SPIの英語能力検査とは?
多くの企業の採用選考で利用されている適性検査「SPI」。
就職活動を進めていくと、一度は受ける可能性が高いテストです。

SPIの能力検査には、「基礎能力検査(言語分野と非言語分野)」「英語能力検査」と「構造的把握力検査」 があります。ここでは英語能力検査について紹介します。

英語能力検査とは?

英語能力は、語彙・文法の理解力とそれを用いる際の流暢さをベースとし、読解力(Reading)、文章表現力(Writing)、口頭表現力(Speaking)、聞き取り能力(Listening)の4技能によって構成されます。英語能力検査では、図に示すようにベースと読解力を測定しています。


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これらの力を多角的に見るために、以下のような測定領域の問題が20分間で30問程度、選択肢式で出題されます。

語彙力を問う問題
  • (例:ある単語と同じ意味の単語を選択肢から選ぶ)
英文の穴埋め
  • (例:正しい英文になるよう、空欄にあてはまる単語を選択肢から選ぶ)
長文読解
  • (例:長文を読んで、その要旨として適したものを選択肢から選ぶ)

テストセンターでは、受検者の回答に応じて次に出題される問題が決まる、という方法が取られていますが、英語能力検査でも同様です。語彙、英文穴埋め、長文読解などの形式ごとに、さまざまなレベルの問題が出題されますが、必要とされる知識(単語・文法)は、高校卒業レベルを想定して開発されています。

英語能力検査はどんな企業で実施される?

英語能力検査が出題されるかどうかは、企業によります。入社後、英語での業務が必要となる企業、例えば、グローバルに事業を展開している企業や諸外国と深く関わっている企業などで出題される傾向があります。

英語能力検査が課される場合、以下のいずれかの組み合わせで受検することになります。

  • 性格検査+能力検査+英語能力検査
  • 性格検査+能力検査+構造的把握力検査+英語能力検査

どの検査を受検するかは企業によって異なり、テストセンターでの受検の日程・会場を予約する際に分かります。企業によっては、受検案内のメールなどで事前に知らせてくれる場合もあります。

また、過去1年以内にテストセンターで受検した経験があれば、最後に受検した結果を別の企業に送信することができます(前回結果送信)。性格検査、能力検査、構造的把握力検査、英語能力検査のそれぞれについて、新たに受検するか、前回結果送信を行うかを選択できるので、「性格検査と能力検査は前回結果送信を利用して、英語能力検査のみ会場に行って受検する」など、必要に応じて活用しましょう。 なお、新たに受検したのか、前回結果送信を行ったのかが企業に通知されることはありません。

英語能力検査の問題例

SPIの英語能力検査では、どのような問題が出題されるのでしょうか? 以下で問題例を紹介します。

問題例1 語彙
以下の下線部の語と最も意味が近い語を、AからEまでの中から1つ選びなさい。
link
  • A.assist
  • B.deliver
  • C.stretch
  • D.connect
  • E.maintain

問題例2 語の並べ替え
以下の2文がほぼ同じ意味を表すように、枠内の語群を用いて上の文を下の文に書き換えるとき、指定された2つの枠に入る語を選びなさい。
語群には不要な語も含まれており、各語の使用回数は1回までとする。

She said, ”I’ll give you a call if I need some help.”
She said (  )( 2 ) (  ) (  ) ( 5 ) (  ) if she needed some help.
[a/call/give/me/she/to/would]

問題例3 長文読解
つぎの説明を読んで各問いに答えなさい。
In 1961, a farmer discovered a white cat named Susie on a farm in Scotland. Susie’s ears were folded down, the result of a genetic mutation that she passed on to some of her kittens. The farmer adopted a male who had inherited his mother’s folded ears, and a cat breed was born.
Ten years after Susie’s discovery, the first of her descendants was born in the United States, where the Scottish Fold, originally known as “Lop-eared cats,” is now much in demand. All Scottish Folds do not have folded ears, and those who do are born with [ ], which then fold after a few weeks. When two cats with folded ears reproduce, the offspring often suffer from poor health. For this reason, those with straight ears, although not as popular, are necessary for the continuation of the breed.

(1) Which of the following is true of Susie?

  • A.She was a farmer.
  • B.She lived in Scotland.
  • C.She was brought to the United States.
  • D.All of her kittens inherited her ears.
  • E.She was first discovered in the United States.

(2)Fill in the blank.

  • A.shiny hair
  • B.short legs
  • C.small eyes
  • D.good health
  • E.straight ears

(3)Which of the following is true of Scottish Folds?

  • Scottish Folds are very popular in the United States.
  • Those with straight ears can be found only in Scotland.
  • Those whose parents both have folded ears are likely to suffer from poor health.
  • A. only
  • B. only
  • C. only
  • D. and
  • E. and

以上が問題例でした。英語能力検査の内容がイメージできたでしょうか。

英語能力検査の問題は基本的に「言葉の意味を適切に理解できているか」「英語で書かれている文章の内容が理解できているか」などを問うものです。したがって、一夜漬けで英単語を暗記すれば解けるというものではありません。
先述したように、英語能力検査を課す企業の多くでは、入社後の業務でも英語が求められる可能性があります。将来のためにも、日ごろから英語力を高めるための学習を継続的に行っておくとよいでしょう。

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