テレワーク環境下での上司・部下コミュニケーションのすれ違い 上司・部下間コミュニケーションに関する実態調査

上司・部下間コミュニケーションに関する実態調査

「上司・部下間コミュニケーションに関する実態調査」の実施概要は下表のとおりです。


調査概要

調査結果サマリー

今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。

コミュニケーション内容別の十分度・重要度

●コミュニケーション内容別の十分度
・全体的に、一般社員より管理職の平均の方が高い。
・統計的に有意な差があったものとして、管理職の方が高かったのは、「5.仕事の意味について説明」「8.期待をかけていることを伝える」「9.貢献に対して感謝」「12.会社や自部署の長期的な目標について話す」「13.意見やアイディアを求める」。
・同様に、一般社員の方が高かったのは、「3.間違いや足りない点を指摘」「15.世間話やプライベートに関する雑談」。

●コミュニケーション内容別の重要度
・一般社員の方が高いものはほぼなかった。管理職の方が高い項目のうち、統計的に有意な差があったのは、「8.期待をかけていることを伝える」「9.貢献に対して感謝」「11. 心身の健康状態について話をする」「13.意見やアイディアを求める」。

●コミュニケーションの十分度・重要度の認識に影響を与える要因
・コミュニケーションの十分度・重要度を全体的に高めたものは、一般社員においては、上司信頼、職務自律性、心理的安全性、管理職においては、部下評価、部下の職務自律性、心理的安全性だった。上司もしくは部下を信頼し、自らの判断で業務を遂行し、職場に心理的安全性があると感じているほど、総じて上司もしくは部下とのコミュニケーションは十分かつ重要であると認識されているようだ。
・その他、上司期間・部下期間や、テレワーク頻度についても、いくつかの項目で違いが見られた。一般社員は、上司期間が短い方が、「15.世間話やプライベートに関する雑談」を重要であると感じ、ほぼ毎日テレワークしている群の方が、十分度の「3.間違いや足りない点を指摘」が低かった。管理職は、部下期間が長い方が、「1.仕事の進捗に応じたアドバイス」「4.困っていることや必要な支援を確認」「5.仕事の意味について説明」「9.貢献に対して感謝」「10.キャリアや成長課題について話す」「12.長期的な目標について話す」「13.意見やアイディアを求める」が十分であると感じ、短い方が「15.世間話やプライベートに関する雑談」「11.心身の健康について話をする」を重要と感じていた。また、ほぼ毎日テレワークしている群の方が、「15.世間話やプライベートに関する雑談」が十分でないとの認識で、「2.ほめる」「6.要望する」「7.関心事や仕事のやりがいについて話をする」「10.キャリアや成長課題について話す」「14.上司に対する要望を確認」を重要と感じていた。

言いたかった/言うべきだったのに言えなかったこと

●言いたかったのに言えなかったこと(一般社員)
・自由記述で回答を求めたところ、テレワークに関すること(対面で話せないことでうまく伝えられなかった、上司に対してリマインドをしづらい、なんとなく出社してしまっている)、ちょっとした業務相談がしづらい、上司の間違いを指摘したり異なる意見を述べたりすることなどが挙げられた。

●言うべきだったのに言えなかったこと(管理職)
・自由記述で回答を求めたところ、テレワークに関すること(微妙なニュアンスを気にして対面でないと言いづらい)、業務上のネガティブなフィードバックなどが挙げられた。仕事の様子がこれまで以上に見えないことから、主体性を尊重して任せて進めたいことと、こまめに報告を求めるようなマイクロマネジメントとの間での迷いもあるようだ。

●言えなかった理由
・一般社員、管理職が共通して選択していたのは、「3.気分を害するから」「4.話すタイミングがなかったから」「9.リモートワークで、気軽に声をかけづらいから」だった。一般社員は「1.言っても聞いてもらえないから」「2.反論されるのが嫌だから」「8.忙しそうで気が引けるから」、管理職は「5.対面で会う機会がなかったから」を選択した割合が多かった。
・年齢、職種、上司期間・部下期間、心理的安全性、テレワーク頻度などによっても、選択割合に違いがあった。


調査結果の詳細は、
・調査レポート「上司・部下間のコミュニケーションのすれ違いとテレワークの影響」をご参照ください。

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