活躍する人材を輩出し続けるには 昇進・昇格および異動・配置に関する実態調査 2016

「昇進・昇格および異動・配置に関する実態調査2016」の実施概要は下表のとおりです。
本調査は、昇進・昇格の仕組み、またそれを支える人材開発状況などの実態を明らかにするために、1991年、2009年に引き続き3回目の調査として実地いたしました。
考察においては、各社の状況について7年前との比較を行っております。
また今回は、管理職候補者を含む人材育成策の一端として、異動・配置に関連する仕組みや運用の実態についての質問を加え、ご報告しています。
調査概要

調査結果サマリー
今回実施した調査の結果から、以下のような実態を確認することができました。
・管理職に求められる要件は高度化
- 部長に求められる要件は、戦略を構想し大局をみて判断することに加えて、部下の動機づけ、人間的魅力、社内外ネットワークをもつことへの期待が上昇
- 現部長の課題は、組織・事業の変革推進の不足
- 課長に求められる要件は、部下を動機付け、戦略や方針を実行することに加えて、専門知識、変化への柔軟な対応力などへの期待が上昇
- 現課長の課題は、職務意識の転換が不足し、内部マネジメントに追われ、視野が内向きであること
・ポスト不足から、候補者不足の時代へ
- 昇進・昇格の厳格化が進み、候補者不足が課題
- 現管理職の高齢化が進行する一方で、後継人材の不足感が高まっている
・経験をデザインし候補者を計画的に育成
- 経営幹部候補者の早期発見・育成への取り組み意向は7割
- 女性管理職登用へも更なる取り組み意欲がみられる
- 管理職候補者育成は、仕事を通じた経験の意図的・体系的な付与と、研修やコーチングを通じた意味づけに期待
・成果と成長を両立させる人事制度へ
- 意図的な異動やチャレンジさせやすい環境をつくる人事企画的な取り組みと、仕事を通じた学びを成長・成果につなげる人材開発的な取り組みの融合が今後は求められる
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