コラムCOLUMN
公開日:2023/10/16
更新日:2023/11/24

THEME 新人/若手

連載・コラム〜新入社員・若手社員向け〜これからの仕事術

“こんなはずじゃなかった……”Z世代新人が抱える仕事のモヤモヤ解消法

“こんなはずじゃなかった……”Z世代新人が抱える仕事のモヤモヤ解消法

特別働く環境が悪いわけではないにもかかわらず、「理由は分からないけれどなんとなく仕事がやりづらい」「なぜか漠然とやる気が出ない」と感じているZ世代は珍しくない。特に年の離れた上司や先輩が多い環境だと、なんとなく気を使ってしまい、「仕事がスムーズに進められない」と思える出来事に直面することもあるだろう。

それは決して、あなたの能力や意欲が足りないわけではない。単純に上司や先輩たちとの認識のズレから、あなたが一方的に「仕事がうまくいかない」と思い込んでいるだけかもしれない。本コラムでは、Z世代の新入社員や若手社員に向けて、ビジネスパーソンとして成長していくために、知っておきたい仕事の進め方のコツを紹介する。

 

5分で解説!動画でみるZ世代新人のモヤモヤ解消法





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Z世代の新入社員・若手社員が働きづらさを感じる背景



まずは「仕事がやりづらい」と感じる原因から探るにあたり、そもそも自分が何を求めて働くのか、を一度見直してみるといいかもしれない。

なお弊社が独自に実施した「新入社員意識調査2023」では、仕事で重視したいポイントとして、「成長」や「貢献」というキーワードが多く挙がった。また働きたい職場の特徴では、「お互い助け合う」「個性を尊重する」といった要素が上位に選ばれている。



<図表1>働きたい職場の特徴

Q:あなたはどのような特徴を持つ職場で働きたいですか?(最大3つまでの複数選択/pt=ポイント)

働きたい職場の特徴の表


Z世代は、例えば東日本大震災といった自然災害や、新型コロナウイルスのまん延など、学生時代から激しい社会情勢の変化を経験してきた。不安定な世のなかであることを実感しているからこそ、個人としての芯を強く持って、自分がどうなりたいかを意識する傾向にある。また、からオンラインサービスやSNSが当たり前に浸透し、自ら物事の価値を見出したり、自分に合うものを自由に選んだりする習慣が身についている。教育面では、非競争化などの子どもを守る姿勢が高まり、安全・安心が約束された環境のもとでお互いを認め合う方針が基本とされてきた。

こうした背景から、Z世代では自分らしく多様性を尊重した働き方が軸にあり、この考え方は今後さらに価値観が複雑になる社会において強みといえる。ただ一方で、組織を意識しやすい上司世代とのジェネレーションギャップになりやすく、働きづらさの要因になり得る部分でもある。

こんな場面が苦手! Z世代の新入社員・若手社員が悩みやすいビジネスシーン



個々の尊重を重視してきた世代だからこそ、その他人に認められなかったり受け入れられなかったりすることを非常に恐れる傾向もある。例えば次のような場面で、「苦手」や「怖い」と感じることもあるだろう。

(例1)新規顧客との商談や会議

例えば、まだ関係性ができていない状態で、ビジネスにおいてあまり知らない人と対面する場合。「こんなことを言ったら失礼かもしれない」「拒否されるのが怖い」など、自分が無自覚のうちにミスをしてしまわないか不安になる。うまく立ち回れずに失敗することを懸念して、自ら行動に移せない。


二人の男性が考え中のイラスト

(例2)新たな企画や改善点などの提案

何かアイディアが必要な場面で、斬新さやユニークさを求められるのは難度が高いと感じる。そうした際に、ミーティングなどのではなく、個人的に考えを聞かれたら、自分なりの意見は発信できる。ただし周りの目がある場所だと、「もっと実力がある先輩の方が優先されるべき」「結局聞いてもらえなそう」と諦めがち。また業務改善などの新しい案があっても、「みんな忙しそうだから相談しづらい」「元々のルールを変えるのは否定されるかも」などと、遠慮してしまう。


男女4人がミーティング中のイラスト


Z世代は、周囲の目を気にする非常に真面目な性質も強く、何か自分から新しいことを始めて、的外れになってしまうことを避けたがる一面もある。決められた業務を“正しく”遂行することは得意ではあるものの、“評価されないかもしれない余計なこと”はしない方が、タイムパフォーマンスがいいと感じることもあるだろう。

一方で、上の世代の上司や先輩は、「むしろ主体的な姿勢を見せた方が評価される」という意識の方が強い。またZ世代は、自分の時間を大切にするため、上の世代に比べて仕事よりもプライベートを優先する傾向も見られる。そうなると「仕事でムダな労力を使って疲弊したくない」と、ストレスを生まないための守りの姿勢になってしまいがちだ。

