方針・戦略の推進を支えるリーダーシップ 組織の方針・戦略の推進の障害となる組織行動について考察

今日、多くの企業が変化する環境に適応するための新しい方針・戦略を策定し、その推進に取り組んでいます。しかし、そうした新方針、新戦略が必ずしもうまく浸透しない、言葉としては伝わっているがなかなか動きにつながらないといった声をよく聞くのも事実です。本稿では、組織の方針・戦略の推進の障害となる組織行動について考察するとともに、それらを回避し、効果的な推進を主導するリーダーシップのあり方についてご紹介します。また、その上で、組織開発、人材開発の領域からの推進支援策を探っていこうと思います。


新しい方針や戦略は、なぜ思うように浸透していかないのか?

新年度の方針や戦略が発信される時期となりました。IT化、グローバリゼーションの進展、規制緩和などビジネスの競争ルールを変更させるような今日の環境変化の中では、変化を敏感に捉えた方向性の発信とその実行、さらに実行を通じた軌道修正のサイクルを、組織としていかに速く回していくかが成否を分けるといえるでしょう。ここでは、優れた戦略はもとより、その実行力がより問われることになります。刻々と移り変わる状況の中では、従来と同様の方針・戦略が打ち出されることはむしろまれだと思われます。目指す方向性は変わらずとも、その実現方法や予定する早さが変わっていたり、また、企業として目指す方向性であるビジョンそのものが新しく発信される場合もあるでしょう。

リクルートでは、2003年に、方針や戦略を打ち出した大手企業20社にご協力をいただき、各社の方針戦略の推進度に関する調査を行いました。推進の現状に関する認識として、もっとも多かったのは「(方針・戦略の推進を)多くの人がやらなければならないと感じているが動けていない」というステータスでした。つまり、方針や戦略は経営活動の重要な指針として伝わってはいるものの、組織として動き始めており、現場が変わってきているという実感をもてていない組織が多いということです。また、その背景にあることとして尋ねた「方針・戦略のブレイクダウン度」では一般社員層と管理職層で大きな認識の差があることがわかります。

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