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プレスリリース
学びが習慣化している人ほど生成AIの活用効果を実感しやすい 生成AIの安定性と人間の多様性を生かした「人と生成AIの共存」が活用の鍵となるか
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:山﨑淳 以下、当社)は、従業員100名以上の企業・団体に勤める20~59歳の正規社員722名に対して「生成AIと学びの環境に関する調査」を実施し、「生成AIの活用場面」や「学びに関する生成AIの有効性実感」など、調査結果から見える実態について公表しました。
※ 回答者には調査冒頭で定義を提示した。「ここでいう『生成AI』とは、ユーザーがパソコンやスマートフォンアプリで指示や要望を入力すると、それに基づいた文章や画像、音楽などのコンテンツを作ってくれる技術やツール、アプリを指す(例:ChatGPT、Claude、Gemini、Dall-E)。」
*詳細は調査レポート(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/inquiry_report/0000001365/)を参照ください。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 主任研究員 武藤 久美子今回は、生成AIは学び方や学ぶ環境をどのように変えていくのかという問いを持ち、生成AIの利用から見える兆しを調査しました。調査の結果を通じて、生成AIは学びの領域でも意外と使えること、および、人は人に期待しており、その期待値があるがゆえに、むしろ生成AIの方が良いと思う場面があるのだと解釈しています。今後、「人か生成AIか」ではなく、「人も生成AIも」となっていくことは自然の流れだと想像されます。もっといえば、生成AIの活用範囲は、私たちが捉えているよりもさらに広く、かつレベルが高いことまで範疇に含めてよいのかもしれません。人だからこそできることは何かを考える上でも、まずは生成AIをどんどん使って、その可能性と限界を知ることが大事なのではないでしょうか。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所 主任研究員 武藤 久美子
今回は、生成AIは学び方や学ぶ環境をどのように変えていくのかという問いを持ち、生成AIの利用から見える兆しを調査しました。
調査の結果を通じて、生成AIは学びの領域でも意外と使えること、および、人は人に期待しており、その期待値があるがゆえに、むしろ生成AIの方が良いと思う場面があるのだと解釈しています。
今後、「人か生成AIか」ではなく、「人も生成AIも」となっていくことは自然の流れだと想像されます。もっといえば、生成AIの活用範囲は、私たちが捉えているよりもさらに広く、かつレベルが高いことまで範疇に含めてよいのかもしれません。人だからこそできることは何かを考える上でも、まずは生成AIをどんどん使って、その可能性と限界を知ることが大事なのではないでしょうか。
※ 生成AI利用頻度として「時々使っている」「ほぼ毎日使っている」を「生成AI利用群」、「一度も使ったことがない」「試しに使ったことがあるが、今は使っていない」を「生成AI非利用群」とした。なお、利用場面として「仕事、業務で使う」「学びやスキルアップで使う」の両方あるいはいずれかを選択した人を対象とし、「趣味、遊び、日常生活で使う」「その他」のみを選択している人は調査の対象外とした。
⇒仕事と結びつけた使い方が多くを占めているが、将来の準備や趣味といった広範囲での利用がうかがえる。
<図表1>生成AIの活用場面 ※生成AI利用群Q:どのような内容の学びのために生成AIを使っていますか。〈複数回答/n=510/%〉
⇒生成AI活用方法の上位には調べ物の検索としての活用が目立つが、探索的な使い方や対話型の利用も一定数見られた。
<図表2>生成AIの活用方法 ※生成AI利用群Q:以下を行う際に、生成AIを利用していますか。〈複数回答/n=510/%〉
⇒利用率が低いものであっても有効性を感じている人が多いことから、どのような使い道においても生成AIを用いることに対して一定以上の成果や満足感が得られるものとみられる。
<図表3>学びに関する生成AIの有効性実感 ※それぞれについて生成AIを利用している人のみQ:以下それぞれについて、生成AIを用いることが有効だと思う程度をご回答ください。〈単一回答/n=510〉
※「仕事またはプライベートで、継続的に自分の知識やスキルを向上させるために取り組んでいることがありますか」という設問に対し、「あてはまる」「ややあてはまる」「どちらかといえばあてはまる」を選択した人を「継続的学び群」、「あてはまらない」「ややあてはまらない」「どちらかといえばあてはまらない」を選択した人を「非継続的学び群」とした。
⇒選択率の上位を見ると生成AIは「学びやすさ」の補助だけでなく、学びの成果にも直結していることが示唆される。
<図表4>生成AIの学びにおける効果実感 ※生成AI利用群Q:生成AIの導入や活用によって以下を実感していますか。※生成AIを使う項目は仕事や業務の場合かそれ以外かを問わない〈単一回答/n=510/%〉
⇒生成AIの進化により、管理職の役割の変化や「人にしかできないこと」の重要性が増す可能性があり、これからの課題としてどう向き合っていくかが問われる。
<図表5>生成AIの見通し ※生成AIの利用有無別Q:生成AIの導入や活用によって以下を実感していますか。※生成AIを使う場面は仕事や業務の場面かそれ以外かを問いません。〈単一回答/n=722/%〉
⇒生成AIは、人と比較して「有意義な答えが返ってくる」「回答に対して、嫌な思いをせずに済む」などの点で高い評価を受けている。感情や気持ちに寄り添う面では人の方が優れていると感じる人も多くいるが、それでも生成AIにポジティブな感覚を持つ人が一定数いることが分かった。
<図表6>生成AIの利用実感(人による対応との比較) ※生成AI利用群Q:以下のそれぞれについて、「生成AIを用いた方が、人に話したり相談したりするよりもそうであるか」を回答ください。※生成AIを使う場面は、仕事や業務の場面かそれ以外の場合かを問わない。〈単一回答/n=510/%〉
調査対象:従業員規模100名以上の企業・団体に勤める正規社員。調査期間:2024年11月22~27日調査方法:インターネット調査調査人数:722名(内訳:「生成AI利用群」510名、「生成AI非利用群」212名)
プレスリリースは、PDFでもご覧いただけます。
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