描くことだけでなく確実な実行へ 戦略実行の「アクセル」を踏み込め! 〜実行力強化プログラム〜

新しい戦略やシステム、あるいは制度を導入したが、思ったような効果が表れないことに悩んだ経験をお持ちの人も多いと思います。その原因は、戦略やシステムそのものの瑕疵ではなく、それらの実行プロセスの拙さに起因するケースが意外と多く、その重要性は、著名な経営者の「語録」からも確認することができます。

こうした点から見ても、優れた戦略を描くことだけでなく、戦略を確実な実行へと結びつけるために力を注ぐことが重要だということが分かります。では、そうした戦略実行力を高めるためには、どのような活動を組織の中で進めていけばよいのでしょうか? 私たちは、活動を推進するための重要なポイントを7つに絞りました。その7つのポイントを、車のアクセルに例えて、しっかりと踏み込むことにより戦略実行力は確実に高まると考えます。一つ一つを見れば当たり前のものですが、それを適切なタイミングで、適切に踏み込むことができるかどうかが成否の分かれ目となります。

本特集は、戦略実行の「アクセルとは何か?」、「その正しい踏み込み方とはどのようなものか?」を解説することにより、企業の戦略実行力を高めるためのポイントを解説していきたいと思います。


本プログラムがフォーカスする領域

 

当たり前のことですが、戦略は実現しなければ意味がありません。戦略の実現性を測る軸には、さまざまなものがあります。例えば、(a)市場とのマッチング、(b)競合との差別優位性、(c)企業の組織体制、(d)実行の担い手である人のモチベーションといったものが挙げられます。

本プログラムは、そのうち(c)企業の組織体制、(d)人のモチベーションに焦点を絞ります。戦略が実現するかどうかは、組織の実行力の有無にかかっています。実行されなければ、戦略の「確からしさ」そのものも検証することができず、適切な軌道修正もできないからです。実行力という観点から見ると、図の4つの軸の内、フォーカスすべき軸は、その2つに自ずと絞られます。

では、どうしたら戦略実行力は高まるのでしょうか? 戦略実行がうまくいっている企業にはその「ワケ」があります。うまくいっていない企業の場合にもその「ワケ」があります。然るべくしてそうなっているのです。その「ワケ」は表裏一体の関係にあります。そのどちらに転ぶかは、その企業の選択次第です。

次のページからは、「なぜ、うまくいかないのか?」とういう観点から7つのポイントについて解説をしていきます。

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