評価をめぐる上司・部下間コミュニケーション 人事評価制度に対する意識調査

「人事評価制度に対する意識調査」の実施概要は下表のとおりです。
調査概要

調査結果サマリー
今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。
●約8割が会社からの自分の評価を重視。
●勤務先企業の人事評価制度に満足しているのは約半数。
満足している理由としては、「会社が評価制度について具体的な情報を開示しているから」(44.6%)、「何を頑張ったら評価されるかが明確だから」(41.0%)など、
不満足である理由としては、「何を頑張ったら評価されるのかがあいまいだから」(54.4%)、「評価基準があいまいだから」(47.6%)、「努力しても報われないから」(31.5%)など。
●人事評価制度に対して「改善してほしいこと」のコメントとして多かった観点は、「評価内容・基準の改善」「透明性・制度理解の促進」「評価者・上司への不満の解決」の3つ。
●目標管理(MBO)制度における上司とのコミュニケーションについては、期初に自ら目標を立てる、上司とすり合わせる、最終評価のフィードバックなどは実施割合が高かったが、期中の調整、最終結果を踏まえた業務遂行に関するアドバイス、今後の能力開発やキャリア開発に向けたコミュニケーションなどは実施状況にばらつきが見られた。
●評価をめぐる上司とのコミュニケーションにおいて、意欲が上がったエピソードは、「承認・感謝の言葉」「成長に向けた効果的なフィードバック」「自分を見てくれている実感」など。意欲が下がったエピソードは、「アドバイスなくダメ出しのみ」「評価結果の根拠がよく分からない・納得できない」「自分を見てくれていない」など。
調査結果の詳細は、
・弊社機関誌RMS Message vol.45 特集1「心理学からみる人事評価」調査報告「人事評価制度に対する意識調査 〜ビジネスパーソンの声からみる、働きがいを高める人事評価とコミュニケーションの鍵とは?」(P.25〜32)
・調査レポート「働きがいを高める人事評価とコミュニケーションの鍵とは?」をご参照ください。