自問自答の繰り返しの後に得るものとは 早く職場に帰って、あいつと仕事がしたい。

研修をオブザーブされている役員や人事部長の方々は、研修スタート時の受講者同士の自己紹介・近況報告の時間帯、渋い顔をして頭を抱えることがよくあります。たとえば、受講者同士がこんな会話をしているときです。


マネジメントの研修で

「この半年で若手が2人辞めましてね。自分の中では自分なりに決着はつけているんだけど。まあ、本人が辞めると決めたんだから仕方ないよね」
「最近の若手って、顔に表情が出ないじゃないですか。だから何考えてるのか、さっぱりわからない。で、突然、辞めるって言ってくる」
「できないやつほど、そういう傾向だよね。モチベーションがないんだよ」
「ベテランの方にも困ってませんか? 自分がやりやすいようにしか仕事しないし、気に食わないとすぐに文句言う。チャレンジしないし」

リーダーシップ、マーケティングの研修で

「大体、うちの事業に戦略なんてないよ、聞いたことないし。何はどうあれ、予算をどうやって達成するか、でしょ?」
「部長は、『そんなことで予算いくのか? もっと戦略的に考えろ』ってすぐ言うけど、結局とにかくコミットメントをやり切れ、ってことですよ。じゃないと、部長のコミットメントも達成しないから」
「ビジョンがないんだよなあ。私なんて、今の事業部に異動してきたとき、事業部長から『沈みゆく船の乗組員になる覚悟はできているんだろうな』って念を押された」
(研修室の壁には、社長の顔写真とともにミッション・中期戦略を大書したポスターが張ってあるし、名刺には社名の下にVisionWordがしっかり刷り込んであるのに…)

若手のリーダーシップ研修で

「毎日、終電ぎりぎりまで仕事していて、飲みになんて全然行ってないよ。昨日だって、この研修あるから朝4時まで仕事していて、ほとんど寝てない。でも課長からは、とにかく帰れ、時短目標だ、って毎日せっつかれる。帰れるわけないよ」
「まあ、そういうことを言うのがあの人たちの仕事だからしょうがないじゃん。かわいそうだよね。ただ、仕事持ち帰りたくても、セキュリティ・チェックが厳しくてさあ、データもドキュメントも持って帰れないのは、本当に困る」
「えっ? みんな、そんなに忙しいの? 俺なんて結構暇だぜ。帰ろうと思えば5時に帰れるけど、課長は帰らないし、周りも滅茶苦茶忙しそうなので帰りづらくて、なんとなく7時過ぎまでは会社にいるようにしている」

ビジョンだ、ミッションだ、コミットメントとターゲットだ、評価制度の改革だ、あんなに役員会で、幹部会で時間をかけて議論したのは、一体何だったんだ!インターネットを駆使して、何百人も面接して、斡旋業者やエージェントに高い金を払ってせっかく採用した新人・若手なのに、一体どういうことだ!
もし私が人事部長や役員だったら、あるいは前職の私だったら、間違いなく「てめえら、やることやってから文句言え!」とブチ切れる瞬間です。オブザーブされている役員や人事部長の方々の堪え性の高さには、いつも頭が下がります。

そんな受講者のみなさんが、3日間、2日間の研修終了時、時にはこんな感想を残して研修室を後にします、とっても明るい自然な表情で。
「みんな、同じ思いなんだ。自分だけじゃなかった。気が楽になった。できることから、一つずつ手をつけたい」
「無理にでも事業部長に時間を取ってもらって、研修で書いた自分なりのプランを聞いてもらう」
「早く職場に帰って、あいつと話がしたい。気持ちが聞きたい」
「まずは、上席である私が、徹底して最後まであきらめないことだ」
「俺が当たり前だと思ってやっていることが、こんなふうに周囲から受け止められているなんて思いもしなかった」
「この研修の終了報告のときに、主任に『あのプロジェクト、私にも手伝わせてください』って言ってみます」
「自分の強み、弱みが見つかりました。研修のメンバーのみなさんにお礼が言いたいです」

もちろん解説パートはありますが、私が3日間、2日間にわたって、何かをずっとティーチングしているわけではありません。理論的に理解するまで説明・講義しているわけでもありません。人事部長や役員に成り代わって、あらためて高い要望や要求をぶつけているわけでも、もちろんありません。自分の360度行動サーベイに向き合って、取り組むケーススタディをキッカケに、思わず本音を吐露して、他の受講メンバーがそれを受け止めて、でも、言わずにいられずはっきり指摘して、そして、相手に指摘しながら自分で自分に同じことを問い直して…。そうした自問自答の繰り返しの後に、自分の中に、自分で紡ぎ上げた素直な感想です。私は、そのプロセスに付き添っていきます。
忙しい、忙しい、こんな高い目標なんてやってらんないよ、とひいひい言いながら、でも、顧客についてうれしそうに語り、新しいことに次から次へと取り組んで、生き生き元気に成果を積み上げていく会社づくり、お手伝いさせていただけませんか?

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