論文

上司によるマネジメントとメンバーの離職意思との関連 -仕事に対する価値観に注目して-

発表年月
2024年11月

本研究の目的は、上司によるマネジメントとメンバーの離職意思という関係に対して、メンバ-の価値観や、会社としてのビジョン発信・成長機会の担保がどのような影響を与えるのかを明らかにすることであった。
59社、N=20,019名分のデータを対象にマルチレベル分析を通して検証した結果、上司によるマネジメントはメンバーの離職意思を軽減する効果があり、その効果は個人の価値観(自己成長-組織貢献)によって調整されることが明らかになった。また、会社としてビジョン発信や成長機会を担保することは、個人の離職意思を軽減した。さらに、会社としてビジョン発信や成長機会を担保している程度が高いほど、上司によるマネジメントは個人の離職を軽減する効果が高いことも明らかになった。

発表者
坂本佑太朗
渡辺かおり
出典
経営行動科学学会第27回年次大会
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