上司や先輩にとっての“当たり前”が大きなギャップの背景



「これだから最近の若者は……」。かつては若手社員だったあなたの上司や先輩も、同じように言われてきた言葉だ。こうしたジェネレーションギャップは、いつの時代もあって当然のこと。お互いに育ってきた時代背景が違えば、それぞれが“当たり前”に感じることも異なってくる。ここでは、自分の苦手な業務や希望でない配属先になった場合の考え方を例に、どのようなジェネレーションギャップがあるのか見ていく。



(例)テレアポが苦手なのに担当になってしまった



 【Z世代の場合】

 ・もっと得意分野の方がスキルを発揮できそう

 ・自分よりも向いている人に任せた方が効率的だ

 ・本来担当したい業務とは違うし早く実用的な経験を積みたい

 ・結果を出せなくて困らせてしまうかもしれないし、別の業務に変えてもらおう

  ⇒「なぜ自分が担当しなければならないのか?」という意義を重視し、より適した選択肢を考える



 【上司や先輩の場合】

 ・とりあえず任せてもらったら挑戦してみる

 ・やりながら効率的な方法を見つけて工夫すればいい

 ・本来担当したい業務とは違うけれど何か新しい発見はありそう

 ・やってみたら実は自分にも向いているかもしれない

  ⇒「まずトライしながら考えよう」という実践を重視し、現状の選択肢から可能性を検討




こうしたギャップから、お互いの考え方が理解できずに、Z世代からしてみると「相談しても聞いてもらえなかった」と感じてしまう場合もある。さらにZ世代は相手のことを考えて遠慮しがちなことから、「話をしてみたところで意味がない」と、自ら諦めてしまうケースも。上司や先輩のアドバイスや指導にピンとこない時は、上司や先輩が話を聞いてくれていないのではなく、そもそも自分の考えをうまく伝えられていない可能性がある。決してあなたのことを配慮していないわけではなく、むしろ育成を考えて意見してくれていることも頭に入れておくべきだ。

セルフリーダーシップを発揮することが成長のコツ



仕事に行き詰まった時、ぜひ意識したいのがセルフリーダーシップだ。セルフリーダーシップとは、自分で自分を律しながら主体性を持って仕事に取り組む能力を指す。

Z世代は先ほども出てきたように、現状の選択肢に適応するより、何か納得ができないことは早期に見切りをつける特徴がある。一方で、きちんと仕事の意義を考え、自分自身でのみ込んだことはきっちりとこなせるのが強みだ。なおかつ自分のことを認めてくれて、しっかりと話を聞いてくれる人からのフィードバックなら、素直に受け入れて実践できる長所もある。自分自身の悩みを深く認知し、その根本的な問題と向き合える力があるからこそ、セルフリーダーシップが成長につながっていくだろう。

例えば、どの業務に取り組むにも明確な目標を持っておくと、セルフリーダーシップが発揮しやすい。小さなことで構わないので、仮に電話業務なら「今後の商談でも生かせるコミュニケーションスキルとして、まずは明るく話せるようにしよう」など。まず自分のやりたい仕事・なりたい姿をイメージして、それを実現するためにはどのようなスキルを磨く過程が必要なのかを考えていくと、何事にも目標を設定できるようになる。

こうして自分なりに担当業務の意味や役割を見つけていくことで、セルフリーダーシップが高まり、自分から積極的に行動する姿勢につながる。そして主体性のある姿勢で仕事に取り組めれば、どんどん自分の身になる経験を積んでいけるだろう。

かつては若手に向けた期待を厳しさとして表す上司や先輩も多かったが、今はコンプライアンスなどの面から、あまりにシビアすぎる指導はしなくなってきている。とはいえそこに甘んじていると、何年か経った後、「結局自分には何も残らなかった」と感じてしまう可能性も高い。

将来を長い目で見て成長していきたいなら、セルフリーダーシップを持って、自分なりの厳しい基準を設定しておくことも重要だ。慣れないうちは自主的に動くのは怖いかもしれないが、少しずつでもセルフリーダーシップを意識して仕事を進めていくと、さらなるレベルアップができる。


セルフリーダーシップを発揮するのイラスト

まずは自分のなりたい姿をイメージして主体性を意識してみよう



Z世代は真面目で失敗を恐れるあまり、自分をうまく出せないことも多いだろう。そのせいで仕事がうまくいかないとしても、いきなり積極的な姿勢を持つのは難しいかもしれない。そこで意識したいのが、今回ご紹介したセルフリーダーシップだ。

自分の理想的な将来像に向けて、セルフリーダーシップを発揮していくことで、受動的な働き方から能動的な働き方に変えていける。そして主体性を磨いていけば、だんだんと自己主張もできるようになってくるだろう。ぜひこれからは、「セルフリーダーシップ」をキーワードに、仕事を進めてみてほしい。



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