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公開日:2023/11/16
更新日:2023/11/16

1on1ミーティングの進め方とは? 事前に準備することや話すテーマについてご紹介

1on1ミーティング(以下、1on1)とは、定期的に上司と部下で行われる1対1のミーティングのことです。近年、多くの企業で1on1ミーティングが導入されています。1on1ミーティングを行うことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

この記事では、1on1ミーティングの具体的なメリットや進め方を解説します。

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1on1ミーティングとは

1on1ミーティングとは

1on1ミーティング(以下、1on1)とは、定期的に上司と部下で行われる1対1のミーティングのことです。上司と部下の「対話」の場であり、部下の成長をサポートするための時間であることが1on1の特徴になります。

1on1は15分〜30分の短時間で、月に1回など短い期間で定期的に行われます。上司から一方的に仕事に対するフィードバックを行うわけではなく、双方が積極的に取り組むことが求められます。

人事面談との違い

人事面談(評価面談)も1対1で行うミーティングの1つですが、人事面談は目標や評価に関しての話題が中心になります。それに対して1on1ミーティングでは目の前の業務だけでなく、プライベートも含めた今後のキャリアについても話題にしていく場であるといえます。

1on1ミーティングが注目される背景

1on1が注目される背景には、近年のビジネス環境の変化があると考えられます。働き方の多様化により、リモートワークの増加など多くの会社では働き方に変化がありました。リモートワークが続くと、同じチームであっても上司と部下が直接顔を合わせる機会は減少します。

また、近年はトップダウン型のマネジメントよりも、社員個人が自発的に業務に取り組む体制が重視される傾向にあります。

このように、上司・部下間のコミュニケーションの促進や、社員個人の主体性の向上などに役立つ施策として、1on1ミーティングが注目されているのです。

1on1ミーティングの目的

1on1の目的は企業によってさまざまですが、例として以下の3点が挙げられます。

・成長促進
・成果創出
・離職防止

上司とのコミュニケーションを取る機会が増え、部下自身が成長を実感し、やりがいを持って働くことができるようになれば、組織全体のパフォーマンス向上につながります。また、コミュニケーションが活発になることで職場全体の雰囲気も明るくなり、社員の定着率も向上するなど、人材育成における好循環もうまれるでしょう。

1on1ミーティングを実施するメリット

1on1ミーティングを実施するメリット

1on1を実施するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。ここではおもなメリットを4つご紹介します。

上司と部下の信頼関係を築く

1on1を通して上司と部下とのコミュニケーションの機会が増えると、信頼関係の構築がしやすくなります。

例えば、顔色や応答の雰囲気などから部下のコンディションを上司が把握できたり、上司と目標について話し合うことで部下のモチベーションが上がったりと、1on1を行うことで相互理解が深まるのです。

上司からすると、部下と信頼関係を築くことでキャリア形成の支援もしやすくなり、適切なマネジメントにもつながります。

個の多様性を尊重

1対1で話す機会があることで、上司は部下一人ひとりの個性やバックグラウンド、現在の状況などを深く理解できます。プライベートを含めてどのような展望を持っているのか、今後どのような仕事を担当していきたいかなど、個人の意見や気持ちを聞くことができるでしょう。

仕事の進捗状況を把握できる

1on1を定期的に行うことで、部下の仕事の進捗状況や課題などを把握することが可能です。

特にリモートワークの環境下では、お互いの顔や作業している姿が見えないなかで仕事を進めます。そのため、部下が現在どのような状況なのか、スケジュールに遅れは出ていないか、トラブルを抱えていないかなどを把握しにくいといえます。1on1は、リモートワーク環境下でのコミュニケーションツールにもなるでしょう。

以下の記事では、テレワーク環境下において1on1が必要とされる背景について、詳しく説明しています。併せて参考にしてください。
「テレワーク環境下における1on1ミーティングの必要性とは」

組織全体のエンゲージメントが高まる

1on1を定期的に行い、社員のエンゲージメントが高まれば離職防止につながります。 部下は悩みや課題を振り返り、上司からの客観的なフィードバックによって気づきを得ることで成長も感じられます。その結果一人ひとりの生産性や意欲が上がり、組織全体の生産性の向上につながるのです。

