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プレスリリース
「見えにくい貢献」を認められる職場ほど、就業継続意向が高い傾向に
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:山﨑 淳 以下、当社)は、働く意欲と人事評価との関係を検討することを目的として、会社勤務の正社員を対象に「人事評価と職場における感謝・称賛に関する実態調査」を実施いたしました。 本調査が、今後の人材定着施策や職場づくりを検討する際の一助となれば幸いです。
評価制度を整えるだけでなく、職場における感謝・称賛を通じて日常の貢献を見えるものにすることの両方が、働く意欲や職場への定着を支える鍵となります。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 研究員久米 光仁(くめ こうじん)今回は、モチベーションを支える評価・報酬のあり方というテーマのもと、公式な人事評価制度に対してどのように考えているのかと、非公式だがモチベーションにつながるであろう職場の感謝・称賛の風土について尋ねました。人事評価と一口にいっても、各社さまざまな仕組みがあり、運用の方式もさまざまで、自社の評価制度に悩む人事の方も多いのではないでしょうか。人事評価を再考する際、評価項目や基準という評価制度そのものだけではなく、日常の仕事の成果・貢献を誰がどのように見つけて、報いるかに注目する必要があります。働く意欲を支えるには、自分の努力・仕事の過程や意義が周囲に見てもらえていると感じられることが欠かせません。さらに、自分の評価の理由について対話を通して理解し、次の仕事につなげること、評価項目に必ずしもあるわけではないが重要な取り組みや貢献への感謝・称賛を忘れないことが重要であるといえるでしょう。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 研究員久米 光仁(くめ こうじん)
今回は、モチベーションを支える評価・報酬のあり方というテーマのもと、公式な人事評価制度に対してどのように考えているのかと、非公式だがモチベーションにつながるであろう職場の感謝・称賛の風土について尋ねました。人事評価と一口にいっても、各社さまざまな仕組みがあり、運用の方式もさまざまで、自社の評価制度に悩む人事の方も多いのではないでしょうか。人事評価を再考する際、評価項目や基準という評価制度そのものだけではなく、日常の仕事の成果・貢献を誰がどのように見つけて、報いるかに注目する必要があります。働く意欲を支えるには、自分の努力・仕事の過程や意義が周囲に見てもらえていると感じられることが欠かせません。さらに、自分の評価の理由について対話を通して理解し、次の仕事につなげること、評価項目に必ずしもあるわけではないが重要な取り組みや貢献への感謝・称賛を忘れないことが重要であるといえるでしょう。
⇒ 賃金は依然として重要な要素である一方、働く人は「どのように評価されるか」についても賃金に続いて注目しています。評価が低いことだけでなく、日々の努力や周囲への支援など、成果として見えにくい貢献が認められないこともモチベーション低下につながっています。
図表1 モチベーション低下要因
⇒ 人事制度は、働く人にとって重要な制度として認識されている一方で、十分な満足を得られている人は限定的であることが分かりました。評価制度は、賃金や昇進・昇格を決める仕組みであるだけでなく、企業が何を重視し、どのような行動を期待しているのかを従業員へ伝えるメッセージとしての役割も担っています。そのため、制度の設計だけでなく、従業員が納得できる運用やコミュニケーションを検討する必要があると考えられます。
図表2 人事制度の重要度
※ %は小数第2位で四捨五入しているため、文中・表中の数値を足し上げた値と合計の数値などが一致しない場合があります。
図表3 人事制度の満足度
⇒ 評価基準の明確さや評価結果の処遇への適切な反映は、「回答者の勤務先企業が重視していると思う要素」と「回答者本人にとって重視されることが望ましいと思う要素」として、共通して上位に挙がっています。一方で、「評価者によって判断がばらつかないこと」「直接成果に結びつきにくい重要な仕事も見てもらえること」は、回答者本人が「重視されることが望ましい」と思う割合の方が上回っていました。評価制度には、基準の明確さや処遇への反映に加え、評価者による判断の一貫性を高め、成果として表れにくい仕事も適切に捉えることが求められていることがうかがえます。
図表4 人事評価制度の特徴
図表5 人事評価について重視されている項目と重視されることが望ましい項目
⇒ 人事評価においては、評価基準や処遇への反映を整えるだけでなく、従業員が重視してほしいと考える要素が、実際の評価でも重視されていると感じられることが重要です。なかでも、評価理由の説明に関する期待が満たされている人と満たされていない人では、ワーク・エンゲージメントに大きな差が見られました。また、直近の評価への満足・不満足の理由からは、評価結果そのものだけでなく、「なぜその評価になったのか」を理解できることや、上司との対話を通じて自身の仕事や成長が認められていると感じられることが、評価への納得感に関係していることがうかがえます。
図表6 ワーク・エンゲージメントの平均
図表7 人事評価などの満足度
図表8 直近の自身の人事評価に対する満足・不満足の理由
⇒ 感謝・称賛は評価制度の代替ではありませんが、同僚への支援、トラブルの未然防止、チームの雰囲気づくりなど、成果指標だけでは捉えにくい日常の貢献を可視化する重要な接点となり得ます。現在の制度は「節目型・表彰型」が中心であり、日常の貢献を拾い上げる仕組みはまだ十分に広がっていません。評価制度の運用(評価理由の説明や上司との話し合い)に加え、日々の仕事の中で具体的な貢献に気づき、言葉にして伝えることが、働く意欲を支え、職場への定着を高める鍵となります。
図表9 仕事上の成果や貢献について、感謝や称賛を伝えられたいと思うか
図表10 感謝・称賛を伝えられたい・伝えられたくない理由
図表11 職場における感謝・称賛の状況
図表12 感謝・称賛制度の導入状況
図表13 称賛の実感別に見たワーク・エンゲージメントなど
調査目的:本調査では、働く意欲と人事評価との関係を検討することを目的として、仕事をする上でのモチベーション低下要因、人事制度への満足度、職場における感謝・称賛の状況などについて尋ねた。調査日: 2026年5月15日~17日対象者:会社勤務の正社員※「自社の人事評価制度がある」と回答した人※勤務先の従業員規模は300名以上調査内容:仕事をする上でのモチベーション低下要因/人事制度(賃金制度・評価制度・昇進昇格制度)への重要度・満足度/人事評価制度の特徴・重視される要素/評価面談・フィードバックの経験/職場における日常的な感謝・称賛の状況/感謝・称賛制度の導入状況など調査方法:インターネット調査有効回答数:328名
プレスリリースは、PDFでもご覧いただけます。
人事評価と職場における感謝・称賛に関する実態調査
「ジョブ型人事制度の運用実態調査」の分析結果を発表
書籍『モヤモヤ以上、転職未満』発売 モヤモヤしているすべてのビジネスパーソンに届けたい、キャリア迷子を抜け出す実践書
「労働時間と休日に関する意識調査」の分析結果を発表
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