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調査サマリー
メンバーそれぞれがお互いに影響力を発揮し合う職場
「職場のシェアド・リーダーシップに関する実態調査」の実施概要は下表のとおりです。
調査結果の詳細は、・弊社機関誌RMS Message vol.68 特集1「自律型組織を育むシェアド・リーダーシップ」調査報告(P.23~30)・調査レポート「リーダーとメンバーのどのような影響力が職場を強くするか」をご参照ください。
今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。
● シェアド・リーダーシップの重要性
・シェアド・リーダーシップの説明として「リーダーだけでなくメンバーも、役割やポジションにかかわらず他のメンバーに影響力を発揮すること」を用い、その重要性を尋ねたところ、「6.とてもあてはまる(9.7%)」「5.あてはまる(37.5%)」「4.ややあてはまる(36.9%)」の合計は84.2%で、8割以上がシェアド・リーダーシップを重要だと答えた。
・職場で主に行われる職務の特徴として、「自律性(創意工夫の余地)」「相互依存性(協働の必要)」「多様性要求(多様な意見の必要)」が高いと回答した高群は、そうでない低群と比べて、シェアド・リーダーシップが重要だと考える割合が有意に高い。
・シェアド・リーダーシップの重要性に対する回答を自由記述で求めた。重要性が高い群では、「多様な知見の重要性」「環境の複雑さへの対応」「ミス・不正・暴走・滞りの防止」が、低群では、「統制の必要」「メンバーの力量不足」「組織の硬直」が挙げられた。
● 自職場でのシェアド・リーダーシップの実態
・リーダーシップ(変革型・支援型・統率型)9項目について、4段階(「4.多くのメンバーが行っている」「3.半分くらいのメンバーが行っている」「2.特定のメンバーが行っている」「1.ほとんどのメンバーは行っていない」)で回答を得た。
・9項目総じて見ると、メンバーの半分以上が他のメンバーに影響力を発揮している職場は約5~6割。自職場の半分以上の人が行っている(「4.多くのメンバーが行っている」+「3.半分くらいのメンバーが行っている」)割合が高かったのは支援型リーダーシップの「5.職場内でコミュニケーションが活発に行われるよう促している(62.3%)」、変革型リーダーシップの「1.職場の目的について積極的に意見を述べる(57.4%)」、統率型リーダーシップの「9.他のメンバーの仕事にミスや誤りがないかチェックする(56.0%)」。
● シェアド・リーダーシップの実態に影響するもの
・シェアド・リーダーシップの発揮に影響するのは、「リーダーのリーダーシップ(変革型、支援型、統率型)」「メンバーの知識・スキルの高さ」「企業の包摂的風土」。
・「一般にリーダーに望むこと」との関係としては、シェアド・リーダーシップが高い職場、低い職場いずれも、「2.指示が明確である」「12.メンバーの話に耳を傾ける」の項目の選択率が高い。シェアド・リーダーシップ高群が低群に対して有意に高かった項目は「10.多様性を重んじる」。
● シェアド・リーダーシップと職場のパフォーマンス
・職場のシェアド・リーダーシップが高いと、職場パフォーマンスに関する「成果/貢献」「変革/実行」「やりがい/成長」いずれも高い。
・リーダーのリーダーシップの程度も加味して確認したところ、リーダー、メンバーともにリーダーシップが発揮された群(リーダー高/シェアド・リーダーシップ高)は、「成果/貢献」「変革/実行」「やりがい/成長」のいずれにおいても、他群と比べ最も高い値を示した。
● リーダーのリーダーシップに関する考えとシェアド・リーダーシップの重要性
・リーダーのリーダーシップについては、「組織業績はリーダーの良し悪しで決まる」「難しい状況では、リーダーが明確な方針を出すことが大事だ」という考えのいずれも、シェアド・リーダーシップの重要性が高い群の方が有意に高い。シェアド・リーダーシップが重要だという人は、同時にリーダーの重要性を認識している。
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