的な傾向といえるでしょう。一方で、周囲からの注目や他者との競争はあまり重視しない様子がうかがえます。(図表1)

重視されている社風は、「オープンなコミュニケーション」「相互の思いやりとあたたかさ」「強い連帯感とチームワーク」。競争や自立を求める社風は避けられる傾向が強く、和気あいあいとした職場を望んでいることがうかがえます。また、「自由と個性の尊重」の重視度も高く、自分自身の個性を活かせる社風・職場を求めていることが読み取れます。(図表2)

では、組織・仕事に対してこのような志向・価値観を持った新人は、入社後、現実の組織・仕事に対してどのように感じるのでしょうか?

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