論文

NPO 版心理的コミュニティ感覚尺度の営利組織への適用 ―日米サンプルを用いた測定不変性と妥当性の検討―

発表年月
2024年10月

働き方や人の多様性が増し、職場のつながりの希薄化への懸念がきかれる。集団における人のつながりの質を評価し、治療的・予防的介入に役立てるため、心理的コミュニティ感覚(PSOC)に着目した。NPO を対象として開発されたPSOC 尺度を用いて、日米の営利組織の就労者(日本1283名、米国810名)にNPO版と同じ因子構造がみられるか、職場におけるウェルビーイングの1つとして仕事の意味深さとの正の関連がみられるかを検証した。分析の結果、日米の営利組織の職場で同様の因子を示すこと、PSOC が仕事の意味深さに影響を及ぼすという構造は同様だが影響の強さが異なる可能性が示された。

発表者
藤澤理恵
藤村直子
川西諭(上智大学)
出典
日本コミュニティ心理学会第27回大会
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