調査サマリー

管理過剰感に関係する会社や上司の特徴とは

会社や上司からの管理に関する意識調査

公開日
更新日
会社や上司からの管理に関する意識調査

「会社や上司からの管理に関する意識調査」の実施概要は下表のとおりです。

調査概要

調査概要

調査結果の詳細は、
・弊社機関誌RMS Message vol.74 特集1「オーバーマネジメント─管理しすぎを考える」調査報告(P.25~30)
・調査レポート「管理過剰感に関係する会社や上司の特徴とは」をご参照ください。

調査結果サマリー

今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。

●会社や上司からの管理過剰感の実態

  • 会社や上司からの管理をどの程度過剰だと感じているかという「管理過剰感」について、1.管理しすぎと感じているか、ということに加え、2.管理に息苦しさを覚えるか、3.管理がわずらわしいと感じているか、といった心理的な負担感、そして、4.この管理がなければもっと高い成果が出せるのにというもどかしさがあるか、の4つの視点から捉えることを試みた。
  • 会社からの管理過剰感について、管理過剰感がある(「とてもそう思う」「そう思う」「ややそう思う」)という回答は、「1.会社は従業員のことを管理しすぎである」(46.3%)、「2.会社からの管理に息苦しさを覚える」(45.9%)、「3.会社からの管理がわずらわしい」(46.9%)と5割弱。「4.会社には、これがなければ、もっと高い成果が出せるのにと思うルールや手続きがある」(60.0%)はやや選択率が高い。
  • 上司からの管理過剰感について、管理過剰感があるという回答は、「1.上司はあなたのことを管理しすぎである」(32.5%)、「2.上司からの管理に息苦しさを覚える」(34.7%)、「3.上司からの管理がわずらわしい」(35.9%)、「4.これがなければ、もっと高い成果が出せるのにと思うような、上司からの管理がある」(39.1%)と約3~4割。

●会社や上司からの管理過剰感に関するエピソード(自由記述)

  • 会社や上司からの管理過剰感の項目への回答の後に、管理しすぎ、息苦しい、わずらわしいなどと感じるのは、どのような場面か、具体的な内容やエピソードをたずねた。
  • 会社からの管理過剰感に関して、ノルマ・行動管理、監視、規則・手続きが多い、決裁・根回しの煩雑さ、数値管理への偏り、働き方の制約などの具体的な記載が確認された。出来事と共に、「業務が圧迫している」「自分で考えなくなる」「前向きな仕事に着手できない」「話が先に進まない」「機会損失とやる気を失わせる」といった影響についても記載が見られた。決裁・根回しの煩雑さをはじめとして、管理職によるコメントも散見された。
  • 上司からの管理過剰感に関して、細かな指示や口出し、報連相、終業後や休日の連絡、業務を理解していないのに管理・介入、押し付ける・受け入れないといったコメント群が確認された。回答者の属性によってコメントの特徴に違いは確認されなかったため、上司・部下間の個別の関係性の影響が大きいようだ。

●会社管理過剰感(会社からの管理過剰感4項目の平均)に差が見られた会社の特徴

  • ルールに関しては、「2.一度作ったルールや制度は、なかなか撤廃・改善されない」というように形骸化していると会社管理過剰感は高く、そうでなければ低い。一方、「5.社内のルールや制度について、従業員が意見を言える」「9.新しくルールや制度ができたときには、背景や意図について説明がある」といった決まりだから従うようにということでないコミュニケーションがあると、会社管理過剰感は低い。
  • 閉塞感に関しては、「1.内向きで現場や顧客の声が通らない」「3.部門の縦割り意識が強く、組織間の対立が起こりやすい」「4.意思決定に際し、稟議や根回しが煩雑である」という状態にあると会社管理過剰感は高い。反対に、「7.たとえ失敗してもチャレンジすることを奨励している」「10.意思決定スピードが速い」「11.現場判断ができるよう、社内外の情報が開示されている」という状態にあると会社管理過剰感は低い。
  • 「6.従業員や関係者の健康や安全を重視している」「8.従業員にとって、成長できる機会が多くある」という認識のもとでは、会社管理過剰感が低い。

●上司管理過剰感(上司からの管理過剰感4項目の平均)に差が見られた上司の特徴

  • 「1.なぜこんな指摘や指導をするのかと思うことがある」という懐疑心や「2.あなたに細かく報告・連絡・相談を求める」というマイクロマネジメントの要素があると上司管理過剰感は高い。逆に、「4.あなたが自律的に働けるよう任せてくれる」「5.あなたの考えや意見を尊重してくれる」という自律・尊重の態度があると認識していると上司管理過剰感は低い。
  • 「3.放任であり、適切な業務上の支援がない」場合の上司管理過剰感は高い。「6.上司には、気軽に支援を求めたり相談したりできる」「7.あなたが望むタイミングで支援してくれる」と認識していると上司管理過剰感は低いことからも、放任かどうかより適切な支援があるかどうかがポイントとなるようだ。
  • 「8.担当する仕事について、社会や自組織にとっての意義や意味を言葉にしている」「9.仕事の成果やあなた自身の成長のために支援してくれる」と認識していると上司管理過剰感は低い。

●管理過剰感が個人の適応感、疲弊感、主体的行動、離職意向に及ぼす影響

  • いずれの管理過剰感も高群は低群に比べて適応感が低く、高群だと疲弊感が高い。
  • 管理過剰感の低群は「自律的・主体的に仕事をしている」傾向で、高群ほど「現在勤めている会社には、あまり長く勤めていたくない」と回答。

調査結果の詳細は、
・弊社機関誌RMS Message vol.74 特集1「オーバーマネジメント─管理しすぎを考える」調査報告(P.25~30)
・調査レポート「管理過剰感に関係する会社や上司の特徴とは」をご参照ください。

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