1on1ミーティングの進め方

1on1ミーティングの進め方

1on1の進め方を具体的に見ていきましょう。

1on1ミーティングで準備すること

まずは、話に集中できる環境を整えることから始めます。オフライン環境の場合は会議室などの個室を確保することで、周囲の目を気にせずに話しやすくなるでしょう。気持ちをリラックスさせる環境づくりが大切です。

1on1ミーティングの留意点

1on1を行う際は、仕事の進捗管理ばかりにならないように注意しましょう。関係を構築したり、部下の個性を尊重したりするための時間なので、進捗管理がメインだと1on1の意味があまりありません。また、部下に対して1on1の内容や進行に関する負担をかけないようにもしてください。

1on1ミーティングの進め方

1on1は次のような順序で進めていきましょう。

1. アイスブレイク

話しやすい雰囲気をつくるという意味で、本題にすぐ入るのではなくまずは雑談から入ります。例えば、最近あった出来事や気になるニュースなど、普段の業務ミーティングでは話題に上がらないものを話すと、お互いの人となりをより知ることができ、仕事以外に何に興味関心があるのかなどを把握することにもつながります。

2. メインで話すテーマについて部下の話を傾聴する

アイスブレイクが済んだら本題に入り、部下の話を聞きながら、うまくいっていること・困っていることなどに耳を傾けましょう。一方的な意見だけを伝えるのではなく、部下の気持ちに寄り添うことが大切です。

3. 上司・部下で一緒に問題への対応・対策を考える

部下の現状を把握できたら、課題への対応・対策を一緒に考えます。必要以上にアドバイスせずに、部下が主体的に考えられるように答えや方向性を導くことを重視しましょう。

4. 具体的なアクションを決める

課題に対する対応・対策が見えてきたら、いつまでに何をするのか、具体的なアクションを決定するよう促します。1カ月など限られた期間でやりきれる、現実的な行動目標がよいでしょう。



課題や対策を明確にしたらおわりではなく、その後の状況に関しても、次回の1on1で結果を共有し、振り返りを行うことが大事です。

上司にとっての1on1は、当日のその時間だけではなく、事前準備や事後の状況確認なども含めた部下のマネジメント活動だといえます。1on1を行うこと自体が目的とならないよう、注意しましょう。

1on1で話すテーマとポイント

1on1で何を話したらよいか迷う方も多いのではないでしょうか。実際、1on1で話すテーマに決まりなどはありません。個々の性格、興味関心などに合わせたテーマを臨機応変に選びましょう。ここでは、1on1で一般的によく取り上げられるテーマをご紹介します。

1on1ミーティングスタート時期に適したテーマ

1on1を始めたばかりの時期は、仕事に関する堅苦しい話題ではなく、最近の健康状態、最近感じていること、興味のあること、日頃の業務についての不安や疑問などを聞き出すとよいでしょう。これらの話題は、現状や実際に起こっていることについて事実を伝えることが主となるため、話す側の心理的負担が小さい傾向にあります。

お互いのプライベートも交えた話であれば、1on1を通じて上司・部下の相互理解が深まることに期待できます。

部下の育成に関するテーマ

1on1自体に慣れたころや、部下が希望する場合などには、仕事における課題や目標などについても話しましょう。仕事において直面している課題、今後の目標やキャリア、身につけたいスキルなどがあれば、アドバイスやサポートを行うことで部下の長期的な育成を図ることができます。

チームに関するテーマ

個人の話だけではなく、チーム内の同僚との関係、様子が気になる先輩・後輩など、チーム全体の様子を聞くことも大事です。複数の部下から話を聞くことで、チームの状態やメンバー同士の関係性を把握できることもあります。

以下では、1on1ミーティング導入時のポイントなどについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【コラム】【動画でも解説!】「1on1ミーティング導入時に陥りがちなポイントと会話例」

まとめ

1on1ミーティングとは、定期的に上司と部下で行われる1対1のミーティングのことです。業務に関係ないことも含めて気兼ねなく話し合うことで、上司・部下間の信頼関係の構築や組織全体のエンゲージメントの向上につながります。

1on1ミーティングは部下のマネジメント活動の一種でもあり、上司は1on1の前後も含め適切な準備やフィードバックを行うことが大事です。組織全体の力を高めるためにも、今回ご紹介した内容を参考に、スムーズな1on1を実施しましょう。

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