日本にもっと「働きがい」を! 「働きがいのある会社リスティング説明会」のご報告

2010年3月19日(金)、Great Place To Work(R)主催の「働きがいのある会社リスティング説明会」が開催されました。
「働きがいのある会社リスティング」は、米国に本部を置く専門機関「Great Place To Work(R) Institute」が世界40カ国以上で毎年実施している調査で、日本でも2005年の調査開始以来、調査結果が『日経ビジネス』などのメディアで紹介され、大いに注目を集めています。今回の説明会では、Great Place To Work(R) Institute Japanの和田彰代表が講師を務め、リスティング調査の概要とその意義について詳しい解説が行われました。
会社にとって欠かせない経営資源「ヒト・モノ・カネ」のうち、現在もっとも確保が困難なのが「ヒト」=人材だといわれています。特に2000年代に入ってからは、まさに“War For Talent”時代が到来。優秀な人材を採用し、継続して雇用できる「働きがいのある会社」であるか否かが、会社の将来を左右すると言っても過言ではないでしょう。
では「働きがいのある会社」とは一体どのような会社を指すのでしょう?また、「働きがい」をどのように調査・測定するのでしょうか?リスティング調査結果で第1位となった株式会社ワークスアプリケーションズ様の事例紹介を含め、和田代表による解説の概要をご紹介します。
- P1:Great Place To Work(R) Instituteとは?
- P2:Great Place To Work(R) Instituteの考える「働きがい」とは?
- P3:「働きがい」を調査するとは? 〜調査概要と評価方法〜
- P4:2010年度「働きがい」調査:第1位のワークスアプリケーションズ様の事例
- P5:さいごに
Great Place To Work(R) Instituteとは?
まず、Great Place To Work(R) Instituteについてご紹介します。
■Great Place To Work(R) Instituteの歴史
Great Place To Work(R) Instituteは、米国で設立された研究・コンサルティング機関です。「働きがいのある会社」を調査分析し、一定の基準に達している会社をリストにして、有力メディアを通じて発表する活動を世界40カ国以上で展開しています。
1980年の研究開始以来、研究を継続するとともに、測定ツールや教育サービスの開発、「働きがいのある会社づくり」の支援を行い、この研究分野におけるリーダーとして活動しています。特に、年に1度公表するGreat Place To Work(R)リストへの評価は非常に高く、米国ではこのリストに名を連ねることは「一流企業の証し」とされているほどです。リストは、米国の有力雑誌『FORTUNE』が毎年選ぶブルーリボン企業(優良企業)の選定基準の一つとして採用されています。
■Great Place To Work(R) Instituteの使命
Great Place To Work(R) Instituteの使命は、「信頼」「誇り」「連帯感」で構成されるGreat Place To Work(R) の理念やモデル(働きがいのある会社モデル)、優れた事例の紹介などを通じて、「働きがいのある会社」の普及と実現のための支援活動を行うことです。ひいては、よりよい社会の実現に貢献することを目指しています。