「人材マネジメント実態調査2010」からの考察 グローバル人材の獲得・育成の実態

「国内市場が飽和し、過当競争に巻き込まれている……」
「国内市場が縮小し、業績が低下の一途をたどっている……」
「フラット化・バウンダリーレス化する世界において、市場を世界全体ととらえている!」
「国内でも成功しているが、さらなる規模拡大を目指して世界進出を試みている!」

企業によって理由はさまざまですが、安価な労働力を求めての海外拠点の設置ではなく、ビジネスのグローバル展開において、それを担うグローバル人材の獲得や育成が重要な経営課題となっている企業は増加傾向にあります。実際、われわれはビジネスと人材のグローバル化に関する報道や記事を日々目にしています。しかし、実際にグローバル人材の獲得や育成に着手はしているものの、なかなかうまく進まないという企業が多いのではないでしょうか。

今月の特集では、企業のグローバル人材の獲得・育成の実態について、2010年5〜6月に240社にご回答いただいた「人材マネジメント実態調査2010」の結果を元に、ご確認いただければと思います。


経営課題としての重視度がますます高まるグローバル展開

まず、企業にとって、海外事業の展開、すなわちビジネスのグローバル展開はどの程度重要な経営課題として認識されているのでしょうか。人材マネジメント実態調査の中で、現在と5年後のそれぞれについて最大3つまで重要な経営課題をあげていただいた回答結果は、以下の図表のようになっております。


【現在ならびに5年後の経営課題 選択率TOP10】

現在と5年後の双方において、重要な課題としての選択率がもっとも高かったのは、「利益の拡大」です。「利益は企業存続の条件」とも言われておりますので、これは当然の結果かもしれません。この「利益の拡大」に続いて選択率が高かった経営課題は、現在では「人的資源の強化」、5年後では「海外事業の展開」となっています。「海外事業の展開」の選択率に着目すると、現状の課題としては20.4%なのに対し、5年後の課題としては27.1%と、選択率が上昇をしています。なお、「海外事業の展開」の選択率については、高業績企業群(※1)においても低業績企業群(※1)についても選択率に大きな違いはありませんでした。このことから、「海外事業の展開」は今よりも一層あらゆる企業にとって重要な課題として認識されているようです。

次に、「グローバル化」が人材マネジメント課題として、どのような位置づけにあるのかを見てみたいと思います。

※1 営業利益成長率と売上成長率の双方について、「業界平均と比べて高い/どちらかといえば業界平均と比べて高い」と選択した企業を「高業績企業群」、「業界平均と比べて低い/どちらかといえば業界平均と比べて低い」と選択した企業を「低業績企業群」としてデータを集計しています。

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