テレワーク環境下で職場の信頼は変わったのか テレワーク環境下における人事評価に関する意識調査

テレワーク環境下における人事評価に関する意識調査

「テレワーク環境下における人事評価に関する意識調査」の実施概要は下表のとおりです。


調査概要

調査概要

調査結果サマリー

今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。


●人事評価の重視度
・約8割(77.3%)が人事評価を重視している(「とても重視している」〜「どちらかといえば重視している」)と回答。2016年の弊誌調査「人事評価制度に対する意識調査」(78.5%、リモートで働いている人に限定せず)と大きく変わらない。
・重視する理由は、「報酬や昇進・昇格が決まるものだから」(72.2%)が圧倒的に多く、2016年調査(59.1%)と比べても増加。「仕事の手応えや自身の成長の度合いを感じることができるから」は、前回調査(30.9%)より減り、約2割にとどまった(21.3%)。
・約2割(22.7%)の重視していない(「どちらかといえば重視していない」〜「まったく重視していない」)と答えた人の理由(あてはまるものすべて選択)は、「人事評価はあてにならないから」(42.0%)が最も多く、次いで「評価結果が報酬にあまり影響がないから」(35.7%)。

●人事評価の満足度
・自社の人事評価制度に満足している(「とても満足している」〜「どちらかといえば満足している」)のは約6割(60.4%)。2016年調査(52.2%)に比べて高い。
・満足の理由としては「何をがんばったら評価されるかが明確だから」(50.3%)が、不満足の理由としては「何をがんばったら評価されるのかが曖昧だから」(65.1%)が多い。いずれも2016年(それぞれ41.0%、54.4%)より選択率が高い。

●評価の納得感
・評価結果に納得感がある(「とてもあてはまる」〜「ややあてはまる」)のは7割弱(65.3%)。
・評価の納得感と職務適応感との相関は高い。
・評価の納得感を高群(「とてもあてはまる」〜「ややあてはまる」)と低群(「ややあてはまらない」〜「まったくあてはまらない」)の2群に分けて分析したところ、「あらかじめ設定した目標の達成度合いによって評価された」「評価結果が開示されている」について、高群と低群の出現率に有意な差が見られた。
・「あらかじめ設定した目標の達成度合いによって評価された」と答えた人のうち、「目標設定への関与」「目標の質」「目標遂行のサポート」のいずれの項目も高群が低群に対して有意に高かった。「目標設定において、納得いくまで上司と話し合えた」、上司が「目標の進捗状況を気にかけて、アドバイスや支援をしてくれた」「目標に対して良い仕事をしたときに認めたり、褒めたりしてくれた」「チーム内で目標を共有し合い、上司・同僚と協力しながら仕事を進められた」という、期中の日常的な目標遂行のサポートの有無も、納得感高群と低群の差が大きい。

●テレワークと評価の納得感
・テレワークで働く場合とそうでない場合で、評価の納得感に違いがあるかどうかを尋ねたところ、約7割(66.3%)は納得感に違いはないとの回答。一方、低くなった人が約2割(20.1%)、逆に高くなった人が約1割(13.6%)とばらつきがあった。
・新型コロナウイルス感染症の流行以前から高頻度でテレワークしていた群の方が、納得感が高くなっていた。職務自律性の低い群では、テレワークになったことで評価の納得感が下がった人が多かった。
・目標設定において、納得いくまで上司と話し合えた群は、納得感が高くなっていた。
・テレワーク環境下で納得感が高くなった理由に関する自由記述結果としては、「成果を正しく評価してもらえるようになった」「成果を出しやすくなった」「個人差がつきやすくなった、テレワーク下でもきちんと評価してもらえた」など。低くなった理由としては、「プロセスや取り組み姿勢を見てもらえない」「コミュニケーションや相互理解が減った」「正しく評価されているか不信感がある」など。

●テレワークで正しく評価されるために意識していること
・テレワークで正しく評価されるために意識して心がけていることに関する自由記述結果としては、「こまめな報連相、密なコミュニケーションをする」「意識して成果をアウトプットする」「結果を残す」「目標、目的を明確にする」「プロセスや取り組み姿勢も伝えるようにする」「自分から動く」「同僚にも行動が見えるようにする」など。

●今後の望ましい人事評価制度のあり方
・今後の人事評価制度について、4つの観点から、A、Bいずれの方が望ましいと思うかを尋ねたところ、いずれかに偏ったものはなく対照的な考え方が混在していたが、「時間的な貢献重視」より「結果重視」(65.3%)、「年齢や勤続年数に応じて平等」より「実力や成果に応じて個人差がある」( 61.5%)、「短期業績重視」より「長期貢献重視」(64.7%)が多かった。
・現在の勤務先の人事評価制度について、良い点・改善してほしい点についての自由記述結果としては、良い点では「上司との納得できる対話がある」「基準が明確である」「信頼できる上司である」などが多かった。改善してほしい点では、目標管理について「目標が上から下りてきて本人が口を出せない」「評価結果の開示やフィードバックがない」「目標管理制度に意味を感じない」、評価基準について「部署・職種による明らかな評価の差に納得できない」「相対評価に納得できない」「年功序列になっている」、報酬体系について「評価を給与に反映してほしい」、評価方法について「多面評価を取り入れてほしい」「部下から上司を評価する制度がほしい」「手間がかかりすぎる」など。


調査結果の詳細は、
・弊社機関誌RMS Message vol.61 特集1「リモートが問う人事評価のあり方」調査報告(P.23〜30)
・調査レポート「テレワーク環境下における人事評価に関する意識調査:評価の納得感はどのように変わったのか」をご参照ください。

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