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プレスリリース
心理的安全性と成長支援がカギか 理想は「個性を尊重しながら助けあう職場」と「よいことをほめながら丁寧に指導する上司」
企業における経営・人事課題の解決および、事業・戦略の推進を支援する株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:山﨑 淳 以下、当社)は、2025年3~4月に全国で開催した公開型新入社員導入研修受講者718名(調査1)、2023年3~4月に開催したインハウス型新入社員導入研修およびWEB学習プログラム受講者2,795名(調査2)に対し、「新入社員意識調査2025」を実施し、その調査結果を公表しました。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズHRDサービス推進部 トレーニングプログラム開発グループ 主任研究員桑原 正義(くわはら まさよし)時代の変化と共に、各所でこれまでの考え方ややり方の限界が顕在化している。Z世代の育成・定着もまたしかりで、管理職研修では新人・若手対応の悩ましさや難しさが多くあげられる。一見、問題にみえる現象だが、こうしたハレーションは新時代に向けた組織アップデートのヒントを秘めている。企業の外を見渡すと、さまざまな領域(スポーツ、芸能、NPOなど)でかつてないほど若者の活躍が目覚ましい。そうした事例の共通点は、若者を“これまでの組織観に順応させる”だけでなく(これはこれで必要である)、若者の変化を受け止め“その個性や持ち味を生かす”方法も取り入れていることだ。本調査の結果の中にも、些細な違和感を覚えるものがあるかもしれない。そうした結果こそ、なぜそうなっているのか、背景にどんな社会の変化や価値観があるのかを理解しにいくことで、問題よりも生かすヒントが見えてくる。Z世代は教え育てる存在にとどまらず、その異質性に学び生かすことで、共に未来を創っていける頼もしい存在でもある。順応させるだけでなく共創的関係を築くことで、VUCAとWell-beingの時代における、より良い個と組織の在り方を生み出していけるだろう。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズHRDサービス推進部 トレーニングプログラム開発グループ 主任研究員桑原 正義(くわはら まさよし)
時代の変化と共に、各所でこれまでの考え方ややり方の限界が顕在化している。Z世代の育成・定着もまたしかりで、管理職研修では新人・若手対応の悩ましさや難しさが多くあげられる。一見、問題にみえる現象だが、こうしたハレーションは新時代に向けた組織アップデートのヒントを秘めている。
企業の外を見渡すと、さまざまな領域(スポーツ、芸能、NPOなど)でかつてないほど若者の活躍が目覚ましい。そうした事例の共通点は、若者を“これまでの組織観に順応させる”だけでなく(これはこれで必要である)、若者の変化を受け止め“その個性や持ち味を生かす”方法も取り入れていることだ。
本調査の結果の中にも、些細な違和感を覚えるものがあるかもしれない。そうした結果こそ、なぜそうなっているのか、背景にどんな社会の変化や価値観があるのかを理解しにいくことで、問題よりも生かすヒントが見えてくる。Z世代は教え育てる存在にとどまらず、その異質性に学び生かすことで、共に未来を創っていける頼もしい存在でもある。順応させるだけでなく共創的関係を築くことで、VUCAとWell-beingの時代における、より良い個と組織の在り方を生み出していけるだろう。
<図表1>働いていくうえで大切にしたいこと(調査1)Q:あなたが社会人として働いていくうえで大切にしたいことは何ですか?(最大3つまでの複数選択/n=714)
<図表2>身につけるべきこと(調査2)Q:新入社員時代に身につけるべきことの中で、特に重要だとあなたが考えるものを1つ選んでください。(単一選択/n=2,565)
<図表3>仕事・職場生活をするうえでの不安(調査2)Q:あなたが仕事・職場生活をするうえで不安に思っていることは何ですか?(最大3つまでの複数選択/n=2,569)
コロナ禍で対面コミュニケーション経験が少ないこと、就活のオンライン化でリアルでのマナー実践経験が減っていることに問題意識が高まっている可能性がある。
VUCAと言われる中で、正解のなさ、先々の不確実性への不安意識から、仕事の力や成長への意識が高まっているのではないか。
<図表4>仕事をするうえで重視すること(調査2)Q:あなたが仕事をする上で重視することは何ですか?(最大2つまで複数選択/n=2,577)
<図表5>就職先を選ぶうえで重視していたもの(調査1)Q:あなたが就職先の会社を選ぶうえで重視していたものは何ですか?(最大3つまで複数選択/n=688)
<図表6>働きたい職場の特徴(調査1)Q:あなたはどのような特徴を持つ職場で働きたいですか?(最大3つまでの複数選択/n=717)
<図表7>上司に期待すること(調査1)Q:あなたが上司に期待することは何ですか? 〈最大3つまでの複数選択/n=713〉
<図表8>理想の職場・上司の過去10年間比較(調査1)
<図表9>現在の会社への勤続意向(調査1)Q:あなたの考えにより近いのは、A・Bのどちらですか。(単一回答/n=663)
VUCA環境による先々への不安、個性を尊重する教育の広まりが重なり、自己の成長や個性への意識の高まりにつながっている。ただ結果を出すより、仕事の意味や価値実感がモチベーションやパフォーマンスにつながる鍵になっている。
自己への意識は高まっているが、協働の意識が低いわけではない。権限によるリーダーシップから、役割によらず全員が参加し助けあう共創型のチームワークやリーダーシップを志向している。
VUCA環境の中で、企業は学習型組織に転換し新価値創造力を高める必要性が高まっている。上記の新入社員の変化は、この方向にマッチしたものが多く、新入社員の育成を組織アップデートにつなげていくことがお互いにプラスになっていく。
プレスリリースは、PDFでもご覧いただけます。
「新入社員意識調査2025」の分析結果
「人材マネジメント調査2025」を発表
「大手企業の女性社員の昇進に関する調査結果」を発表
職場における「強さを競う文化」に関する調査の結果を発表
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