論文

仕事におけるリフレクション尺度の開発―リフレクション・イン・アクションとリフレクション・オン・アクション識別の試み―

発表年月
2025年10月

社会人にとって経験からの学びは重要であるが、仕事におけるリフレクションとパフォーマンスの関連を実証的に検討した研究はあまり多くない。リフレクションが効果を及ぼすプロセスや条件を検証するために、2020年以降尺度開発を行っており、今回が3回目の検証にあたる。仕事におけるリフレクションの対象として「課題」「対人」「自己」の3つの領域で、リフレクション・イン・アクション(RIA)と、リフレクション・オン・アクション(ROA)を分けて測定する尺度の開発を目指す。2,910名の幅広い成人サンプルを対象に検証を行った結果、「自己」領域を除く2領域で想定通りの因子が抽出され、他の関連尺度とも想定した関連性が確認できた。今後は、開発した尺度を用いて、経験からの学びにおけるリフレクションの効果について、検討を進める予定である。

関連する研究:働く人のリフレクション尺度の開発 2種類のリフレクションを識別する試み
関連する研究テーマ:経験から学んだ結果としての持論

発表者
今城志保
藤村直子
佐藤裕子
出典
日本教育心理学会 第67回総会
  • SHARE
  • メール
  • リンクをコピー リンクをコピー
    コピーしました
  • Facebook
  • LINE
  • X

関連する記事