【調査発表】職場での「心理的安全性」に関する実態調査:チーム成果、メンバーの心身疲労との関係性とは

過半数のリーダー層が、心理的安全性(チームメンバーそれぞれが「自分の考えや感情を、安心して気兼ねなく発言できる雰囲気」のこと)を知っていると回答し、7割強が必要と回答

2018年01月12日

企業の人材育成を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:奥本英宏)では、職場での「心理的安全性」の必要性や効能についての従業員の意識や、心理的安全性を構成する要素が何に影響を受けているかを明らかにすべく、「心理的安全性に関する実態調査」を実施し、結果を公表いたしました。

https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000632/


【背景・目的】
最近普及し始めた「心理的安全性」というコンセプトは、多くのビジネスパーソンの共感を得やすいようです。
本調査では、従業員規模100名以上の企業において、3名以上のメンバーをマネジメントしている正社員(役員クラスを除く管理職・一般社員)を対象とし、有効回答数516名についての集計・分析結果をまとめています。

【調査結果サマリ】

●「心理的安全性」という言葉について、約4分の1が「内容の詳細までよく知っている・だいたいの意味を知っている」と答えた一方、「聞いたことがない・知らない」という人は5割弱

●「心理的安全性」について、チームのメンバーそれぞれが「自分の考えや感情を安心して気兼ねなく発言できる雰囲気」という定義を行い、「心理的安全性」という言葉を知らない人も含めて、その必要性について確認したところ、「必要である」「やや必要である」が7割強、「どちらともいえない」が約2割、「あまり必要でない」「必要でない」が5%強

●心理的安全性が必要な理由としては、「業務上、情報共有が必要である」「多様な意見や活発な議論によって新しいものを生み出す必要がある」「早期にリスク情報を挙げてもらって大きなトラブルにつながるのを防ぐ」といった業務上の必要性や、「意見を発言できないとストレスがたまる」「いろいろな意見が出されないと組織をまとめられない」「良い雰囲気づくり」「モチベーションの向上」といった心情面に配慮したコメントが確認された。必要でない理由としては「ネガティブな感情が出される」「いろいろな意見が出されると組織がまとまらなくなる」というコメントが多かった

●業務の特徴としては、「必要群」では「常にメンバー間で連携・情報共有しながら仕事を進める必要がある」「多様な立場や領域の考え方をまとめる必要がある」などの特徴が、「不要群」では「異なる場所にいながら協働する必要」が少ない、「新しいモノ・サービス・オペレーションなどを生み出すこと」があまり求められていないなどの特徴が確認された

●「チーム成果・高群」は、「チーム成果・低群」に比べ、心理的安全性が高い特徴を示し、特に、「チームのメンバーは、問題点や困難な論点を提起することができる」「会議をするときは、各メンバーが同じくらい発言している」「チームのメンバーは、他のメンバーの反応に配慮しながら分かりやすく話をしている」という点に顕著な差が見られた

●メンバーの心身疲労と心理的安全性との関係としては、「疲弊・少群」は「疲弊・多群」に比べ、「チームのメンバーは、異質な人を拒絶することがある」「チームのメンバーが他のメンバーに助けを求めるのは難しい」という点が低かった

●心理的安全性を高めるための工夫としては、「心理的安全性・高群」では、特に「話しやすい環境を作る」「話を聞く姿勢」「仕組みを作る」についてのコメントが多かった。その他、日々のマネジメントでさまざまな工夫をしていた。「心理的安全性・低群」では、約4割が「なし」との回答で最多。次いで「コミュニケーションの強化」にあたるような抽象的な内容のものが多かった

●「心理的安全性・高群」の方が、仕事のスキル・意欲・倫理性など、いずれの観点においてもメンバーを高く評価していた
・「心理的安全性」はチームの成果につながるのか〜成果別・心身疲弊度別〜
・「心理的安全性」を作るためには〜高めるための工夫〜

上記詳細・データはこちら
https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000000632/

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