「現場」視点から捉えた成果主義人事 マネジャーを取り巻く“現状の壁”をどう突破するか

この時期、新しい期を迎えられて「今期の目標をどうしよう」と考えられている方は多いと思います。
今回の特集では「メンバーに組織の方針を浸透させたいマネジャー」と「納得感のある目標設定をしたいメンバー」の両者の現場視点から、成果主義人事について考えてみたいと思います。


「人事制度の定着」ってどんな状態?

今期のテーマをどう掲げていますか
「人事制度の定着が今期の人事部のテーマです」などとよくお聞きします。そんな時、意地悪に「『人事制度の定着』というのは、悪い目標の書き方の典型例ですよね」とお答えすることがあります。
「目標」とは一定の期間において、「何を(指標)」「どこまで高めるか(水準)」の二つが込められたものです。しかし、「人事制度の定着」という言葉にはどちらも含まれていません。その結果、その意味するところが社内の中でもすりあっていないことが多いようです。
ここで、比較的よくある「人事制度の定着」という状態を表す表現をご紹介します。

「人事制度の定着」って、どんな状態?
1)ルールがしっかり守られている
2)総額人件費の管理が実現した
3)従業員の評価への不満が減った
4)上司との会話が増え、職場運営がスムーズになった
5)人材の競争力が高まっている
6)業績が向上した

いかがでしょう。上記の中で、どれがイメージがつきやすいですか?
例えば、方針としては「5)人材の競争力が高まっている」を掲げるものの、実態としては1)〜3)を目指している企業も多いと思います。

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