EVA導入による価値創造経営の意義 企業経営のための指標としてどの点でEVAは優位性があるのか
2005年02月01日

今回の特集では、なぜ経営指標EVA(Economic Value Added、経済付加価値)と企業価値が結びついているのか、企業経営のための指標としてどのような点でEVAは優位性があるのか、そしてEVAに基づく価値創造経営が今日においてどのような意義を持つのか、についてご紹介していきたいと思います。
- P1:変化する自社の経営指標
- P2:企業価値プレミアムとしてのMVA
- P3:EVAの特長
- P4:経営におけるEVAの役割
- P5:日本企業におけるEVA導入の意義と今後の展望
変化する自社の経営指標
企業価値、価値創造経営という言葉はこの数年で我が国産業界に一気に普及してきました。そしてこれらの言葉は資本コストを加味した経営指標EVAとセットで語られることが極めて多いようです。1998年に花王が日本企業で初めてEVAを経営指標として導入することを検討して以来、様々な業種の企業がEVA、もしくはそれに類似する指標を自社の経営指標として取り入れています。