用語集
ダブル・ループ学習とは? 意味やシングル・ループとの違いを解説
- 公開日:2014/04/18
- 更新日:2024/06/07
ダブル・ループ学習とは問題に対して、既存の目的や前提そのものを疑い、それらも含めて軌道修正を行うこと。ハーバード大学ビジネススクールのクリス・アージリスは、組織における学習のプロセスには、「シングル・ループ学習」と「ダブル・ループ学習」の2つがあるとしています。
シングル・ループ学習とは、過去の学習や成功体験を通じて獲得した「ものの見かた・考え方」や「行動のしかた」にのっとって問題解決を図り、その過程で学習することです。外部から新しい知識・情報を取り入れつつダブル・ループ学習を行い、それをまたシングルループ学習によって反復・強化する。このサイクルを繰り返し継続できる組織だけが競争優位を保ち続けることができるとされています。
さらに、ダブル・ループを積み重ねていくことで、問題解決そのものの目的や前提の根底にある、MI(マネジメントリアル・アイデンティテイ)が明確になるとする「トリプル・ループ学習」という考え方もあります。
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