売れるために何にFOCUSすればよいのか? ロングセラーの研修を通じて、今求められる営業について考える

顧客ニーズが多様化、高度化していく中、従来の商品提示型の営業スタイルだけでは十分な顧客満足(CS=カスタマーサティスファクション)は得られません。
では、売れるためには、いったい何にFOCUSすればよいのでしょうか?
本特集では、ロングセラーの営業研修をもとにそのポイントをご説明いたします。
- P1:売れる営業担当と売れない営業担当
- P2:なぜ売れないのか?
- P3:提案営業? コンサルティング営業? ソリューション営業?
- P4:目指すべき営業スタイル
- P5:最後は営業の姿勢
売れる営業担当と売れない営業担当
世の中には、売れる営業担当と売れない営業担当がいます。
彼らの違いはいったい何なのでしょうか?
そんな素朴な疑問がFOCUS研修開発の出発点となっています。
安定的に高い業績を挙げ続ける営業担当(トップセールス)を徹底的に調査・研究すると、実は、彼らには大きく2つの共通点がありました*注。それは、
1.お客様の役に立ちたいという強い意欲(考え方)
2.お客様との商談の進め方、やり方(スキル)
です。
このトップセールスに共通した、1.考え方と、2.スキルを体系的に整理したのがFOCUS(商談スキル向上研修)です。
*注
FOCUSは1985年、アメリカで開発されました。リストラの嵐が吹き荒れる深刻な不況時代でも、安定的に高い業績を上げている営業担当がいることに着目。全米13業種300名のトップセールスにインタビューを行い、売れる秘訣を調査しました。その結果、業種は異なっていてもトップセールスには共通の考えと行動があることが突き止められたのです。
日本版開発に当たり、リクルートは日本のトップセールス100名にインタビューを実施。
トップセールスの意識と行動は、日本でもアメリカでも変わらないことを確認しました。