論文

能力格差と流動性は誰の協力意欲を高めるか? 集団内の個人の立ち位置に注目した企業組織データ分析

発表年月
2023年9月

本研究では、専門性レベルに関するチームの中の格差が、メンバーの協力意欲を高めるかどうかを検討しました。企業内の人事データを用いた分析の結果、チームメンバーの流動性と、チーム内の立ち位置(専門性レベルのチーム内の相対的な序列)との間の相互作用が見られるという仮説が支持され、専門性レベルが下位のメンバーは、流動性が高いチームにおいて、能力格差が大きい方が継続意欲が高まることが示されました

発表者
仲間大輔
村本由紀子(東京大学大学院)
出典
日本社会心理学会 第64回大会
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