人材育成・研修 お役立ち情報・用語集GLOSSARY
公開日:2020/08/25
更新日:2020/09/09
タイムマネジメントとは
タイムマネジメントとは時間管理の意味ですが、ビジネスにおいては平等に与えられた「時間」をうまく使い、生産性を上げるといった意味で用いられております。
タイムマネジメントの考え方やその身に付け方についてご説明いたします。
ハイパフォーマーはなぜ仕事が速い?

まずは、「タイムマネジメントとは?」という問いに答えるため、ハイパフォーマーたちの仕事ぶりの特徴を検証してみましょう。
業務効率の差は、仕事の熟練度の差とイコールではありません。そもそも人間の運動能力や処理能力にそれほど大きな差が生まれることはないのです。しかし、周りと比較して2倍以上の業務効率をたたき出しているハイパフォーマーは、実際に存在します。
ハイパフォーマーの魔法のような業務効率を実現しているのが、タイムマネジメントの考え方です。彼らは、意識する・しないにかかわらず、以下のようなメソッドで仕事を進めています。
■仕事をなくす
仕事に時間がかかる背景には、「必要のない仕事を行っている」「二度手間になっている」といった事実がままあるものです。ハイパフォーマーは仕事に取り掛かる前に、まず仕事の絶対数を減らす努力をします。■仕事をまとめる
同じタイミングでできる仕事を組み合わせる、一括で処理するなど、作業をできるタイミング・できる場所を「まとめる」ことによる業務効率化の効果は大きいものです。ハイパフォーマーは漏れなくこの「まとめ」によって、無駄なく仕事をしています。■仕事の順番を変える
仕事には不確定の要素が頻発するため、当初のプラン通りに仕事を進めるのがベストではないこともあります。そのような場合、臨機応変に仕事の順番を変えられる能力も、最終的に仕事を少しでも早く終わらせるために必要なスキルです。■仕事を簡単にする
ハイパフォーマーの多くは、熟練度によって業務効率を上げているわけではありません。作業を可能な限り「簡単にする」ことで、スピードを出しやすくしているのです。マニュアライズやビジュアライズによって仕事を「仕組み化」することも、仕事を少しでも簡単にするための試みです。タイムマネジメント研修の意味とは

近年では多くの企業が、タイムマネジメント研修を導入しています。その背景には以下のような理由があります。
■組織全体の業務効率の底上げ
先天的にタイムマネジメントの考え方が身に付いているハイパフォーマーがいたとしても、ごく少数であれば組織全体の業務効率が大きく向上することはありません。組織における業務では、全体の業務スピードに合わせるケースが多々あるからです。組織全体のパフォーマンスを向上させるためには、全員がタイムマネジメントの考え方を身につけ、業務効率を均一化させる必要があります。■仕事に追われる感覚がなくなりストレス軽減につながる
タイムマネジメントの考え方は、「業務効率の向上」という企業にとっての直接的なメリットだけをもたらすわけではありません。タイムマネジメントを実践することにより、従業員は仕事に追われる感覚がなくなるため、ストレスを感じることなく仕事を続けることができます。この事実は、従業員のエンゲージメントや、社内の風土などにも大きく影響するでしょう。おわりに
ハイパフォーマーたちは、タイムマネジメントを実践しながら仕事をしているからこそ、限られた時間の中でも高い成果を上げます。タイムマネジメント研修にかかる費用や時間を「コスト」として考えるのではなく、先行投資と考えれば組織として業務効率化に取り組めるハイパフォーマー集団が育つかもしれません。今回はタイムマネジメントのさわりをご紹介しただけですので、詳細をご覧になりたい方はぜひ弊社のタイムマネジメント研修をご受講ください。◆タイムマネジメントにおすすめの研修
◆“仕事の達人”に学ぶ! 〜仕事のクロックサイクルを2倍速化する〜【3時間】
◆7つの習慣に学ぶ!「タイム・マネジメント4.0」【3時間】
◆プライオリティ(スケジュールに振り回されない!真の生産性向上のためのタイムマネジメント研修)【1日】
◆5つの選択−卓越した生産性を目指す−(より付加価値の高い成果を産み出すための生産性向上研修)【2日】