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論文
Educational and Psychological Measurement誌のSakamoto and Kumagai (2026)で提案された特異テスト機能(Differential test functioning, DTF)の大きさを表す指標にIndex Sがある。本研究では、Index Sを用いてDTFの影響を除去し、真の素点平均値差を補正する枠組みを提案する。
シミュレーション研究では、2集団の受検者の得点分布をベータ二項モデルに基づいて生成し、その合計得点を条件として項目反応データを生成した。DIFは、一方の集団において、指定した割合のDIF項目の正答をランダムに誤答へ置き換えることで導入した。DTFは、Index Sおよび項目反応理論(IRT)に基づくDTF指標も算出し、両者の性能を比較した。
その結果、Index SはDIFによって生じるバイアスを低減し、IRTに基づく指標とも整合的な補正傾向を示した。また、多くのシミュレーション条件において、集団間の真の平均差の再現性を改善した。
以上の結果から、Index Sは、IRTモデルを用いずに、DIFの影響を受けた観測得点から真の集団間平均差を復元するための実用的な方法となり得る可能性があることが示された。
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論文 2026/08/24
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