人材マネジメントのこれまでとこれから 人材マネジメント実態調査

「人材マネジメント実態調査」の実施概要は下表のとおりです。


調査概要

調査結果サマリー

今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。

●業績成長率別(高群・低群)の集計について
5年間の売上成長率と営業利益成長率の双方について、「業界平均と比べて高い・どちらかといえば業界平均と比べて高い」を選択した75名を「高群」、「業界平均と比べて低い・どちらかといえば業界平均と比べて低い」を選択した29名を「低群」として集計した。

●組織・人材マネジメントの実態
1) 現在表出している問題
「よくあてはまる」「ややあてはまる」の合計で最も多いのは「次世代の経営を担う人材が育っていない」(82.7%)。次いで、「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている(78.4%)」「中堅社員が小粒化している(76.4%)」「難しい仕事に挑戦する人が減っている(71.6%)」「従業員の自発的な活動が減っている(71.2%)」。
業績成長率別で特に低群が高群より高いのは「やりがいのある仕事が減っている(高群48.0% /低群82.8%)」「従業員の経営への信頼感が低下している(高群49.3% /低群82.8%)」「職場ぐるみで人材育成するという風土がなくなっている(高群57.3% /低群86.2%)」。

2) 人材マネジメント課題
「新人・若手社員の戦力化(67.3%)」「中堅社員の育成(64.9%)」「ミドルマネジメント層の能力開発(54.8%)」。「社員のモチベーション向上(47.6%)」「次世代経営人材の育成・登用(44.7%)」と続く。
業績成長率別には、「国内での人材採用(日本人)の強化(高群37.3%/低群10.3%)」「グローバル人材(日本人を含む)の採用・育成の強化(高群33.3%/低群3.4%)」で差あり。

3) 人材マネジメントの成果を捉える指標
「現在」と「今後予定あり」の合計選択率で見ると、「従業員満足度(79.8%)」が最多。「時間外労働時間(68.7%)」「総額人件費( 67.3%)」「従業員1人当たりの売上あるいは利益(66.3%)」と続く。「今後予定あり」のみでは、「従業員満足度(34.1%)」「女性管理職比率(28.4%)」が多く選択された。
業績成長率別では、「女性管理職比率」において「現在(高群34.7%/低群10.3%)」「今後予定あり(高群32.0% /低群6.9%)」とも大きな差があり。

●人事の仕事の現在と今後
1) 人事の仕事で特に重視すること(4つの役割)
最も重視するものとして選択されたのは、現在も5年後も「戦略実現パートナー(現在46.2% /5年後44.7%)」。他の3つの役割は2割前後で大きく変わらない。
業績成長率別では、高群は低群より「戦略実現パートナー」「従業員パートナー」を選択。

2) 人事の成果をあげていく上で必要な能力
「あてはまるものすべて」「特に必要なもの3つ」のいずれも、「現場にネットワークを持ち、人・組織の現状を把握できる(64.9% /31.7%)」「現在だけでなく、将来的に求められる人材・組織像を構想できる(55.3% /26.4%)」「各事業・部門内のビジネス構造を理解できる(50.5% /21.6%)」の順で多く選択された。
業績成長率別では、高群が低群より多かったのは、「現在だけでなく、将来的に求められる人材・組織像を構想できる(+19.4%)」「人の能力・性格特徴を見抜く目がある(+15.3%)」「人・組織づくりについて強い関心・思いがある(+10.3%)」。

●2030年の人材マネジメント
1) 視野に入れている未来
「5年(34.0%)」「10年(29.6%)」「3年(15.5%)」と続く。
業績成長率別では、低群は「3年」が多く、「15年」「20年」は高群のみに見られた。

2) 2030年の人的リソース調達(若手の確保以外で重要なこと)
多い順に「65歳までの中高年人材の活用(28.8%)」「機械(AI・ロボット)の活用(21.6%)」「65歳以上の高齢者の活用(21.2%)」。
業績成長率別では、高群は低群よりも「女性の活用」が多く、低群は高群より「65歳までの中高年人材の活用」が多い傾向。

3) 2030年の従業員を動機づけるもの
「現在」「2030年頃」共に、「仕事のやりがい」「高い給与」が高い選択率。続くものとしては、「現在」では「自分の成長の実感」「社内の人間関係の良さ」、「2030年頃」では「多様な働き方の選択」「幸福感(この職場で働くことに幸せを感じること)」。

調査結果の詳細は、
・弊社機関誌RMS Message vol.50「個と組織を生かす 人材マネジメントのこれまでとこれから」調査報告(P.31〜36)
・調査レポート「人事が考える、人材マネジメントのこれまでとこれから
をご参照ください。

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